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くるり「ばらの花」から「野球」はたまた新曲まで、新旧楽曲で魅せたツアーファイナル

くるり(撮影:岸田哲平)
3年以上前2021年06月11日 9:05

くるりのライブツアー「くるりライブツアー2021」最終公演が、昨日6月10日に東京・Zepp Haneda(Tokyo)で行われた。

サポートメンバーに松本大樹(G)、石若駿(Dr)、野崎泰弘(Key)を迎え、6月2日から全国4都市で計5公演を行ってきたくるり。岸田も「あっという間だった」と語ったツアーのファイナルでは約2時間の間に新曲から代表曲まで新旧さまざまな19曲が披露された。

観客の大きな拍手に迎えられ、岸田繁(Vo, G)が「こんばんは、くるりです。よろしくお願いします」とお辞儀をすると、くるりはR&Bテイストのムーディな「琥珀色の街、上海蟹の朝」でライブをスタートさせる。「ばらの花」「ハイウェイ」「三日月」などファンにはおなじみの代表的なナンバーを豊かなアンサンブルで届けた一方で、温かみのある素朴なリズムの新曲や、夏の風景をノスタルジックに歌った新曲も披露した。

MCでは岸田が「実はくるりはひっそりアルバムを出しておりました。出していたんだが、(ここまで)アルバムの曲をやってない」と告げると、佐藤征史(B, Vo)も「ほんまや(笑)」と驚く。ここから新作アルバム「天才の愛」の収録曲もパフォーマンスしていくと宣言した岸田は、「ファンファンがくるりを脱退いたしました。困るのがライブ。トランペットの音が印象的な曲はどうやってやろうかと思っていたのですが、野崎くんが銀色の機械でトランペットの音とかも出せるみたいなので、それで演奏しようかと思います」と説明。「みんなマスク越しでも不安そうな顔伝わりますよ(笑)。わかるよ。でもこの音に注目してくれ!」と言い放ち、勢いよく「野球」を歌い上げた。

また岸田は同アルバムから「潮風のアリア」も伸びやかに歌唱。さらに「春風」「リバー」といった2000年代初期の人気曲も織り交ぜ、最後は8ビートのシンプルなバンドサウンドが印象的な「ロックンロール」、そしてエモーショナルな「HOW TO GO」を畳みかけ、本編を締めくくった。鳴りやまないアンコールの拍手に応えて、くるりが再びステージに登場。岸田は「いろいろあるご時世ですが、個人的には今まで長いことやってきましたけれども、一番楽しいツアーでございました」と集まったファンに感謝の気持ちを述べ、「pray」「奇跡」を熱演し、ツアーの幕を閉じた。

なおこの公演の模様は6月19日から26日まで配信されることが決定した。3000円の前売り視聴チケットは6月18日23:59までイープラスで販売中。6月19日からは3500円の通常視聴チケットが販売される。また各種配信サービスにて本公演のセットリストと同様のプレイリストも配信されている。

くるり「くるりライブツアー2021」2021年6月10日 Zepp Haneda(Tokyo)公演 セットリスト

01. 琥珀色の街、上海蟹の朝
02. ばらの花
03. さよならリグレット
04. ハイウェイ
05. ※新曲
06. 心のなかの悪魔
07. 三日月
08. ※新曲
09. 花の水鉄砲
10. 野球
11. さっきの女の子
12. ハム食べたい
13. 潮風のアリア
14. 春風
15. リバー
16. ロックンロール
17. HOW TO GO
<アンコール>
18. pray
19. 奇跡

くるりライブツアー2021

配信期間:2021年6月19日(土)20:00~6月26日(土)23:59
チケット販売URL:https://eplus.jp/quruli-streaming/

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