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アイドルのセカンドキャリアを考える 第2回 佐藤春奈がイメージする、アイドルに寄り添った衣装作り(聞き手:レナ)

2年以上前2022年04月13日 9:03

アイドルは引退後、どのようなセカンドキャリアを送っているのだろう。本連載では元バニラビーンズのレナをナビゲーターに迎え、引退後に異なる仕事に就いて新たな人生を送る “元アイドル”たちに、セカンドキャリアをどう形成したのか、現在の仕事のやりがいなどについて話を聞いていく。

第2回のゲストは、2020年にアイドルカレッジとその派生ユニット・MELiSSAを卒業した佐藤春奈。彼女はアイカレ在籍時代からグループの衣装を制作し、現在はフリーのデザイナーとして、さまざまなアイドルグループの衣装を手がけている。今回は佐藤が衣装制作に目覚めたきっかけや、そのやりがいについて語ってもらった。

取材 / レナ 文 / 下原研二 撮影 / 小財美香子

あきらめきれなかったアイドルという夢

レナ 佐藤さんは2015年にアイドルカレッジに加入していますが、そもそもアイドルを志したのには何かきっかけがあったんですか?

佐藤春奈 もともとアイドルが大好きで、AKB48さんの握手会に行ったりしていたんです。小さい頃からクラシックバレエを習っていたり、中学時代に演劇部に所属していたり、人前に出て目立つのが好きだったりもして。ずっとアイドルから元気をもらっていたから、高校生のときにAKB48のオーディションを受けてみたんです。結局、最終オーディションで落ちてしまったんですけど、「私でも可能性があるのかな?」と考えたりもして。その経験が自信にもなったけど、どこかで「自分がアイドルになるのは現実的じゃないよな」という思いもあって、それ以降オーディションなどは受けずに服飾系の大学に進学しました。

レナ 服飾系の大学を選んだのには何か理由があったんですか?

佐藤 母が服飾の大学を出ている影響もあって、小さい頃から編み物をしたり、縫い物をしたり、粘土で何かを作ったりするのが好きだったんですよ。でも特別「洋服を作りたい!」みたいな気持ちはなくて、当時は自分の得意分野を伸ばして技術が身に付けばいいな、くらいの漠然とした動機でしたね。

レナ なるほど。でも明確な目的がなかったとはいえ、自然と服飾大学を選ぶくらい物作りが身近にあったんですね。

佐藤 そうですね。ただ、大学生活を過ごす中で何か物足りなさを感じていて、アイドルというお仕事に対しての未練が強くなってきたんです。それで20歳の頃に両親に「どうしてもアイドルに挑戦してみたい」と相談したら、「じゃあ、オーディションを受けてみなさい」と言ってくれて。それでいろんなグループについて調べていたら、アイドルカレッジのメンバー募集を見かけたんです。当時はグループについてあまり詳しくなかったんですけど、アイカレ好きの友達が「いいグループだよ」と勧めてくれて。

レナ そうだったんですね。アイカレのどういった部分に惹かれたのでしょう?

佐藤 言い方が悪いかもしれないですけど、なんちゃってアイドルみたいなグループには入りたくないと思っていたんです。アイカレはオーディションを受ける前にライブを観させていただいたんですけど、そのときのパフォーマンスがすごかったんですよ。それにメンバーの雰囲気もよくて直感的に惹かれるものがあったんだと思います。だからほかのグループも見てみたい、みたいな気持ちも一切ありませんでした。

きっかけはスタッフの一声

レナ 佐藤さんはアイドルカレッジ加入後の2017年に北海道で開催されたイベント「YOSAKOIソーラン祭り」をきっかけに、本格的に衣装制作を担当するようになったんですよね。

佐藤 よく調べていただいて、ありがとうございます(笑)。その少し前から自作の衣装を自分で着ていて、それをスタッフさんが見てくださっていたらしいんですよ。「YOSAKOI」の開催日と卒業制作の期間が被ってしまって、出られないなと落ち込んでいたら、スタッフさんが「じゃあ衣装を作ってみたら?」と提案してくれて。

レナ いい運営さんですね。自分が作った衣装をほかのメンバーに着てもらっていかがでした?

