Apple Musicは、アーティストにスポットライトを当てる「アーティストバイオグラフィ」を新たに公開した。
アーティストバイオグラフィは、アーティストの活動経歴や代表作についてはもちろん、アーティスト自身や作品についての理解を深めるために役立つような多岐にわたるエピソードを紹介するもの。各アーティストページに移動して、トップソング、アルバム、ミュージックビデオ、プレイリストと、カテゴリーごとの作品紹介の終わりまでスクロールダウンすると、Apple Music独自の視点で語られたオリジナルストーリーを読むことができる。
Apple Musicでは「アーティストバイオグラフィ」の公開に合わせ、特集ページも公開。特集ページは13の音楽ジャンルに分かれており、King Gnu、あいみょん、Official髭男dism、Vaundy、山口百恵、BTS、LiSA、Awich、エド・シーラン、カニエ・ウェスト、The Weeknd、アヴィーチー、ビリー・アイリッシュ、Oasisなど、さまざまなアーティストのストーリーを一挙に楽しめる。
King Gnuのアーティストバイオグラフィ一部抜粋
King Gnuは、ジャンルを自在に横断する現代的なミクスチャーサウンドと大衆性を共存させた4人組バンドだ。
東京藝術大学でチェロを専攻していたバックグラウンドを持ち、前身バンド、Srv.Vinciではエレクトロニカやビートミュージックに触発された先鋭的な音楽性を追求してきた常田大希(G/Vo)が一転して、J-Popを強く指向。彼の下に集った同郷の後輩である井口理(Vo/Key)、セッションの現場たたき上げの新井和輝(B)と勢喜遊(Dr/Sampler)と共に、バンド名をKing Gnuと改名し、2017年にアルバム『Tokyo Rendez-Vous』をリリースした。
「メンバーみんな、ドラムに対して、ベースに対して口を出すし、もちろんギター、鍵盤に対しても、歌に対してもそう。そうしたアイデアが絡まり合って、楽曲のスパイスになっているのかなって」。東京のカオス感覚を投影したそのサウンドは、ロックやソウル、ヒップホップ、ジャズ、クラシックや現代音楽などの要素が混在しているが、新井和輝はバンドの揺るぎない根幹についてApple Musicにこう語っている。「曲によりけりですけど、King Gnuはメロディという柱が大前提にあるので、それが強ければ強いほど、僕らは遊べるんです」(続く)