潮紗理菜(日向坂46)が主演する舞台「フラガール - dance for smile -」が、東京・新国立劇場 中劇場で5月14日に開幕する。上演に先駆け、本日5月13日に舞台挨拶および公開ゲネプロが行われた。
「フラガール - dance for smile -」は、2006年に公開され、「第30回日本アカデミー賞」の最優秀賞や「第80回キネマ旬報ベスト・テン」1位を獲得した映画の舞台版作品。今回の公演は再演で、舞台単独初主演となる潮が主人公でフラガールのリーダー・谷川紀美子を演じる。ほか、炭鉱の娘たちにフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に矢島舞美、紀美子の親友・木村早苗役に太田夢莉、舞台版オリジナルキャラクターのフラガールメンバー・飯田和美役に兒玉遥がキャスティングされた。
舞台挨拶で、潮は「紀美子ちゃんはすごく芯があって仲間のためにがんばれるカッコいい女性です。自分にとっての憧れの存在なので、少しでも近付けたらという思いで皆さんに気持ちを届けていけたらと思います」と、役柄の紹介を交えながら挨拶。今回が3度目のまどか役となる矢島は「毎回新鮮な気持ちですし、実際稽古場でうしちゃん(潮)が成長していく姿に心打たれていたので、まどかが紀美子に心打たれる感覚もこんなふうなんだろうなと感じていました」と、自身の感情を重ねながら役柄について語った。
質疑応答で今作の見どころを問われた際には、潮が「なんと言っても舞台オリジナルキャラの和美がいらっしゃいますし、たくさんたくさん練習してきたフラダンスも観ていただきたいと思いますし、男性キャストの熱い存在感も素敵です。私はあまり舞台経験がないのですが、『舞台ってこんなに素敵で素晴らしいんだ』と思える要素が、『フラガール』には詰まっていると思います!」と瞳を輝かせながらアピールした。最後に意気込みを問われると、潮は過去の舞台版「フラガール」で紀美子を演じた井上小百合(ex. 乃木坂46)と樋口日奈(乃木坂46)に触れ「衣装を着ると井上さん、樋口さんの名前があって、そこに私の名前が書かれて。着るたびに身も心も引き締まる思いです」と語る。そして「背筋は伸びるけど背伸びはせず、私らしく自分なりの紀美子を演じられたらと思います。上演期間中のお天気はあまりよくないみたいなのですが、劇場の中は常夏の太陽のような明るい光をみんなでお届けできたらと思っています!」と、等身大の自分で全力を尽くすことを誓った。また潮は「普段の日向坂46のライブ会場からすると、想像できないくらいの近さ」と客席を見渡し「こんなに近い距離でお芝居をお届けできることに、緊張とうれしさを感じております。舞台は一瞬一瞬が違うし、1日として同じステージはないと感じているので、精いっぱいがんばります」と、重ねて意気込みを語っていた。
「フラガール - dance for smile -」は東京・新国立劇場 中劇場で5月14日から23日まで上演。