原因は自分にある。の大倉空人が、本日6月3日に東京・池袋HUMAXシネマズで行われた出演映画「レッドブリッジ」の先行上映イベントに登壇した。
明日6月4日に2作同時公開となる山嵜晋平監督作「レッドブリッジ」「レッドブリッジ ビギニング」は、少年院上がりの不良少年4人の“等身大”を描いた青春活劇映画。「レッドブリッジ」では4人の少年院での出会いが、「レッドブリッジ ビギニング」では、「レッドブリッジ」へと続く因縁が前日譚として描かれる。主要キャストは430人を超える応募者が参加したオーディションによって選出され、腕っぷしがめっぽう強く友情に熱い主人公・今西大輝役は豊田裕大が務める。大倉は、短気でケンカっ早い坂口海斗を演じた。
山嵜監督、豊田、共演の兵頭功海、松尾潤とともに観客の前に姿を見せ、「坂口海斗役の大倉空人です」と笑顔で挨拶した大倉。トークセッションでは、まずオーディション時の思い出について司会者から聞かれ「めちゃくちゃ楽しかったんです。こんなに楽しいと思えるのが初めてで、この作品に携わりたいなと思いました」と返す。すると、この大倉の答えに山嵜監督が「どんなふうに楽しかったの?」とさらに質問。大倉は「周りの役者さんが上手で、その中で演技ができたこともそうだし、監督からアドバイスをもらえたこともうれしかったです」と、監督の顔を見ながら当時を振り返った。
また大倉は、配役が決まったときには「坂口役で受かるんだ!」と思ったという。「僕自身とかけ離れているなと思ったので、どう演じようか考えました」と話し、「友達といるときと親父といるとき、それぞれの表情の違いを見せたくてがんばった」と役作りの苦労を明かすひと幕も。一方で、司会者から自分自身と役柄との共通点を問われると、彼は「友達と一緒にいるのがすごく好きなので、それはすごく共通しているなと思いました」と自己分析をしながら質問に返答した。
メインキャスト4人の仲のよさについて、大倉は「シーンが終わると、『よかったよ』とか『めっちゃいいじゃん』とか声をかけ合っていたんです」と明かし、「そういうことも、作品を作るうえでのモチベーションになったというか。意識を高く保ちながら演じ続けられた原因なのかなと思います」と続ける。すると豊田は「空人がずっとポジティブな発言をしてくれるんですよ。気持ちのいい挨拶から始まり……」と、現場での大倉の振る舞いについて告白。これには兵頭も「空人、ずっとほめてくれてたイメージあるわ」と同調する。仲間の2人からの証言に、大倉は「だって、みんなめっちゃいいんだもんー!」と返し、共演者たちから即座に「なんか嘘くさくなるな!(笑)」とツッコまれていた。
そしてトークセッションの最後、豊田は「『レッドブリッジ』という作品は、社会のどこかで実際に起きていること、難しい環境で育った人たちのことをちゃんと描いた作品です。自分たちとは違う生き方の人たちの姿を『こういう人がいるんだ』と流さず、自分の中に留める目線で観ていただけたらうれしいです」と真摯に訴えて舞台挨拶を締めくくった。
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