高橋翔(ex. 昆虫キッズ)のキャリア初のソロアルバム「イシュ」が、1月18日に彼の公式オンラインショップにて300枚限定でCDリリースされる。
「イシュ」は、 2021年に先行配信された「キセキ」「夢の隠れ家」を含む全10曲入りのアルバム。発売日である18日には東京・阿佐ヶ谷ロフトAでCDの即売イベントも行われる。なお本作は2月1日に各サブスクリプションサービスでの配信がスタートするほか、4月にはアナログ盤とカセットテープでも販売される。
またアルバムの発売に際して、小林祐介(THE NOVEMBERS、THE SPELLBOUND)、澤部渡(スカート)、柴崎祐二(音楽ディレクター / 評論家)、吉田靖直(トリプルファイヤー)、ワトソン(どついたるねん)のコメントも到着した。
小林祐介(THE NOVEMBERS、THE SPELLBOUND) コメント
翔ちゃんにはじめて会ったのは2010年の渋谷のnestだった。
豊田道倫をきっかけに昆虫キッズの存在を知り、ライブを観に行った。繊細そうな見た目とガキ大将のように振る舞う豪快さのギャップに驚いた。自分と同世代で、共通するルーツや青春がある友達ができた。あれから13年、彼の書く詞や言葉にはいつも思わず唸ってしまう。曲が流れていると無視することができない。天才だと思う。「イシュ」完成おめでとう。このアルバムが今日の僕の天使です。
澤部渡(スカート) コメント
1曲目から4曲目の流れは理由もわからず、ドキドキしました。そこからゆっくりとアルバムを閉じる支度がはじまる。飾り気のないシンプルさと、飾り立てようとする気持ちがせめぎ合う、今どき珍しいほど純情なアルバ ムです。
柴崎祐二(音楽ディレクター / 評論家) コメント
「ロックをやること」が少しの恥じらいを含んでしまうこの時代。けれど、もしかするとそんな恥じらいを持つこと自体が恥なのかもしれない。高橋翔は、自信を持って「俺はこうやるよ」と言い、私達の肩に手を添え、前を、ずっと前の方を指差す。そこには韜晦も冷笑もない。ただ、音と言葉の躍動と、プライドを取り戻したロックンロールの姿がある。
吉田靖直(トリプルファイヤー) コメント
高橋さんとはけっこう長い付き合いで、人となりも大体わかっているつもりなのですが、音源を聴くたびに「やっぱこの人得体が知れないな」と思わされます。普段話している高橋さんのどこからこの音楽や言葉が出てくるのかよくわかりません。それは他のミュージシャンの友人には抱いたことのない感覚で、その得体の知れなさが高橋さんの曲の「何がグッとくるのかうまく言い表せないけどクセになる感じ」と繋がっている気もします。
ワトソン(どついたるねん) コメント
むちゃくちゃ良いアルバム。おれ本読まねーけどケツのポッケに入れて電車に乗ったり雑踏の中を歩きたくな るようなサウンドトラック。アルバムの長さも丁度良くて何回も聴きたくなる感じ。もうザ・エミネム・ショウみたいなアルバムは聴けねーよ。音楽は楽しむもんだね、忘年会新年会に活躍する1枚。みんな買え!
高橋翔「イシュ」収録曲
01. キセキ(album ver)
02. 夢の隠れ家(album mix)
03. Goodbye Fantome
04. 高級な思い出
05. 駅前
06. DIARIES
07. 野生のロボット
08. 回想シーン
09. 寄り道
10. 戯言
※「Goodbye Fantome」の3つ目の「o」はサーカムフレックス付きが正式表記。
高橋翔「イシュ」即売イベント
2023年1月18日(水)東京都 阿佐ヶ谷ロフトA