フジファブリックが3月10日にリリースするニューアルバム「I Love You」に、YOASOBIのikuraこと幾田りらが参加することが発表された。
「I Love You」はフジファブリックの11枚目のオリジナルアルバムで、すでにJUJUが収録曲「赤い果実」に参加することがアナウンスされている。幾田は加藤慎一(B)が作詞作曲を手がけた楽曲「たりないすくない」にゲストボーカルとして参加。今回のコラボレーションについて幾田は「フジファブリックさんの奏でる大きな渦の中で身を任せて自由に歌えた感覚で、とても幸せな体験をさせて頂きました」、加藤は「この楽曲がイメージする女性と少女が混在する人物のイメージにバッチリ嵌っていてこれ以上ない仕上がりになりました!」とコメントしている。
「たりないすくない」はCDリリースに先駆け、明日2月23日0:00より先行配信がスタート。同日22:00からは女優の祷キララが出演するミュージックビデオも公開される。このMVは映画監督の松本花奈が手がけており、「赤い果実」のMVに続いて小説家の小説家の橋爪駿輝がクリエイティブディレクターとして参加している。
幾田りら コメント
今回参加させて頂き、とても光栄です。
楽曲のデモを頂いた時、艶やかで色っぽい雰囲気を、ハートフルで温かなものが包み込んでいるようなイメージがしました。
山内さんの歌声と私の歌声が重なった時、どんな反応が起こっていくのかとてもワクワクしていました。
実際にレコーディングをしていく中で「魔女になったつもりで歌ってみて!」とディレクション頂き、今まで自分の中にはなかった艶感のある声を引き出して貰えた気がします。
私自身19歳から20歳へと歳を重ねたタイミングでのレコーディングだったので、大人っぽさと少女さ、どちらも表現できていたら嬉しいです。
フジファブリックさんの奏でる大きな渦の中で身を任せて自由に歌えた感覚で、とても幸せな体験をさせて頂きました。
加藤慎一 コメント
幾田さん、楽曲「たりないすくない」にご参加いただき本当にありがとうございます!
「I Love You」という僕らにとっても大事な作品、そして大事な1曲をご一緒させていただくという事もあり、たくさんの時間を費やしました。
そんな中で、YOASOBIのボーカルikuraとしての活躍はもちろん、伸びやかで芯のある歌声、そして10代半ばからソロアーティスト“幾田りら”として音楽を背負ってきた決意や意志の強さを感じ、フジファブリックにとってもターニングポイントとなる「I Love You」という作品だからこそ、“この方とご一緒させて頂けたらめちゃくちゃ面白い事になるかもしれない”と思いオファーさせていただきました。
ご快諾頂けた事を聞いた時は喜びが隠せませんでした。
いざお会いした時はくだらない雑談にもお付き合いいただき飾らない人柄に皆一層惹かれていました。
そして歌詞のお話をした時に、何かこれは言えない歌えない事はありますか?と質問したところ“NGなしです!”と答えをもらった事で躊躇なく作詞が出来たので知らずに背中を押されていたのだなと後に思いました。
レコーディング当日も無茶振り的なディレクションにもすらっと応じてもらいこの楽曲がイメージする女性と少女が混在する人物のイメージにバッチリ嵌っていてこれ以上ない仕上がりになりました!
あとはこの曲をいつかステージでも演奏して生を届けたいのでその時は是非ご一緒したいと思っています、楽しみにしております!
松本花奈 コメント
昔からずっと聞いていたフジファブリックさん、そして最近どハマりして聞いていた幾田りらさんのコラボ曲というとても贅沢な作品に携われて幸せでした。ずっとこの夜が続けば良いのに、と願ったことのあるすべての人に届きますように。
橋爪駿輝 コメント
歌詞のイメージを、<一夜の物語>とフジファブリックの皆さんに伺いました。甘くて切なく、永遠のようで刹那的な世界。そんなMVにしようと、キャスト・スタッフみんなでつくりました。素晴らしい楽曲とともに<一夜の物語>へトリップしましょう。