丸山隆平(関ジャニ∞)が本日10月7日に東京・Bunkamuraシアターコクーンで行われた主演舞台「パラダイス」のプレスコールおよび取材会に出席した。
「パラダイス」は東京を舞台に、詐欺グループの男たちの栄枯盛衰が描かれる舞台。コロナ禍の影響で2020年5~7月に予定されていた全公演が中止となったが、約2年の時を経て2022年9月25日から10月3日まで大阪・森ノ宮ピロティホール公演が行われ、本日東京公演の初日を迎えた。
約20分間のプレスコールを終えた丸山は、「パラダイス」の作・演出を手がけキャストでもある赤堀雅秋とともに取材会に参加。東京公演の開幕を前に丸山は「ワクワクという気持ちと、お客さんからどんな反応がくるのかなという気持ちでいっぱいです。不安な気持ちはないです! 不安なやつが舞台に立ってたらヤバいですからね」と力強く語る。さらに、赤堀の大ファンであることに触れつつ「赤堀さんの作品が好きやなあと思って、雑誌のインタビューでそう言っていたら舞台が決まって。言っておくものだなあと。純粋にうれしいですね」と喜びをあらわにし、赤堀作品の魅力を聞かれると「いろんな解釈があると思うんですけど、この世の中を生きる人たちに今を肌で実感していただける作品が多いと思います。家族や会社だったり普遍的なことを考え直せるきっかけにもなるのかなと。それが魅力ですね。本当はひと晩中、語りたいんですけどね」とアピールした。
当初は2020年に上演予定だった「パラダイス」。赤堀は当時の演出からの変更点について「まったくもって変わっております。2年前と今では大きく空気感が変わっていると思うので、今を感じ取りながら自分なりに描きたいものを具現化しました」とコメントし、丸山は自身が演じる詐欺グループのリーダー・梶浩一という役に関して、「詐欺集団を任されている人間で、そういう話だとぶっ飛んでるのかなと思いがちですけど、普通の人間を演じているつもりです。観る人によっていろんな受け取り方ができる役なので、演じる難しさがありました」と紹介した。共演俳優の話題になると、記者から「八嶋智人さんがいると一緒に笑いをとりたくならないですか?」という質問が。この問いかけに丸山が「赤堀さんが『笑いをとれ』と言うのならもちろんやります!」と回答すると、赤堀は「では一発ギャグをお願いします」とネタを振る。一瞬コミカルな動きをした丸山だったが、赤堀が止めに入ると、スイッチを切り替えて再び“俳優モード”に。そんな瞬発力の高い丸山に対して赤堀は「とっても素敵な俳優だと思います。お世辞でもなんでもなく、お芝居に取り組む姿勢や感性が素晴らしい。この座組を引っ張っていってくれてるなと思います」と言葉を送った。
続いて、関ジャニ∞メンバーの観劇予定を聞かれた丸山は「『来てくれよ』って言うとプレッシャーになっちゃうんで……それぞれスケジュールもあると思うんでね。心に余裕があれば来てほしいです」とコメント。改めて「パラダイス」について「個性的で素敵な出演者がたくさんいるので、見どころがめちゃめちゃあるんですよ。自分でも選べないくらいピークがたくさんあります。なかなか目にすることのない物語の世界だと思うんですけど、演劇初体験の人も演劇ファンの方も隅から隅まで楽しんでほしいです」とアピールし、手を振りながら会場をあとにした。なお本作は11月3日にBunkamuraシアターコクーンにて最終日を迎える。
COCOON PRODUCTION 2022「パラダイス」(※終了分は割愛)
2022年10月7日(金)~11月3日(木・祝)東京都 Bunkamuraシアターコクーン
<出演者>
丸山隆平(関ジャニ∞) / 八嶋智人 / 毎熊克哉 / 水澤紳吾 / 小野花梨 / 永田崇人 / 飯田あさと / 碓井将大 / 櫻井健人 / 前田聖太 / 松澤匠 / 赤堀雅秋 / 梅沢昌代 / 坂井真紀 / 西岡徳馬