本日9月11日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて、現在公開中の映画「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」の舞台挨拶が開催され、キャストの横山だいすけ、小林よしひさ、小池徹平、声で出演する西川貴教が登壇した。
「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」は、NHK Eテレで放送されている人気子供向け番組「おかあさんといっしょ」の映画版。映画を観ながら子供たちがクイズや体操ができる“参加型ファミリー映画”で、ストーリーには番組でおなじみの歌や体操が盛り込まれている。舞台挨拶の会場には親子たちが訪れ、その模様は全国51の映画館にも生中継された。
キャストの横山、小林、小池が「みんなー! 元気? だいすけお兄さんもよしお兄さんもてっぺいお兄さんも元気―!」と、挨拶をしたあと、西川は自身が声を当てている「ガラピコぷ~」のキャラクター・スキッパーのパネルを手に持って「なんでもお届け! スキッパー!」と元気いっぱいに叫ぶ。今回ゲストとして初めて「おかあさんといっしょ」の作品に参加した小池は「ここに来ているみんなみたいに僕も観ている側の人間だったから、みんなに楽しんでもらおうという気持ちになれてうれしかった。より『おかあさんといっしょ』という作品が好きになるくらい愛があふれました」とコメントした。
西川は、8月に行われたこの映画の公開直前プレミア上映会では「ヘンテコでカラフルでポップな衣装」というリクエストがあったため、ド派手な衣装を用意していたが、当日ふたを開けてみるとほかのキャストはスーツで、その上映会に同じく登壇した小池と共通のスタイリストだったため危機一髪のところでスーツ姿で出演できたというエピソードを再び披露。「その話の中でNHKとの情報伝達がうまく行かなかったと話したんですが、NHKではなくて日活でした」と前回のイベントでの発言を撤回し、「NHKさんとは素晴らしい関係を作らせていただいているんです。でも日活とはまったく意見が合わないみたいなのでそれがこれからの改善点。今日は振り切りすぎてド派手になっていますが、これも日活への怒りが色に変わっています」と日活への思いを蛍光イエローの衣装に託したことを明かした。
小池は「たかのり兄さんはパンフレットの写真もすごいヘンテコ。皆さん役の素敵な衣装なんですけど、たかのりお兄さんだけ角が……」と、西川の写真のみ今年3月に発売されたシングル「Eden through the rough」のジャケットと連動した角が生えたビジュアルが使用されていることに言及。西川は「これもたぶん日活への怒りですね。怒りが2つの角に代わっています」とプレミア上映会での日活からの伝達ミスを根に持っている様子だった。
その後、さまざまな手遊び歌を組み合わせた“ヘンテコ”な手遊びを小林が披露すると、横山は「これ、よしお兄さんが『間違えないでやってください』って言ってましたけど無理ですよね」とこぼす。西川も「なんて身勝手な手遊びなんだ……」と頭を抱えたが、むちゃくちゃな手遊び歌にしっかりついてきた子供たちを横山は「ちゃんとみんなついてきてくれましたね!」と褒め称えた。
普段は仲良しなお兄さんとお姉さんがケンカをしてしまう物語が描かれる本作。仲直りの秘訣をMCから聞かれた西川は「すぐに忘れることが大事。もちろんいろんな気持ちや思いがあるけど、でもやっぱり長く怒ってるのってしんどい。だったらすぐ忘れちゃったほうがいいかなと思ってます。てへぺろ!」と子供たちにアドバイスを送る。小池も「確かに仲がいい友達なら忘れるのも大事ですよね。あとはなんで相手が怒ったのかを相手の立場になって考えてあげる優しい気持ち」と西川に同意した。
最近の気分転換についてMCから問われた横山は「本編を観る時間はなかなかないので、映画の予告をたくさん観る」という一風変わった気分転換方法で会場を笑わせる。小林は「西川さんが横にいて言いにくいんですけど、筋トレですね。筋トレをすればスッキリします。あと倒立にハマっているので、倒立をして筋トレ。みんなも一緒に筋トレをしましょう!」と会場に呼びかけた。西川は「僕もこのあと(筋トレに)行きます」と話したあと、気分転換の方法として14歳になる“おばあちゃん犬”と最近迎え入れた子犬と遊ぶことを挙げた。小池は「子供がいてバタバタするので、大好きなコーヒーを飲んでリラックスの時間を作ること」とコーヒーブレイクが癒やしだと語る。MCから「豆を挽いたり……?」と聞かれると「いや、インスタントのやつです!」とキッパリ。西川が「そこはこだわらないんだ」と笑うと、小池は「ちょっとでもゆっくり飲んでのんびりしたいんです」と笑顔を見せた。
(c)2021「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」