山田涼介(Hey! Say! JUMP)が主演するフジテレビ系ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」の記者会見が本日10月5日に都内の同局で行われ、山田と共演の川栄李奈が登壇した。
本日22:00にスタートするこのドラマは、井龍一が原作、伊藤翔太がマンガを手がけ、週刊ヤングマガジンとWebコミック配信サイト・コミックDAYSで連載され累計120万部を突破した同名マンガを実写化したサスペンス。連続殺人犯を父に持つ主人公の浦島エイジは周囲にその事実をひた隠しにしながら大学生活を過ごし、愛する人・雪村京花との時間を大切にしてきた。しかし、ある事件をきっかけに自身が二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないという不安に駆られながら、真相を突き止めようとする。主題歌にはHey! Say! JUMPが歌う「ウラオモテ」が使用される。
この作品への出演オファーが来たときを振り返り「原作を読んでいて、いつかドラマ化される作品なんだろうなと思っていたんですけど、まさか自分にお話をいただけるとは」と驚きの心境を明かした山田。「この原作を民放のドラマでどこまで表現できるだろうかという疑問があった」と原作ファンならではの視点を交えつつ「1話を観て、これは攻めた作品が完成したなと感じました」と手応えを語った。一方、ドラマのオリジナルキャラクターであるナミを演じる川栄は「オファーをいただいてから原作を読ませていただいたんですが、とても面白くて。自分が演じるのがドラマ版のオリジナルキャラクターなので、皆さまに好かれるようなキャラクターでいたいなと思いました」と撮影に臨む際の思いを明かす。
記者からの質問では、「今作の撮影はどんなところが大変か?」という問いかけが。これに山田は「僕が拷問されるシーンがあるんですけど、ホントに拷問されてまして……」と苦笑いしながら告白し「普通しないですからね?(笑) 監督がリアリティを求めているのか、山田が苦しんでる姿を見たいのかわからないですけど、身体的な負担含めて今までに味わったことのない経験をしています」と答える。これには川栄も「山田さんが毎日アザを作ってがんばってる」と明かし「自分も負けないようにと思いながらやっています」と続いた。
また「撮影をする中で見えた、お互いの“裏の一面”は?」という質問が飛ぶと、川栄は「山田さんは私が芸能界に入る前から活躍されているけど、ずっとルックスが変わらないから、20代前半みたいな感覚で話しちゃうんです。だけど、カットがかかると(腰に手を当てながら)『あー』と言ったりしていて……」と回答。すると、山田は即座に「やめてよ、来年30歳のおじさん感出すの!(笑)」とツッコんで、会見場の笑いを誘う。そして「20代最後に、今まで培ってきたものすべてを出し切って成立するような役に挑むということで、日々模索しながらがんばっています」と、今作に懸ける思いを吐露。「今年はHey! Say! JUMPのデビュー15周年で僕自身も主演が15回目、いろんな節目が重なって、並々ならぬ思いを込めながら演じさせてもらっています。このドラマで、山田涼介の新たな表情が伝わればいいなと思っています」と、新境地を見せることを約束した。
最後に山田は「原作を知らない方は絶対に予測できない展開が続々と起こると思います。『裏切られたな』っていう気持ちを何度も味わうドラマになっていると思うんです。すごく攻めた作品ができたと思いますし……フジテレビ、チャレンジングなことするなって。それに自分が出られている喜びも感じます」と作品をアピール。視聴者へ向け「驚いてください、騙されてください、ドキドキしてください。この言葉に尽きると思います。“水10”が皆さんにとって、悩ましい夜になるんじゃないかなと思います」と語りかけていた。
フジテレビ系「親愛なる僕へ殺意をこめて」
2022年10月5日(水)22:00~23:09
※以降毎週水曜日22:00~22:54