佐藤 そのときは11着作ったんですけど、なんとも言えないくらいうれしかったですね。アイカレはみんなかわいいし、ダンスもすごいんですよ。パフォーマンスがしっかりしてるから、私が作る衣装もよく見えるというか(笑)。「YOSAKOI」は開催場所が札幌だから、実際に見に行くことはできなかったけど、その様子はTwitterで逐一チェックしていました。そしたら衣装を褒めてくださる声がすごく多くて。アイカレは人数が多いから、何か突出したものを持ってないとファンの方の心をつかむのが難しいんです。だからこそTwitterでの反応を見て、衣装制作という分野で自分がクラスメイト(アイドルカレッジのファンの呼称)さんに評価してもらえたのがすごくうれしくて。

レナ パフォーマンス以外の部分を評価してもらえたわけですね。ちなみに大学ではどういったことを学んでいたんですか?

佐藤 私の通っていた学校は、1、2年生は服の作り方やデザインなどの基礎的なことを学んで、3、4年生からは専門的なコースに分かれるんですね。2年生の終わり頃にアイカレに入ったんですけど、平日は学校に通いつつ、レッスンを受けて、土日はイベント出るみたいなスケジュールだったから、なかなか両立するのが難しくて……。それで3年生になるタイミングでどのコースに行くか悩んだんですけど、少人数の機能デザインコースというところに進んだんです。当時の先生が本当に面倒見のいい方で、アイカレのワンマンを観に来てくださったり、大学を1日休んだだけでも長文のLINEを送って励ましてくれたり、すごく助けられました。私が今やっているお仕事とはあまり関係ないコースでしたけど、そのコースを選んでよかったなと思います。

レナ ちなみにその頃はまだ衣装制作には目覚めていなかった?

佐藤 そうですね。まずはアイドルとしてのパフォーマンスを磨いてごはんを食べて行くというのが目標だったので、「衣装さんになりたい」みたいな気持ちはなかったです。でも、アイカレの面接を受けたときに、事務所の方から「服飾系の大学に通っているなら、将来的に衣装の仕事とかもできるんじゃないの?」と声をかけてもらったのは覚えています。当時はまったくそんなことを考えてなかったので、「ああ、そうですかね」くらいのテンションでしたけど(笑)。

レナ (笑)。運営さん的にはそういう進路も見えていたのかも。

佐藤 確かにそうかもしれないです。だから私にとって事務所の存在はすごく大きいんですよ。

レナ 衣装作りをしていて、大学時代に学んだことが生きる瞬間って何かありますか?

佐藤 大学卒業のときに衣装に起こる不具合を調査して卒業論文にしたんですよ。天然素材じゃない化繊の生地が肌に触れると、汗をかいたときに摩擦で肌が荒れちゃうんです。そういうのを全部写真に撮って、次の衣装作りの参考にしたりして。在学中は、そうやって制作と実演を繰り返す期間でもあったから、今のお仕事にも生きていると思います。

レナ 確かにそういう不具合って、実際に着てステージに立ってみないとわからなかったりしますもんね。

佐藤 本当にそうなんですよ。かわいいだけじゃダメというか、そういう裏側のことは実際に試してみないとわからないので。

新しい挑戦が自信につながった

レナ 佐藤さんは2020年7月にグループを卒業するわけですけど、卒業に踏み切ったきっかけはなんだったんですか?

佐藤 グループの一員として5年間活動してアイドルをやりきったという思いがあったのと、もう1つはコロナ禍になって考える時間が増えたことが大きな理由ですね。コロナ禍に入りお仕事がなくなって、「何か作りたいな」と考えていたとき、「最近和柄じゃない浴衣が流行ってるな」とアイデアが浮かんできたんです。何か新しいことに挑戦したいと考えていた時期でもあったから、そういうニーズに応えられるような浴衣を作るのはどうだろうと思って。あとアクセサリー作りにも凝っていたので、浴衣と一緒にオンラインで販売してみたんです。

レナ 2020年6月に立ち上げたハンドメイドブランド「PALMLAND」ですね。

佐藤 はい。ハンドメイドなので小規模ではあるんですけど、その活動がすごく楽しかったんです。それまでとは違うニーズに応えられた充実感があったというか。それとMELiSSAのスタッフさんが「新しいアイドルグループを立ち上げるんだけど、一緒にやってみない?」と声をかけてくれて、少しずつ外部の衣装制作のお仕事をもらうようになったんです。いくつか案件を進めていくうちに「あ、卒業するなら今かもしれない」と思って。

