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吉高由里子×北村匠海×大石静タッグで10歳差ラブストーリー描くドラマ「星降る夜に」来年1月放送

「星降る夜に」ビジュアル (c)テレビ朝日
3年以上前2022年07月22日 20:05

吉高由里子と北村匠海(DISH//)が出演するドラマ「星降る夜に」が、2023年1月よりテレビ朝日系で放送される。

「星降る夜に」は、「大恋愛~僕を忘れる君と」「あのときキスしておけば」など数々の恋愛ドラマを手がけてきた大石静が脚本を担当する作品。2024年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主演を務める吉高と脚本を手がける大石が、本作でひと足先にタッグを組む。

「星降る夜に」は吉高演じる35歳の産婦人科医・雪宮鈴と、北村演じる25歳の遺品整理士・柊一星という10歳差の2人が織りなすラブストーリー。海街の病院で働く鈴は必死に勉強して医者になり、努力して地位を築いたものの、昔抱いていたはずの熱意や夢を失い死んだ魚のような目で日々働く。そんな彼女のもとに、生まれつき聴覚を持たず、多趣味で自由奔放、強引で子どもっぽい面を持つ一星が現れ、窮屈に生きる鈴の心を解放していく。

物語は鈴が息抜きのために訪れたソロキャンプ場で、一星と出会うところから展開する。星空の下、1人で酒をあおる鈴のもとに現れた一星は、何も語らずに鈴に向かってカメラのシャッターを連続で切り、さらにいきなり鈴にキスをする。翌朝目覚めた鈴は、手でサインを伝えて去っていく一星の姿を見送るが、やがて一星が手話で「お前のゲロは全部片付けた、バカ女」と悪態を吐いていたことに気付く。

大石は北村について「『君の膵臓をたべたい』で彼を知った時の衝撃は忘れられません。色っぽさと透明感が同居していて、シビレました。あの映画の頃よりずっと大人になった北村さんが、今回、強気でわがままで、一直線で、既成の価値観を軽々と越えて行く聾の青年を、どのように演じてくれるのか、楽しみにしています」とコメントしている。

大石静 コメント

2021年4月期に放送した「あのときキスしておけば」の台本を執筆している頃、貴島プロデュ―サーから、この企画をやらないかというお話をいただきました。貴島Pは学生時代に手話サークルに所属されていた経験があり、長い間温めてこられた企画だそうです。私もそれから取材をしたり、音のない世界を経験したりしながら、一緒に物語を作ってゆきました。
当たり前の価値観の向こう側にあるかもしれない“真実”を求めて、ドラマを作っているのだと、私は常日頃から思っています。このドラマは産婦人科医の女性と、遺品整理士の聾の青年のラブストーリーですが、青年は音のない世界に生きているからこそ、逆にのびやかで、感情豊かで、自由な魂の持ち主です。固定観念を鮮やかに飛び超える、10歳年下の青年との出会いによって、ヒロインも閉ざしていた心を次第に解放させ、自分らしさを取り戻してゆきます。
吉高由里子さんとは2度目の連ドラで、この先、大河ドラマもご一緒する予定ですが、彼女は美貌で華やかなだけでなく、孤独な心を胸にしみるリアリズムで表現できる稀有なる女優さんです。この閉塞した時代を生きる“出来る女の孤独”を、今回もしみじみと表現してくれると思います。平安時代に行くとしばらく戻って来られませんので、吉高さんの才能と素敵さを現代劇で思いっきり味わっていただきたいと思いながら書いています。
北村匠海さんとは初めての仕事ですが、「君の膵臓をたべたい」で彼を知った時の衝撃は忘れられません。色っぽさと透明感が同居していて、シビレました。あの映画の頃よりずっと大人になった北村さんが、今回、強気でわがままで、一直線で、既成の価値観を軽々と越えて行く聾の青年を、どのように演じてくれるのか、楽しみにしています。
 “命の始まりと終わり”を司る産婦人科医と遺品整理士の、星降る夜の宿命の出会い、そして恋。テレビ朝日火曜9時の“新枠”ということで、2023年幕開けにふさわしい記念すべきドラマとなるよう、頑張ります。このドラマが提示する新しい価値観が、日本の中だけでなく、国境を越えて世界中の方に届くことを祈りながら…。
どうぞ、ご期待下さい。

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