藤井フミヤ、Nulbarichの楽曲を聴かせた“音楽仕込み”の焼酎「ANALOG SPIRITS」が製造された。
「ANALOG SPIRITS」は、株式会社オーディオテクニカの「アナログ思想のモノづくり」に共感した、田苑酒造、J-WAVE、アーティストとのコラボによって実現したオーディテクニカ創業60周年記念プロジェクト。「ANALOG SPIRITS」は、藤井フミヤ「TRUE LOVE」「Another Orion」「水色と空色」 の3曲を聴かせた華やかで軽快な香りの焼酎「ANALOG LOVE」、Nulbarich「STEP IT」「Spread butter on my bread」を聴かせたフルーティな甘味の焼酎「AUTHENTICITY」、オーディオテクニカのマイクがレコーディングで使用された海外アーティストによる20曲のプレイリストを聴かせたバニラのような香りにコクのある焼酎「VIBRATIONS」の3種類が1セットになっている。11月4日から6日まで東京都内の3カ所で開催されるイベント「Analog Market」では、「ANALOG SPIRITS」が展示される。
YouTubeでは本企画の製造過程を追ったムービーを公開中。動画内では藤井やJQが本プロジェクトへの思いを明かしている。
藤井フミヤ コメント
オーディオテクニカ誕生60年、おめでとうございます。今年で還暦の僕が生まれた年に創業された会社の60周年のプロジェクトに参加できて光栄です。
今回、お酒に自分の音楽を聴かせてみるというのは初めての体験なのでどんなものになるのかとても楽しみにしています。1983年にデビューしてレコードやカセットしかない完全なアナログ時代を経て、その後MDやCDが出て、今は「配信」に変わっています。 そういう意味では、アナログからデジタルに移り変わる、20世紀から21世紀という時代の変化を見てきているミュージシャンではあります。今の時代は何でもデジタルで、僕たちが作った楽曲も配信という名前で形がないまま 世に出てしまいますが、やっぱり深みがあるのはアナログだと思うんです。これからもアナログを大切にしながらいい音を世の中に送り出してきたいと思いますので、お互い頑張りましょう。
JQ(Nulbarich)コメント
オーディオテクニカ誕生60年、おめでとうございます。この記念のプロジェクトに僕たちの楽曲で参加できて嬉しいです。
音楽の力は目に見えないので、科学的にいろいろ証明しづらいところを人間以外のところで体感できたら、お酒に楽曲を聴かせて変わることを実感できたら、自分自身も音楽の力を信じられる何かになるのではと思っています。アナログレコードの良さはちょっと面倒なところ。いい機材で聴けば聴くほどレコードはいいですし、表現力がその中に閉じ込められているので、再生する機械で音が全部、無限に広がっていくというのがアナログのいいところだと思います。