井上芳雄のニューアルバム「Greenville」が3月22日にリリースされる。
彼にとって2018年7月発表の「幸せのピース」以来、4年8カ月ぶりのアルバムとなる「Greenville」。本作は「人生の中で訪れる苦難や悲しみ、そんな誰もが経験する様々な場面にそっと寄り添う曲たち」というテーマのもと、コトリンゴをプロデューサーに迎えて制作された。また収録曲はすべてオリジナル曲で、井上のアルバムでは初となる。パッケージはCDのみの通常盤と、写真集「Greenville」とポスター付きの初回限定盤の2種類。各楽曲のタイトルや参加アーティストなどの詳細は後日アナウンスされる。
井上芳雄 コメント
今までミュージカルの曲や名曲のカバーを歌わせてもらってきた僕ですが、密かにずっと自分のオリジナルの曲だけでアルバムを作りたいという思いがありました。自分が日々の生活の中で聞いているような音楽を。
今回それが、コトリンゴさんの全てを包み込むプロデュースと素晴らしいミュージシャンの方々からの楽曲によって叶うことになりました。各方面に感謝をお伝えしたいです。タイトルの「Greenville」は、僕が13歳の時に1年間だけ住んでいた、アメリカ、ノースカロライナ州の小さな町の名前です。
その1年間で経験した様々な感情を思い出しながら、そしてそのあとの人生で学んだことを噛みしめながら歌いました。
自分にとっては初めて歌うジャンルの曲もありましたが、歌ってみてわかったのはどんなジャンルでも音楽ってやっぱり楽しいんだなということ。あとは、結局何を歌っても自分は自分でしかないんだなということでした。初めてのフルオリジナルアルバムなのでわからないことも多いのですが、とにかく聴いてくださる方に何かが届けばこれ以上の幸せはありません。どうぞよろしくお願いします。
コトリンゴ コメント
数々の名曲を歌って来られた井上さんのオリジナルアルバムのプロデュースを、というオファーは、恐れ多くもあり、とてもびっくりしました。そして、身の引き締まる思いで、お手伝い出来ればと思い受けさせていただきました。
今回のアルバムのテーマは井上さんからいただきました。いつも私たちが見ている、華やかなスポットライトを浴びる井上さんの内面にある、普段は光の当たらない部分を垣間見る様なテーマをいただき、お人柄の奥深さを感じることが出来る気がします。そのテーマをそれぞれの作家さんにお渡しし、作家さんにその解釈もお任せして制作していただいています。ディレクターさんや作家さん方と何度も打ち合わせをしたり、アレンジを考えたり、という過程はとてもワクワク楽しいものでした。ご本人は、お会いしてみると華やかだけどとても気さくで、そして真面目な方だなあと思いましたし、歌入れの際には、流石!の一言でした。新しい井上さんを発見していただけたり、たくさんの方の、いろんな想いに寄り添うことの出来るアルバムになっているのでは!と思います。