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そらる、2DAYSワンマンに盟友や新世代の仲間たち集結「同じ道を歩いてくれる人がいてうれしい」

約1年前2023年01月14日 10:06

そらるが1月7、8日に東京・有明アリーナでワンマンライブ「SORARU ARENA LIVE 2023 -クリスタリアルスカイ- スカイライト / ナイトグロウ」を開催した。

1月7日 「SORARU ARENA LIVE 2023 -クリスタリアルスカイ- スカイライト」

初日公演の衣装はライブのキービジュアルで描かれていた白を基調としたもので、そらるの胸元には水色に輝くクリスタルがあしらわれていた。ステージに現れたそらるは自身のオリジナル曲「銀の祈誓」でライブを開始し、儚くも力強い歌声を響かせたそらるは2曲目「シャルル」で憂いを帯びたボーカルを披露。楽曲によって表情を変えたボーカルでオーディエンスを楽しませた。「新年からこんなに集まってくれてありがとう」と、オーディエンスに挨拶したそらる。本公演では声出しが解禁されており、フロアから歓声が上がると「声が聞こえる」とうれしそうな表情を浮かべる。さらに彼は年末に腰を痛めて“強制寝正月”を過ごしていたことを明かし、なんとかライブ開催に間に合ったことを喜んでいた。「みんなの声をいっぱい浴びて1年間の活力にする」と宣言したそらるは「コールボーイ」でライブを再開。ピノキオピー「神っぽいな」といった近年流行したボカロ曲のカバーや「マダママゴト」といったオリジナル曲など、カバーとオリジナルを満遍なく披露するセットリストでライブを進行してく。

ライブ中盤、ステージに置かれたソファに腰をかけたそらるは2021年9月発売のアルバム「ゆめをきかせて」から「ぼくを叱って」「五線譜のタイムマシン」「ゆめをきかせて」の3曲をアルバムの収録順のまま披露。自身で作詞作曲を手がけた「ゆめをきかせて」の歌唱中にソファから立ち上がったそらるは、力強くも憂いを帯びた歌声を響かせてオーディエンスを魅了した。

ライブ後半にはそらると交流のあるアーティストたちとのコラボステージが展開された。トップバッターを務めた天月-あまつき-は、快活な声で「みなさんこんばんはー!」と挨拶。そらると天月はひさびさの共演を喜び、他愛もない会話を繰り広げる。トーク中はリラックスした表情を見せていた2人だが「ダーリンダンス」の演奏が始まると空気が一変。真剣な表情を浮かべ、声を張り上げてライブを盛り上げた。2人目のゲストはりぶ。登場するや否や、スマホでそらるとのツーショットを撮ると、ライブ自体がひさびさであることを打ち明け、そらるやオーディエンスとのコミュニケーションを楽しむ。そらるとりぶが声を合わせて曲振りをした「うざったいな」はNeru提供のオリジナル曲であり、2人が腕を振り上げるとフロアは青とオレンジのペンライトが輝いた。

「初めまして」という挨拶で登場したのは超学生。まだ会うのも2回目だというそらるは「歌い手の年下の友達ができないのがよくないと思っていたので、超学生くんにもぜひ出ていただきたかった」とオファーの理由を打ち明ける。超学生は正月に餅を1食8個ずつ食べたというエピソードで、餅を1つも食べていないそらるを驚かせた。そらると超学生は「ロウワー」で向かい合い「君と歌う」「君と踊る」と交互に歌唱。世代を超えたコラボレーションを展開した。初日最後のゲストは__(アンダーバー)。そらるに向けて深くお辞儀をした__(アンダーバー)は、本来であれば2DAYSでワンマンライブを開催するところを、そらるからの誘いを受けたことでワンマンを1日開催に変更したことを明かした。かつて開催されていたライブイベント「ETA」に出演していた時代を、そらるは「__(アンダーバー)に鍛えてもらった」と振り返った。そらると__(アンダーバー)が選んだ楽曲は「パンダヒーロー」。自己流にアレンジして歌う__(アンダーバー)の“フリーダム”なアプローチと、そらるの真っ直ぐな歌声が絡み合い、この日しか見られないコラボレーションが繰り広げられた。

コラボがひと段落し、「ひともどき」の“まふまふトリビュートバージョン”でソロのパフォーマンスを再開したそらる。本編の最後には“相方”まふまふ提供の新曲「テレストリアル」をライブで初披露した。そらるのボーカルを生かす儚さ、力強さ、高音のボーカルがふんだんに用いられた「テレストリアル」を気持ちよさそうに歌い上げた彼は、笑顔でステージをあとにした。

アンコールでそらるはAfter the Rainの楽曲「彗星列車のベルが鳴る」をソロで歌唱。イントロで歓声が上がっただけではなく、そらるがかけ声を上げれば客席から一斉に声が上がり、会場内は心地よい一体感に包まれていく。最後にはこの日のゲストである天月、りぶ、超学生、__(アンダーバー)もステージに登場。全員で記念撮影をした5人は最後に、そらるの代表曲「ワンダー」を歌い、この日のライブをフィナーレに導いた。

