日向坂46の丹生明里が、1stソロ写真集「やさしい関係」の発売に伴いメディア取材に応じた。
天真爛漫なキャラクターとデビュー時から変わらぬ純真さでファンやメンバーから愛される丹生。「やさしい関係」にはそんな彼女のピュアな魅力が詰め込まれている。
「自分がソロ写真集を出す人生なんて想像してませんでした。そもそも世の中に名前を知られる人生すら想像していなかったので(笑)。写真集を出すと言ったらみんな『おめでとう!』と喜んでくれて、友達もネットで情報を見て『写真集出すの? 絶対に買うよ!』ってすぐに連絡をくれました。でも、解禁カットが出て『見たよ』と言われると、ちょっと恥ずかしいです(笑)」と謙虚に語る丹生だが、写真集の仕上がりには大満足の様子。できあがったばかりだというサンプルを手に取ると、丹生は「『これはまだサンプルなんですけど……』と見せてもらった段階で『ウワーッ!』って声が出ました(笑)。だって、まるまる1冊自分しか載ってないんですよ? それってすごいことじゃないですか。こうして1冊に残していただけることが本当にうれしくて、絶対におばあちゃんになっても『こんなの出したんだよー』って自慢したいです」とうれしそうに語った。
写真集の撮影が行われたのは、さわやかな海が広がる瀬戸内と、雪が積もる冬の青森の2カ所。“海なし県”埼玉で育った丹生にとっては新鮮なシチュエーションで、「瀬戸内の海はきれいだし、青森は緑が多くて本当にのどかで……撮影の移動中もずっと外の景色を見ながら、穏やかな気持ちになっていました」と、道中も含めて撮影を楽しめたという。ロケーションに合わせて用意されたさまざまな衣装は、丹生本人がチョイスしたもの。丹生は「雑誌の撮影で出会ったスタイリストさんで、『この方の選ぶ衣装が本当に好き!』と思っていたんです。写真集を発売させていただくにあたって、どんなふうにしたいかと聞かれたときに『スタイリストさんはこの方にお願いしたいです!』と私から伝えました。理想以上、想像以上に素敵な衣装をいっぱい用意していただけて、フィッティングのときも自分から『この帽子がいいです!』『これが着たいです!』と意見をたくさん聞いていただきました」と衣装へのこだわりを明かし、「メイクもかわいくしていただいて、好きな衣装を身にまとえて……最高すぎる状況でした。幸せな気持ちしか詰まってないです」と破顔した。
また丹生はこの写真集の中で、水着や下着姿の撮影にも挑戦している。水着姿での撮影について丹生は「水着と聞いたときは抵抗がありましたけど、着てみたら意外と素直に楽しめちゃいました。ロケーションやスタッフさんの空気感も大きかったと思います。景色も最高すぎましたし、スタッフの皆さんが温かく見守ってくださっていたので、変に気にすることなく自由にはしゃげたのかなって」とコメント。丹生のキャラクターが存分に発揮された、珍しい毛糸のパンツを着用しての撮影に関しては「びっくりしました?(笑) 今までの坂道の先輩方にはないカットだと思いますけど、これは私がいつも愛用している毛糸のパンツなんです。雪国で撮影するなら絶対に合うなって」とオリジナリティあふれるチョイスのこだわりを明かした。
1st写真集に冠された「やさしい関係」というタイトルは、日向坂46のプロデューサーである秋元康氏がいくつか用意したタイトル候補の中から、丹生自身がチョイスしたのだという。通常版の表紙に選ばれた写真も秋元氏がチョイスした複数の候補から選ばれたもので、丹生が特にお気に入りだという1枚。「一番自然な笑顔というか……自分で言うのもアレですけど、私はキメキメというよりは、包み込むような表情のほうがいいのかなって。このタイトルにも一番合っているんじゃないかなと思います」と、デザインされた表紙も丹生自身すっかりお気に入りのようだ。
表紙の帯には「丹生明里は、真っ直ぐだ。どこに凭れることなく、まわりとの平等な関係性の中で青空の向こうに手を伸ばしている」という秋元氏によるコメントも。これにちなみ、「丹生明里は、◯◯◯。」というキャッチフレーズを自分自身で付けるなら?と問うと、丹生は「えー? めっちゃいっぱいあります。おしゃべりが大好きで、みんなで笑い合える時間が大好きで……」としばし悩みつつ、「『丹生明里は、◯◯◯。』ですよね。なんだろう……『丹生明里は、うるさい』? 動きが大きいので、うるさいと思います(笑)」と回答。最後に「もし2冊目の写真集を出すなら?」と質問すると、「めっちゃ悩みますね。今回は外での撮影が多かったから、逆に室内でいっぱい撮りたいです。おしゃれなカフェとか、大人なのでバーで(笑)」と答えた。
写真集「やさしい関係」の公式Twitterアカウント(@nibuchan_1st)では、撮影時のオフショットムービーや丹生の撮り下ろしコメント、写真集発売にまつわる最新情報が随時公開されている。
スタイリスト:武久真理江 / 衣装協力:AOIWANAKA