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ファンの店 第14回 RADWIMPSへの思いを共有できる、“野田”駅のカフェ&バー

「満天の空」外観
約3年前2023年03月06日 10:01

特定のアーティストの“ファンの店”を紹介する連載「ファンの店」。第14回となる今回は、RADWIMPSの大ファンである店主・金田拓人さんが営む大阪のカフェ&バー「満天の空」へと赴いた。

取材・文 / 石井佑来 撮影 / 塩崎智裕

“満天の空”の下に敷き詰められたグッズやCDの数々

アーティストの“ファンの店”は数多く存在すれど、最寄駅の駅名にまでこだわった店はそう多くないだろう。今回取材したのは、「満天の空」という名のカフェ&バー。大阪は“野田”駅から徒歩わずか20秒のところに位置するこのお店には、“野田”洋次郎擁するロックバンド・RADWIMPSへの愛がこれでもかと詰め込まれていた。

大阪環状線の線路沿いに建てられたビルの2階。扉を開けると、あたり一面芝生を模したマットが敷き詰められている。天井には星の光を思わせるような照明がキラキラと輝き、まさに“満天の空”の下のような、穏やかな空間が広がっていた。そしてなんと言っても目を奪われるのが、店中に配置されたRADWIMPSにまつわるグッズやポスターの数々だ。お店の中央に設置された棚にはRADWIMPSが掲載されている音楽雑誌や、彼らが主題歌を手がけた映画のフィギュアなどが、そしてテーブルのガラス板の下には、CDやグッズ、ノベルティなどが大量に飾られており、その種類の豊富さからもRADWIMPSへの並々ならぬ愛情がうかがえる。店主の金田さんが「ぜひこれは掲載してほしくって……」と顔をほころばせながら紹介してくれたのは、大事そうにガラスケースにしまわれた黒のダウンジャケット。なんとこちらは「ドリーマーズ・ハイ」のミュージックビデオで実際に野田洋次郎が着用していたものだという。ファンクラブ会員限定の抽選で当選し手に入れた、貴重な1着とのことだ。

人気メニューは「鳥のアンかけ」

「満天の空」は、昼はカフェ、夜はバーとして営業しており、さまざまなメニューが存在しているが、そんな中から金田さんが提供してくれたのはランチタイムの人気メニュー「鳥のアンかけ」。このメニューはRADWIMPSの楽曲「いいんですか?」の歌詞「大好物はね 鳥の唐揚げ 更に言えばうちのおかんが作る鳥のアンかけ」を由来に作られた、鳥の唐揚げに甘酢あんをかけた1品だ。ジューシーな鳥肉を厚めの衣でコーティングした唐揚げに、後味のさっぱりした甘酢あんが絡み合う。もも肉の柔らかさとシャキシャキしたネギの食感を同時に楽しめるのもポイントで、ひとたび口にすると、白米を運ぶ手が止まらなくなること請け合いだ。

さらにこの日、金田さんは食後にカフェラテを提供してくれた。運ばれたカップに目をやると、なんとそこにはラテアートで描かれた野田洋次郎が。ラテアートの内容はその時々で異なるとのことだが、運がよければカフェラテの上に描かれた野田洋次郎に会えるかも。

ラッドに詳しい人以外にも立ち寄ってほしい

金田さんがRADWIMPSを好きになったのは今から13年前、2010年のこと。当時の恋人がカラオケで歌っていた「人生 出会い」「ふたりごと」「もしも」に衝撃を受けて、そこからCDや雑誌のみならず、野田洋次郎が着用しているものと同じ洋服などを集め出すようになったという。「ラッドは、みんなが持ってるけど表に出さないような感情を全部ぶつけてくるんですよね。そこが好きなんです」と魅力を語ってくれた。

その後2018年に前の仕事を辞めたのをきっかけに、「どうせ働くなら好きなことを仕事にしたい」という考えから、RADWIMPSをコンセプトとしたお店をオープンすることに。もともと飲食店の経営を志していたわけではなかった金田さんだが、「ファンの人たちが集まれる場所があれば、いつでもみんなで盛り上がれるんじゃないか」という思いが「満天の空」オープンを実現に至らせた。最寄駅を野田駅にしたのも、もちろん「“野田”洋次郎に関連する場所でお店をやりたい」という強いこだわりから。金田さんはオープン当時のことを「野田駅でテナントを探すのはめちゃくちゃ大変だったんですけど、ちょうど偶然ここが空いて。これはもう、ここでお店をやれっていう神様のお告げだなと思いましたね」と笑いながら振り返ってくれた。

「ありがたいことにラッドのファンが全国各地から来てくれて。もちろんそれもうれしいんですけど、たまたま来てくれたお客さんがうちのお店をきっかけに『RADWIMPS聴いてみます』と言ってくれたりするのが一番うれしいんですよね。自己満足かもしれないけど、ラッドを広めるきっかけになってるんじゃないかと思って」と、店主としてのやりがいを語る金田さん。「ラッドに詳しい人以外にも気軽に立ち寄ってほしい」という思いが強いそうで、楽曲「トレモロ」の歌詞から取られた店名「満天の空」も、「ラッドを知らない人でも馴染みを持ちやすいような店名にしたかった」という意図で名付けられたとのことだ。また、かつてラッドのファンだった人が子連れで来ることも多々あるようで、そういった人たちのために店内後方には授乳やおむつ替え用の“赤ちゃんスペース”が用意されている。

ラッドが苦しいときでも、このお店だけはあり続けることができたら

今後の展望について話を聞くと、金田さんは「バンドってどうしても浮き沈みがあるので、これからラッドが苦しい状況に陥る可能性もあるわけじゃないですか」と冷静に語りつつ、「ラッドがどれだけ苦しいときでも、このお店だけはあり続けることができたら。ここに来ればいつでもラッドへの思いを共有できる、みたいな場所であり続けたいです」と熱い思いを滲ませた。今後はお店の運営だけでなく、ファン同士が交流できるようなイベントも開催していく予定だという。しかし、一番の夢はなんと言ってもRADWIMPSのメンバーがお店を訪れること。「ツアーで本人たちが大阪に来ているときはちょっとソワソワしますもん(笑)」と冗談混じりに、しかし真剣な眼差しでRADWIMPSの来訪に対する思いを語ってくれた。“ファン同士の交流の場所”として、そして“ラッドを知るきっかけとなる場”として、その2つを軸にお店を続ける金田さんは、今日も“満天の空”の下で、みんなの訪れを待ち続けている。

店舗情報

住所:大阪府大阪市福島区吉野3-7-9 NBMビル2階
電話番号:06-4256-6099
営業時間:
水曜日、木曜日11:00~16:00
金~日曜日、祝日11:00~16:00、18:00~24:00
定休日:月曜日、火曜日
いつかライブで聴きたいRADWIMPSの楽曲:「何十年後かに『君』と出会っていなかったアナタに向けた歌」「七ノ歌」「ものもらい」
※店内のBGMや映像はリクエスト可能

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