本日5月15日に東京・テアトル新宿で行われた映画「くれなずめ」公開記念舞台挨拶にトータス松本(ウルフルズ)が登壇した。
「くれなずめ」は友人の結婚披露宴で“赤フンダンス”の余興をするべく集まった高校の同級生6人が、披露宴と2次会の間の時間を持て余しながら、昔の記憶に思いを馳せる様子を描いた物語。松居大悟が監督を務め、キャストとして成田凌、高良健吾、若葉竜也、藤原季節、目次立樹らが参加している。
トータスはウルフルズの楽曲「ゾウはネズミ色」が映画の主題歌に使用されたことに関連し、サプライズゲストとして舞台挨拶に登場。「めっちゃ緊張するわー!」と口にしつつ、キャスト陣や監督とのトークを楽しんだ。主題歌を担当することがまだ確定していなかった頃、成田に「どんな曲がいいと思う?」と声をかけていたというトータス。彼は「劇中で僕らの曲を取り上げてくれていることもあったし、やったことない感じの仕事やったから、やんわり(主題歌のオファーが)なくなったらどうかな……と思ったけど(笑)、そうこうしてると成田くんと別の仕事で会うことになって。どんな主題歌にしたらいいか、不安で相談したんです」と当時の心境を振り返った。
キャストたちが「ゾウはネズミ色」の感想を語る中、トータスは劇中で使用されている楽曲「それが答えだ!」についても触れ、「『それが答えだ!』発表から25年くらい経ちましたけど、結局人生に答えがあるのかと言われたらわからない。だから『ゾウはネズミ色』はもっとあいまいな感じ、どこまで行ってもぼやける一方、という曲にしたかったんですね」と主題歌に込めた思いを告げた。そして最後にトータスは「この映画に昔作った曲が関わっているっていうのは、恥ずかしいようなうれしいような……。妙な気持ちになったし、新しい曲で参加できたことも最高の思い出になりました。関われて本当によかったです」と喜びを語った。