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hide映画「TELL ME」公開初日舞台挨拶で今井翼、塚本高史ら好きなhide曲を語る

映画「TELL ME ~hideと見た景色~」初日舞台挨拶の様子。
2年近く前2022年07月08日 13:05

本日7月8日に全国上映がスタートした映画「TELL ME ~hideと見た景色~」の初日舞台挨拶が、東京・新宿バルト9で行われた。

「TELL ME ~hideと見た景色~」はhideの実弟・松本裕士氏による著書「兄弟 追憶のhide」をもとに、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描いた映画。hideの弟で主人公の裕士役を今井翼、hide役をJUON(FUZZY CONTROL)、hideの共同プロデューサー・I.N.A.役を塚本高史、hide事務所チーフマネージャー・児玉役を細田善彦、レコード会社重役・鹿島役を津田健次郎が務めた。またI.N.A.とともにhideの没後に3rdアルバム「Ja,Zoo」を作り上げ、hide本人不在の中でツアーを行ったhide with Spread BeaverのメンバーであるJOE(Dr)を俳優兼ドラマーの川野直輝、CHIROLYN(B)をSEX MACHINEGUNSのベーシスト・SHINGO☆、KIYOSHI(G)を俳優の笠原織人、D.I.E.(Key)をオリジナル曲の歌ネタを多く持つお笑い芸人・くぼゆうき、そしてKAZ(G)をギタリスト、プロデューサー、作曲家の片岡麻沙斗が演じている。

初日舞台挨拶では、裕士役の今井、I.N.A.役の塚本、hide役のJUON、児玉役の細田、そしてJOE役の川野の5人が、映画を観終えたばかりの観客の前に登壇した。今井は「僕は6回くらい家でこの映画を観ています。現場でもhideさんを思いながら過ごしていましたし、映画を何度観ても、hideさんをすごく近くに感じました。これだけ繊細な題材ですので、1人ひとりがhideさんを思って撮影をしていったわけですけど、映画が完成して、その思いが集結した喜び、感慨がすごくありました。決して押し売りではありませんけど、僕は何回も観てしまいました(笑)」とユーモアを交えてコメント。さらに「今日が初日ですからね。僕もこの日を迎えるにあたってドキドキして、裕士さんのように期待と不安があったんですが、目の前にいる皆さんの表情を見て安堵しています」と話した。塚本は「僕はI.N.A.役で翼くんとのシーン、音楽制作に携わるシーンが多く、音楽監修も務めた川野くんとも話す機会が多かったです。hideさんの世に出ていないテイク(音源のデータ)が使われていたりして、現場で盛り上がってました」と語った。塚本や今井とフレンドリーな雰囲気で笑い合っていた川野は「映画を観終えて、ほっとしたと同時に、感動しました」と映画の感想を語った。

続けてJUONは「(映画を観て)最初から感動と涙、涙、涙でしたね。観てくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいですし、この話をいただいてからhideのことばかり考えてきました。言葉に表すのは難しいけど、言えることは、『皆さん本当に観てくれてありがとうございます』です。この言葉に尽きます」と公開初日を迎えた感想を語る。さらに比類なきロックスター・hiideを演じるという難しい役どころを演じたことについては「光栄なことなので、プレッシャーは考えれば考えるほどありましたが、あれこれ考えていると中途半端かなと思いましたし、実際にはプレッシャーよりも喜びが勝りました」と振り返った。細田は映画の後半のライブシーンについて「圧巻でした」と述べ、「ライブを見守る裕士を演じる今井さんの表情が本当に素敵でした。今井さんなのか、裕士さんなのかわからなくなるくらいで、感動的なシーンでした」と話す。その言葉を受けて今井は「あのライブシーンは原作でも台本でもそうですが、あのライブにたどり着くまでがなかなかの道のりで。それぞれがhideさんを思って、それでもなかなかうまくいかない。裕士さんとしても不安があって。でもようやくみんなの思いが一致して、hideさんがとにかくファン思いだったように、ファンにベストなものを届けるという。ようやくライブの時間を迎えるあの瞬間は、期待と不安が特に強かった場面だったと思うし、演じていてもそんな思いが強かった記憶が残っています」と振り返った。

