JO1の與那城奨と佐藤景瑚が、本日2月28日に映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のヒット祈願イベントに出席した。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は、3月3日に公開される製作・配給スタジオA24によるSFアクション映画。破産寸前のコインランドリーを経営する主人公のエヴリンが、“別の宇宙(ユニバース)から来た”夫・ウェイモンドに導かれて並行世界(マルチバース)へトリップし、マルチバースにはびこる巨大な悪と戦う。主人公をミシェル・ヨーが演じ、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティスらがキャストに名を連ねる。監督は、「スイス・アーミー・マン」を手がけたことでも知られるダニエル・シャイナート&ダニエル・クワンが務めた。
マルチバースとカンフーが融合したカオスな世界観で展開される本作。会見には、JO1メンバーの中でも映画好きとして知られる與那城と佐藤、そしてカオスな芸風で知られるくっきー!(野性爆弾)がカンフー衣装で登場した。着用しているカンフー衣装について、與那城は「すごく動きやすいですね」と着心地のよさをアピールする。「いろんなコスプレをしたことがあるんですけど、カンフー衣装は初めてですね」と話した佐藤は、「強くなった気分ですね、誰でも倒せそう!」とウキウキした表情で感想を述べた。
作品の見どころについて問われると、與那城は「意外と親子で観るのもよさそう」と提言。その理由について、「(ネタバレになるので)言えないけど、家族愛も関係してくるので」と説明した。佐藤は「コメディとアクションがとても最高でしたね。笑いあり、でもカッコいいアクションもあるところが僕はすごく好きでした。ほかの宇宙に行くときのジャンプの仕方とか!」と目を輝かせてお気に入りポイントを明かす。自身の好きな映画であるという「MASK」とも共通点を見出したそうで、「衣装チェンジとかも多くて、いろいろ変わったりして。すごくおもしろかったです」と語った。印象的なシーンに関する話題でくっきー!が「主人公がゲロ吐くところ」を挙げて「けっこうな量で。映画であそこまでのゲロの量は見れない」と語ると、與那城は「やっぱりあれだけジャンプしてるんで、そこもリアルでいいですよね」と相槌を打って話を合わせるも、「……まさか映画の話題でゲロの話をするとは思わなかった」とすぐさま慌てて軌道修正した。
作品に関連した、「あのとき違う決断をしていたら、自分はこうなっていたかも」というトークテーマでは、與那城は「僕たちはJO1になる前にオーディションに参加しています。当時学生だった僕を含め、みんなの人生の枝分かれがそこにありました」と作品の主人公とJO1を重ね合わせる。「あのときこうしていたら、と考えるときありますよね」と司会がつぶやいた際には、2人は大きく頷いた。佐藤が「オーディションを受けていなかったら『このまま美容師を続けていたのか』とか……今どうなっていたのか気になりますね」とJO1になっていなかった未来に思いを馳せると、くっきー!から「いや、なんやねん。オーディション受ける前美容師やってたん? なんやねん! 全部カッコいいやんけ!」と悪態をつかれ、照れ笑いを浮かべた。
マルチバースに生きる“自分自身”にアクセスするという本作の設定にちなんで、「もしもあのとき違う決断をしていれば(何になっていたか)」というテーマに関する回答をフリップに記入するコーナーも。JO1の後輩グループである「INI」とフリップに書いたのは佐藤。「ぼくは……INI」と佐藤がフリップを見せると、與那城は間髪をいれずに「なんでだよ。後輩やないかい」と阿吽の呼吸でツッコミ。「やっぱり後輩で大好きですし、彼らに憧れているところもありますし。僕たちにない、いいところもたくさんありますしね! カッコいいですし」と理由を説明し、「違う未来で(INIに)なってるんじゃないかなって。もしオーディションを受けていなかったら、2回目のオーディションを受けているかもしれなかったので」と話した。「警察官」と記入したのは與那城。「僕は今27歳なんですけど、26歳までに芸能界でデビューできなかったら就職する、って親に伝えていたんです。そのときに、就職するなら警察官と決めていました。『警察24時』に憧れて、そういう仕事をしてみたかったなと思って」とエピソードを明かした。
会見の後半では、佐藤、與那城、くっきー!が“ヌンチャク伝道師”の願羽マサルからヌンチャクのアクションのレクチャーを受けた。実際にヌンチャクを手に取ると、序盤こそ苦戦する様子を見せるも、すぐにヌンチャクを自在に振り回す登壇者たち。與那城が「僕たち肩幅がデカすぎて届かないんですよね……」とこぼした際には、くっきー!から「高須のとこいって骨削ってもらいや」と提案されるひと幕も。願羽からのレクチャーを終え、3人だけで音楽に合わせてヌンチャクアクションを披露する場面でも、彼らは難なくこなして願羽から絶賛された。
ヌンチャクの感想を尋ねられると、與那城は「ちゃんとやったらうまくなりそう。ちょっと教えてもらっただけなのでちゃんとやってみたいです」と笑顔でコメント。先生から「この短時間でこれだけできるなら、練習したらすごい上手になると思います。ぜひ続けてほしいです!」と絶賛されるも、佐藤は「あまり乗り気じゃなさそう」と司会から声をかけられてしまう。これに対し佐藤は「いやいやそんなことない!」と焦って否定したのち、「いつかJO1のパフォーマンスでも使えるかもしれないですしね!」と、ヌンチャクの使用継続を前向きに検討した。くっきー!から「JO1もカンフー取り入れたらええんちゃうん?」と提案された際には、與那城が「くっきー!さん出てくれますか?」と見事なヌンチャク捌きを見せたくっきー!にラブコール。これを受けてくっきー!は「出して出して! 子供が好きやねん、出してくれ! みんな好きですよ(JO1のこと)!」と前のめりに返答し、2人を喜ばせた。