11月3日に公開される映画「劇場版『きのう何食べた?』」の主題歌が、スピッツの楽曲「大好物」に決定した。
「劇場版『きのう何食べた?』」は、よしながふみによるマンガを原作とした、西島秀俊と内野聖陽主演のドラマ「きのう何食べた?」の映画版。「大好物」は本作のために書き下ろされた新曲で、スピッツが映画主題歌を手がけるのは「先生! 、、、好きになってもいいですか?」以来約4年ぶりとなる。
スピッツは過去に西島出演のドラマ「僕とスターの99日」の主題歌を担当しているほか、西島がスピッツの楽曲をモチーフに描かれた映画「海でのはなし。」や、スピッツのアルバム「CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection」「CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection」のCMに出演しており、今回で4度目のタッグとなる。主題歌を担当することについて草野マサムネ(Vo, G)は「レシピをメモりたくなる美味しそうなシロさんの手料理を堪能した後、シメのデザートにスピッツの曲も楽しんでいただけたら幸いです」とコメントしている。
なお現在YouTubeでは「劇場版『きのう何食べた?』」の予告映像が公開されており、「大好物」の一部を聴くことができる。
草野マサムネ コメント
様々な人生の歩み方、新しい家族のあり方、色んな愛の形など、多くの事を問いかけてくれる実は真面目な物語なんですけど、まずとにかく面白いです! アハハと笑わされた後、え?ここで?という場面にふと目頭が熱くなってたりします。なので今回、曲の依頼をいただいたら盛り上がっちゃって、ツルツルっと出来上がったのがこの「大好物」です。なんだか縁を感じています。レシピをメモりたくなる美味しそうなシロさんの手料理を堪能した後、シメのデザートにスピッツの曲も楽しんでいただけたら幸いです。
西島秀俊 コメント
この映画の主題歌をスピッツさんが担当すると聞いて驚きと嬉しさで飛び上がりました。
スピッツさんの楽曲はいつも作品の世界観に優しく寄り添い、観る者の想像力を大きく膨らませてくれます。本当に素晴らしい曲です。
この曲を聴いて皆さんあたたかい気持ちで映画館を出られると思います。
そしてこの曲を聴く度に、映画「きのう何食べた?」の様々なシーンを思い出して頂けたら幸いです。
瀬戸麻理子プロデューサー コメント
当たり前に思えたことが当たり前にできない今ですが、だからこそ、この映画を観た後に「大切な人とご飯が食べたい」という気持ちを持ち帰って欲しい、そんな温かな気持ちにさせてくれる主題歌を映画
のラストに聴かせたい、という想いがありました。
スピッツさんの紡ぐ、心に灯がともるような歌声や歌詞やメロディが作品の世界観に交わることでその想いが叶うのではないか、と主題歌をお願いするのはスピッツさんしかあり得ないという強い想いでオファーさせて頂きました。
草野さんの歌声に柔らかく包み込まれ、大切な誰かを想う、そんな時間を映画館で皆さんに共有して欲しいと願っています。