また裕士の上司で気難しいオーラを持つhideのチーフマネージャー・児玉役を演じた細田は、「(あとからhide事務所に入った)裕士の壁にならなきゃいけない立場の役どころでした。でも僕は今井さんのことを中学時代から見ていましたし、演技をしつつも、『中学時代から見ていたんだ」という思いを抱いていました」と、長年の芸能キャリアを持つ今井に目配せをしながら微笑んだ。そしてドラマーのJOE役を演じるとともに、映画の音楽監修を務めた川野は、「監督からJOEさんについては『リーダーシップがあって、ケンカっ早いところがある』と聞き、また知り合いの方からは『男気のある方』だと伺いまして、それを踏まえて演じました。ドラムセットはJOEさんの現行のセットを使わせていただきました!」と興奮した様子。音楽監修については「チャレンジでした。すべては台本作りに始まり、アイデア出し、撮影終わりの編集、音と映像が合っているかのチェックなど、すべてで丁度いいものを作り出そうとやっていました。だから、たぶん僕が一番映画を観ているんじゃないかな(笑)」とはにかんだ。塚本は改めて川野の活躍ぶりに触れつつ、「『HURRY GO ROUND』のレコーディングでKAZがアコースティックギターを弾いているシーンで使われている、本物のトラックを聴かせていただいて感動しました」と、マニアックなhideファンらしいポイントで興奮したことを明かす。そんな塚本について今井は、「高史くんは生粋のhideさんファンで。コスチュームにしても楽器にしても、高史くんだからわかっていることが随所に表れていました。エンドロールに『監修:塚本高史』と書いてもいいんじゃないかな?」と称賛すると、川野も「監督(塚本連平)と同じ名字だから、『塚本たち』でもいいくらい!」と会話に乗じた。

マニアックなhideトークが続き、塚本は「衣装では最初、都合によりロゴが使えなかったんです。でも『どうしても使いたい』と思って、なんとか使えることになりました。僕は昔、hideと同じものが欲しくて、グッズを買い漁っていた時代があったので、(hide with Spread Beaverのロゴは)はずせなかった」とこだわりを貫いたとコメント。JUONは劇中で着けている指輪が塚本の私物だということを明かした。さらに「ROCKET DIVE」のテレビ収録シーンの裏話として、塚本は「最初、このシーンではhideがイエローハート(hide愛用のハート柄のギター)を持つ予定だったんです。だけど、そこはJG(JG-CUSTOM)でしょ!と言うことで、ひと悶着がありました(笑)。なぜなら、実際のテレビ収録でギターは持っていなかったけど、『ROCKET DIVE』でギターを持つとしたら、あの(ミュージックビデオでも弾いている)JGを持ってくれ」と、マニアックな話を展開。ファンを喜ばせた。

舞台挨拶の終盤には、好きなhideの楽曲について登壇者がコメントした。今井は「TELL ME」を挙げ、「hideさんが自分に問いかける思いというか、自分自身に問いかけながら、どういう表現ができるのかを思っているということで、僕が感じることがあって。この映画を通して『TELL ME』の思いが強くなりました。ほかにも『ever free』とか、Xだと『JOKER』、後期は『SCARS』が好きです」と答える。続けて塚本は「DICE」が最初に聴いた曲だと話し、「この人は誰?となって、ビジュアルが気になって、ギターが好きになって、親にhideモデルをねだって。『DICE』がなければ、プライベートでバンドもやってないでしょうし、この映画にも出られてないでしょうね。この曲がなかったら、今の僕を形成できていなかったでしょう」と、hideに多大なる影響を受けたことを明かした。

さらにJUONは自身のお気に入りの楽曲が「ROCKET DIVE」で、5月に行われたhideの命日のメモリアルライブで出演した際にこの曲をギターボーカルで歌ったと説明。「お守りのような曲で、悩んでいるときに寄り添ってくれるし、hideが自分を導いてくれるような思いになります」と話し、表舞台で今後も歌うかについての言及は避けたものの、「心の中で歌い続ける」とした。細田は今井と同じく「TELL ME」を挙げ、映画に出ることが決まってからさまざまなhideの楽曲に触れる中で、「映画のタイトルになるくらいだし、hideファンの第一歩みたいな曲かなと思った」ため、好きな曲であると伝えた。そして川野は、登壇者の中で唯一「MISERY」をお気に入り曲とし、その理由について「その曲にまつわるエピソードも素敵なので。まだ知らない方は調べてみてください」と説明。それぞれがhideの曲への思いを語った。

最後に今井が一同を代表して挨拶。「皆さんそれぞれの感じ方があったと思います。僕らとしても常にhideさんを思いながら現場で収録を重ねて、作品を完成させることができました。僕が言うのもおこがましいですが、今のこの時代にhideさんが亡くなってずいぶんと月日が経ちますが、改めてhideさんへの思いを共有できることをうれしく思っています。もしよければ帰り道、作品とhideさんの余韻を感じながら、お帰りいただけたらうれしいです。今日はありがとうございます」と映画を観終えたばかりのhideファンにメッセージを送った。

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