本日11月7日に東京都内で映画「月の満ち欠け」の“プレミアナイト試写会”が行われ、目黒蓮(Snow Man)が大泉洋、有村架純、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、廣木隆一監督とともに出席した。
12月2日公開の「月の満ち欠け」は佐藤正午による同名小説を実写化した作品。大泉演じる主人公の小山内堅は、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を亡くしてしまう。悲しみに暮れる小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。三角は面識がないはずの小山内瑠璃と、彼が過去に思いを寄せた正木瑠璃について語り始める。
有村演じる正木瑠璃と許されざる恋に落ちる三角役の目黒は、「演じてみて苦しい時間が続いたんですけど、最後にある希望を感じ取ってもらえたらうれしいなと思います」と集まった観客に向けてコメント。有村との共演に関して「最初の段階から『撮影日数は少ないけど濃いシーンが多いから、役を通じていい関係を築いていけたらいいですね』と言ってもらって。同じ目標に向かって撮影できたのかなと思います」と振り返る。また目黒が大泉の現場での立ち振る舞いについて「めちゃめちゃカッコよかったですね。撮影で腑に落ちない部分があるとちゃんと周りで話し合ってから撮影に臨んでいて。現場にいるときの雰囲気がとにかくすごかったので、なるべく感じ取りながら一生懸命やらせてもらいました」と明かすと、大泉は「私は信じちゃいませんよ。どうも怪しい。やたらいいことを言ってくれるんですよね。家に帰ったら『今日もモジャモジャがうるさかったなー』とか言うんでしょ。非の打ち所がないところが好きじゃないんですよ、目黒蓮は」と親しみを込めながら毒づく。それでも目黒が「僕はめちゃめちゃ好きです。あまり面白くない僕のトークを盛り上げてくれるんですよ」とラブコールを送ると、大泉は「1回“バラエティ合宿”しよう。Snow Manを1年休んでTEAM NACSに入ろう」と声をかけた。
続いて登壇者たちは、映画の「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」というキャッチコピーにちなんで「生まれ変わったらなりたいもの」をテーマにトーク。目黒は漁師を選んだものの、「漁師さんのことをめっちゃ調べて詳しくなったんですけど、命の危険がある職業だなと。自然を相手にしている漁師さんのすごさを感じて、なりたいと思ってもなれるもんじゃないんだなと気付きました。ただ自然には関わりたいんで、農家をしながらたまに釣りに行くぐらいの人になりたいです」と半ばあきらめ気味。すると、大泉から「全然信念ないじゃん!」とツッコまれ、「釣りは諦めてもらいたい。バカじゃないの!」と一喝された。
登壇者たちのにぎやかなトークが展開される中、最後は大泉が「この映画は実に心温まる作品です。大好きな家族を失った男がいて、生まれ変わっても人を愛したいという人がいて、2つの愛が絶妙に絡み合っていく映画です。とってもさわやかに涙を流す方もいるだろうし、複雑な気持ちになる方もいると思います。どうぞ大切な方と観に行ってください」と余すことなく本作をアピールした。
(c)2022「月の満ち欠け」製作委員会