1月8日 「SORARU ARENA LIVE 2023 -クリスタリアルスカイ- ナイトグロウ」

2日目の公演「ナイトグロウ」では、そらるの胸元にあるクリスタルが紫色に点灯し、ライブがスタート。冒頭のMCでそらるは「昨日よりも楽しませるつもりで、フルスロットルで最後までがんばります!」と宣言し、初日と同じく「銀の祈誓」「シャルル」と得意曲を中心に楽曲を披露していく。年末に痛めた腰がよくなったことにより、「昨日より絶好調になった」と喜ぶ彼は、初日と同じく「銀の祈誓」「ぼくを叱って」「ゆめをきかせて」といったオリジナル曲や「シャルル」「コールボーイ」「愛言葉IV」といったボカロ曲のカバーで構成されたセットリストでライブを展開していく。

2日目のゲストには初日と異なる面々が参加しており、まず初めに浦島坂田船のうらたぬきが登場。数々のライブで共演してきたうらたぬきとそらるは、客席から声が上がることを喜び「やっぱりライブと言えばこれだよね」と、改めてステージに立つ醍醐味を堪能した。2人は「そらまふうらさか」のライブでも披露していた「金星のダンス」をデュエット。オーディエンスは手拍子を鳴らしながら、そらるとうらたぬきのかけ声に合わせて声を上げ、彼らのパフォーマンスを全力で楽しんでいた。うらたぬきと入れ替わるようにステージに現れたluzは、そらるの隣に腰かけてトークを始める。テンション高めのluzとなかなかトークが噛み合わないそらるはluzのことを「怖い」「不気味」と評し、なかなか距離が縮まらない。luzの発言にツッコむそらるに対して、luzは「元気になってよかった」と笑顔で伝え、トークもそこそこに「カーシィマーシィ」を歌い始める。トークこそ噛み合わなかったものの、「XYZ TOUR」などでの共演経験もあり、楽曲が始まれば2人の息はピッタリ。ロック調の楽曲で客席を大いに盛り上げた。

3人目のゲストはあらき。トークではあらきもそらるも「luzが怖かった」「脳みそがluzに支配されている」という話題で持ちきりに。あらきの提案でなぜかそらるが「可愛くてごめん」の振り付けを練習するなど、リラックスしたムードで会話を展開した。2人が歌唱曲として選んだのは「ボッカデラベリタ」。つんざくような高音ボーカルをお互いに出し合う勢いのあるパフォーマンスを繰り広げ、会場内のテンションに火を点けた。2日目最後のゲスト・Souは、かつてそらると競演したときはまだ高校生だったと話し、思い出話に花を咲かす。そらるは超学生やSouといった新世代の歌い手たちの活躍に対して「“最古参”みたいに言われることもあるけど、僕よりも前にたくさんの人が道を作ってきたところに僕らは歩いているわけで。僕らのあとからどんどん同じ道を歩いてくれる人がいてくれることがうれしい」と、“歌ってみた”カルチャーのこれまでとこれからについて語った。そらるとSouは、かいりきベアのヒット曲「ベノム」を歌唱。2人は声を重ねたり交互に歌ったり、“歌ってみた”ならではのアレンジでコラボを展開した。

この日のアンコールでも最後にゲストがステージに集結。仲間に囲まれ、笑顔を見せるそらるは「自分で書いた曲をみんなに歌ってもらいたい」と自身の思いを語り、リハで歌詞を覚えていなかったluzにプレッシャーをかけつつ、自身の代表曲「ワンダー」の曲振りをする。最後の曲をともに歌った5人は、肩を並べて全方位のオーディエンスに挨拶をし、笑顔でステージをあとにした。

SORARU ARENA LIVE 2023 -クリスタリアルスカイ- スカイライト 2023年1月7日(土)東京都 有明アリーナ セットリスト

01. 銀の祈誓
02. シャルル
03. burnable
04. コールボーイ
05. 神っぽいな
06. マダママゴト
07. ぼくを叱って
08. 五線譜のタイムマシン
09. ゆめをきかせて
10. 366日
11. 愛言葉IV
11. ダーリンダンス / そらる、天月-あまつき-
13. うざったいな / そらる、りぶ
14. ロウワー / そらる、超学生
15. パンダヒーロー / そらる、__(アンダーバー)
16. ひともどき
17. ユーリカ
18. テレストリアル
<アンコール>
19. 彗星列車のベルが鳴る
20. ワンダー / 出演者全員

SORARU ARENA LIVE 2023 -クリスタリアルスカイ- ナイトグロウ 2023年1月8日(日)東京都 有明アリーナ セットリスト

01. 銀の祈誓
02. シャルル
03. burnable
04. コールボーイ
05. 神っぽいな
06. マダママゴト
07. ぼくを叱って
08. 五線譜のタイムマシン
09. ゆめをきかせて
10. 366日
11. 愛言葉IV
12. 金星のダンス / そらる、うらたぬき
13. カーシィマーシィ / そらる、luz
14. ボッカデラベリタ / そらる、あらき
15. ベノム / そらる、Sou
16. ひともどき
17. ユーリカ
18. テレストリアル
<アンコール>
19. 彗星列車のベルが鳴る
20. ワンダー / 出演者全員

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