レナ ほかのグループの衣装制作を任されたり、自分が手間暇をかけて作ったブランドのアイテムを買ってくれる人が増えていく中で自信が付いたのかもしれませんね。

佐藤 それはありますね。昔はSNSのフォロワーは男性のほうが多かったんですけど、卒業して衣装の画像をアップするようになってからは女の子の割合が高くなって。それにアイドル時代よりも認知されるようになったんです。生地屋さんに行ったら声をかけられることもあって、最初は「え、私に?」と戸惑ったりして(笑)。

レナ それだけ佐藤さんが作るものに魅力を感じている人がいるということですよね。やっぱり手に職を付けるって大事。

佐藤 手に職は神! 何か1つでもいいから好きなことを掘り下げて勉強するのはいいことだと思います。

アイドルとスタッフの相乗効果

レナ 佐藤さんは現在さまざまなグループの衣装を手がけていますけど、ご自身が元アイドルという立場だからこその気付きって何かありますか?

佐藤 私は衣装制作担当として呼ばれたわけだから、そのことだけを考えればいいんだけど、自分もアイドルをやっていたからこそ「この子はすごくがんばってるから、もう少しなんとかよくしてあげたいな」と気持ちが入ることがあるんです(笑)。だからアイドルはファンの方の心を動かすだけじゃなくて、周りのスタッフさんや、関わってくれている人の心をつかむのも大事だなと、スタッフとして携わるようになってすごく思うんです。

レナ 確かに、運営がやる気にならないとアイドルは活動できないですもんね。だから私はファンの方にも、アイドルばかりにラブコールを送るんじゃなくて、運営にも思いや愛を伝えてほしいなと思っていて。アイドルはファンの方からたくさんの思いをもらいますけど、運営の場合はやったぶんだけ返ってこないことの方が多いような気がするから。

佐藤 うんうん。現役時代はステージに立ったり、大きいワンマンを達成したり、ファンの方とお話することでやりがいを感じていたけど、スタッフさんがそれを感じる瞬間ってどれだけあるのかなと思いますよね。

レナ だからアイドル側も運営さんに感謝の気持ちを伝えることが大事というか。アイカレの石塚汐花さんが卒業して衣装を事務所に返却するときに、全部の衣装に付箋を貼って感謝の気持ちをつづっていましたけど、すごく素敵だなと思って。

佐藤 あれは素晴らしいですよね。例えばシングルの衣装だと、それにまつわるメッセージを書いていたりして。アイドルの卒業の最上級だと思いました(笑)。しおちゃんは同じチームで、ライバルだった時期もあったんですよ。でもすごく大切な先輩で、卒業ライブの衣装を作らせていただいたときは今までで一番気合いを入れて作りました。

レナ 真っ赤な衣装ですよね。気合いが入っているのが伝わってきました。

佐藤 本当に寝ないで現場に行くくらい、めちゃくちゃ気合いが入ってました(笑)。

レナ やっぱり相乗効果なんですよね。アイドルのやる気がすごいと、衣装を作る側もやる気が出るからステージがいいものになるというか。

佐藤 そうそう。「あの子があれだけがんばっているなら、こっちもしっかりサポートしよう」という気持ちに本当になるんですよね。

レナ これ現役のアイドルの方が読んでいたら、ぜひ意識してみてほしいですよね。

佐藤 皆さん、本当にそうしてください!(笑) 今は1人のスタッフ、1人の個人事業主として現場に行くと、いろんな大人の方と話す機会があるんですね。そうすると余計ちょっとした心遣いが大事だったんだなとわかるんですよ。

レナ それってアイドル時代からなんとなく感じていましたか?

佐藤 いえ、私はけっこう雑だったかもしれないです(笑)。今思えばもっと大事にしなきゃいけなかったなと反省してます。

レナ (笑)。アイドル時代はグループの一員として活動しているから、責任感も分散しちゃってそういったところまで目がいかなかったりしますよね。少しの努力ではあるんですけど。

佐藤 そうですね。笑顔で「おはようございます」を言うとか、そのくらいのことでいいと思うんですよ。もちろんできる子のほうが多いとは思うんですけど、それがいかに大事なことだったかを社会に出て感じていますね。

レナ そのほかにアイドルの経験が社会に出て役立ったことはありますか?

