スケボーキングのワンマンライブ「スケボーキング復活ワンチャンワンマンLIVE」が4月8日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催された。
2010年の解散後、2020年2月に活動を再開させたものの、同年4月に復活ライブを行う予定だったイベントが新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となってしまったスケボーキング。その後は配信ライブや一部メンバーでのイベント出演は行われていたが、メンバー全員そろっての有観客ワンマンは2010年6月の解散ライブ以来、約12年ぶりとなった。ライブは、SHIGEO(MC)、SHUN(MC)、MASH(B)、SHUYA(DJ)の4人に、桜井誠(Dr / Dragon Ash、ATOM ON SPHERE)とRaymond(Manipulator / The SAMOS)を加えた6人編成で行われた。
Raymondが最新アルバム「THE NEW ALBUM」の「intro」をSEとして鳴らす中、メンバーが登場。アルバム「KILLING FIELD」の1曲目「Metaphor」でライブがスタートする。その後彼らは「Stone age」「Easy」「YOU ARE GOD」「Calm down dear」や、「THE NEW ALBUM」の収録曲「ビートとベースとスクラッチ」「事のしだい」「キャプテン隊長」「ステイタス」など、新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストでライブを進行。MCでは、渋谷CLUB QUATTROが21年前に初のワンマンライブを行った場所だったとSHUNが明かす。SHIGEOは「よくここまで来れた。いきなりCOVIDくんに横っ面ひっぱたかれたから」と、再始動とコロナ禍が重なったこの2年間を振り返った。
メンバー紹介のあとには「この復活には1人足んないでしょ?」という言葉から「EPISODE 7」が披露される。すると、Kj(Dragon Ash、The Ravens)が踊るようにステージへ登場。そのままラップを繰り出し、会場の盛り上がりは最高潮に達した。「Be my friend forever」では、観客がリズムに合わせて腕を左右に大きく振り、それを見たSHIGEOが「これぞ一体感! これぞ連帯責任!」と叫ぶ場面も。その後SHUNは4月29日に新宿のサーキットフェス「CONNECT歌舞伎町」、6月17日に大阪・Zepp Namba(OSAKA)で開催される「DIAMOND FES 2022」に出演することを告知し、「こうやって先のライブを告知できるのも、なんたる幸せでしょう」としみじみと語った。
ライブ終盤には「TOKIO LV」や、The Chemical Brothers「Galvanize」をマッシュアップした「Devastated」、オーディエンスのハンドクラップが感動的な空気を醸し出す「Child's Replay」が披露され、本編が締めくくられた。その後アンコールで彼らは「いつかどこか」を披露。さらにKjが「どう? スケボーキング。悪くないと思う人、手を挙げてください!!」と叫ぶと、フロアいっぱいに腕が高く突き上げられ、ライブは「episode V」へ突入。Kjが去ったあとに6人は「THE NEW ALBUM」のラストチューン「ネイチャー プレジャー そして鳥の声」を披露し、ライブの幕を下ろした。
「スケボーキング復活ワンチャンワンマンLIVE」2022年4月8日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
01. Metaphor
02. Stone age
03. ビートとベースとスクラッチ
04. Easy
05. YOU ARE GOD
06. キャプテン隊長
07. Strike Back
08. 事のしだい
09. 不気味の谷
10. Another
11. EPISODE 7
12. Calm down dear
13. ステイタス
14. Be my friend forever
15. sign
16. TOKiO LV
17. Devastated
18. Child's Replay
<アンコール>
19. いつかどこか
20. episode V
21. ネイチャー プレジャー そして鳥の声