佐藤 ファンの方も運営さんも年上の方が多かったので、そういう人たちと話すスキルはすごく上がったと思います(笑)。もともとよく話すほうだったけど、アイドルとしてステージに立ったり、ファンの方と触れ合ったりする中で、よりコミュニケーション能力が身に付いたというか。アイドルは少しでもチャンスがあったらチャンスをつかみにいかなきゃいけないから、そういう精神性も今の仕事に役立っていると思いますね。やっぱりフリーの人間はガツガツ行かないと、お仕事をもらえないので(笑)。

レナ アイドルは運営さんが敷いてくれたレールの上をいかに華やかに歩んでいくかが大事ですけど、フリーだと自分1人でその道を切り開いていかないといけないですもんね。

佐藤 そうですね。1人でお仕事をしてみて、いろんなことを考えられて、いろんなことに挑戦できる環境は楽しいなと思う反面、自分から動かないと本当になんにもならないんだなと気付かされました。

アイドルに寄り添った衣装作り

レナ アイドル衣装の流行りみたいなものってあるんですか?

佐藤 あると思います。グループごとにコンセプトがあるので一概には言えませんが、ライブアイドルの子たちはフワフワフリフリのやつとか、大きいリボンが付いた衣装を着たいみたいで。胸に大きいリボンを付けて、フワフワのパニエで、後ろの丈が長くて、みたいなオーダーが多いですね。

レナ なるほど。その流れってどこから来てるんでしょうね。

佐藤 うーん、たぶん、ゴスロリにもう少しアイドルっぽいキラキラを加えているというか。あとはオフショルダーにしたいとか、お腹出しにしたいというのはほぼ100%言われますね。

レナ お腹出しは寒そう(笑)。

佐藤 (笑)。お腹を見せると細く見えるんですよね。

レナ 皆さんそれぞれ自分のスタイルや似合うものがわかっているんですね。

佐藤 そうですね。みんな「ここを出したらきれいに見える」とかのこだわりがあるから、細かく打ち合わせをする必要があるんです。自分がアイドルをやっていたからこそ、そういう気持ちに寄り添いたいなと思っていて。

レナ 逆に「佐藤さんにお任せしたい」という子もいるんですか?

佐藤 いますね。なんでもいいというよりは、自分に似合うものがわからないからお任せしたいみたいな。そういう場合は、その子が好きな洋服やスタイリングをヒアリングするんです。私は本人が好きなものが一番似合うと思っているので。

レナ ガチガチにオーダーが決まっているのと、佐藤さんにお任せしたいという子とヒアリングしながら作っていくのはどちらが楽しいですか?

佐藤 どちらも楽しいですね。その子が考えるものを形にしていくのは新鮮だし、自分では思い付かないような発見があったりするんです。逆にお任せの場合は、その子に似合うものを全力で作ろうと思えるから、どちらも違うモチベーションの持ち方ができるというか。

やりたいことがあったら言葉にしよう

レナ ここまでお話を聞いて、佐藤さんは大変そうなことも楽しそうにお話されているので、充実したセカンドキャリアを送っているんだなと思いました。

佐藤 大変なことも多いですけど、やりがいは大きいですね。自分の技術でごはんが食べられたり、少し広いお家に引っ越せたり……お金のためにやっているわけではないですけど、そういうふうに対価が付いてくると「私、もうちょっと行けるのかも!」とがんばれるんですよね(笑)。

レナ そういう体験をすると大人になった感じがしますよね。

佐藤 そうなんですよ。一方で時間に追われる日々ではあるんですけど(笑)。あと、1人になってみて、私は本当にアイドルが好きなんだなと改めて思いました。その気持ちだけでやっていけるんだなって。

レナ 元アイドルだからこその視点を持ってお仕事に取り組む佐藤さんを見ていると、アイドルとの関わり方もたくさんあるんだなと思いました。

佐藤 アイドルの気持ちがわかるからこそ、アイドル関連のセカンドキャリアっていろんな分野であると思うんですよ。「アイドルって卒業したあとどうするの?」と思われがちだから、いろんな選択肢が生まれたらいいなと思っていて。先駆けと言ったら大げさですけど、私の活動を通して現役の子たちに「こういう道もあるよ」と示せたらいいなって。

レナ 今、将来について悩んでいるアイドルたちに何かアドバイスはありますか?

佐藤 先ほども話に出ましたけど、スタッフさんや自分に関わってくれる人を本当に大事にしてほしいですね。あとはやりたいことがあったら、ちゃんと口に出して周りに伝えることが大事。私の場合、衣装の仕事も自分からスタッフさんに協力をお願いしていろんなところとつなげてもらったので。だからまずは口に出せる夢を持つことですかね。

レナ アイドルにとって運営さんはすごく大人に見えるから、自分の意見を伝えづらいというのもあると思いますけど、そうやって行動することは大切ですよね。

佐藤 そうですね。最初は緊張するかもしれないけど、やりたいことがあるならグイグイいかなきゃダメです。やっぱり黙っていたらなんにも起こらないですから。

レナ ありがとうございます。では最後に、今後の目標について聞かせてください。

佐藤 今はオーダーを受けてアイドル衣装を作っていますけど、ほかにも違う視点の需要があると思うんです。今の時代、アイドルみたいな活動をしている方がたくさんいるじゃないですか。例えばTikTokやYouTubeで活躍している人だとか、みんなの憧れになったり癒やしの存在になったりする人はみんなアイドルだと思うんですよ。そういう子たちが着る衣装を作れたらいいなと思っていて。例えばそういう人たちがサンタのコスプレをして配信したいと思っても、チープなパーティグッズを着るのは嫌だと思う。でもオーダーメイドだと金銭的に難しいと思うから、パーティグッズと完全オーダーの中間くらいの価格帯でクオリティの高い衣装を提供できたらいいなって。

レナ うんうん。

佐藤 あとは事業の規模をもっと大きくしたいですね。今はアシスタントの子が1人いるんですけど、まだ人を雇ったりするほどの余裕はないので。将来的に会社化して従業員を抱えて、それこそ元アイドルの子たちを積極的に採用できたら理想的だなと思います。アイドルという職業を無駄にしないというか、まだまだ将来のことはわからないけど、そういう野望は持っているんです。

レナの取材後記

盛りだくさんのインタビューを読んでいただきありがとうございます!
佐藤さんとのお話はすごく楽しく、質問事項もたくさん考えていったのですが、最初と最後しかノートを見ないくらいあっという間に時間が過ぎていました。
佐藤さんとのインタビューはひと言で言うと、人を引き寄せるパワーを感じた時間でした。
佐藤さんと言う人柄、姿勢、感性。

すごくまっすぐにお仕事について話す彼女の姿に、私も引き寄せられていった気がしました。
それはきっと彼女の周りにいるアイドルさん、運営さん、スタッフさん、そしてファンの皆さまも同じことを感じられているではないでしょうか?
ひたむきな姿勢が佐藤さんのセカンドキャリアを明るいものに導いた1つの要因でもあると思います。

自分がどうありたいか、どう見られたいかを考えてみても、
なかなか自分が思った通りには理解されないことが多いと思います。

でも

この人、なんかハッピーなオーラでてるな~
この人、なんか幸せそうだな~
この人、なんかいいな~
みたいな感覚って、自分のさじ加減1つで
他人にも与えることが可能な気がします。

何が言いたいかまとまりない感じになりましたが、
今回のインタビューは後書きを書かなくても
充分なくらい読み応えのあるものになったと思います。

手に職も大事、それと同じくらい
自分が幸せでいることも、もっと大事。
そんな気がするよ。

最後まで読んでくださいまして
ありがとうございました。

佐藤春奈(サトウハルナ)

2015年から2020年までアイドルカレッジのメンバーとして活躍し、同グループの派生ユニット・MELiSSAのリーダーも担当。また服飾専門大学を卒業しており、現役時代からグループの衣装制作を手がけていた。引退後はフリーの衣装デザイナーとして、さまざまなアイドルグループの衣装を制作。デザインはもちろん、生地の仕入れから縫製までを自身で行っている。2020年6月にはハンドメイドブランド・PALMLANDを立ち上げた。
佐藤春奈 (@ic_paruna0417) | Twitter
佐藤春奈【アイドル衣装製作】 (paachan0417) ・Instagram
PALMLAND (@palmland_costume) ・Instagram
PALMLAND official (@palmland_by_paruna) ・Instagram

レナ

2007年にデビューした女性アイドルユニット・バニラビーンズの元メンバー。バニラビーンズはスウェディッシュポップを意識したサウンドとレトロなビジュアルで渋谷系ファンなどから高評価を得る一方で「ガラス張りトラック生活」などの風変わりな活動でも注目を集めた。2018年9月にラストシングル「going my way」をリリースし、10月のライブをもって解散。バニラビーンズ解散後は、トークスキルを生かしてMC・タレント業をメインに活躍しており、“多摩川のおんな”としてボートレース多摩川の選手インタビュー、生配信の番組進行を担当している。
レナ(多摩川のおんな) (@VB_Rena) | Twitter
レナ(多摩川のおんな) (@vb_rena913) ・Instagram

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