足立佳奈が4thアルバム「Seeker」を携えて行なっていたライブツアー「ADACHI KANA LIVE TOUR 2023 -Seeker-」の最終公演が、昨日4月16日に東京・Spotify O-WESTにて開催された。
足立は2022年8月にデビュー5周年を迎え、アニバーサリーイヤーにふさわしいリリースやライブを精力的に展開している最中。この日、今の季節にぴったりな新緑のパンツルックで颯爽とステージに現れた彼女は、「Life Goes On」で軽やかにライブの幕を開けた。自然とフロアから沸き起こるクラップに乗せて、ポジティブなメッセージを届けたあと、足立はシティポップのアプローチも取り入れた「Me」や、韻をたっぷり踏んだ遊び心あふれる「DATE」など最新アルバムの収録曲を次々と歌い上げていく。
「この声を待ってました!」と会場のあちこちから上がる歓声に満面の笑みを浮かべた足立。初めて立つSpotify O-WESTのステージをしっかり踏み締めながら「懐かしい曲もやりたい」と口にすると、「話がある」を皮切りに「面影」「私今あなたに恋をしています」などしっとりとしたバラードを続けて披露し、デビューから5年の間に培ってきた歌唱力を余すことなく発揮した。さらに彼女は、「Film」ではかつて一緒に住んでいたという親友に思いを馳せながら、「今が一番ここちいい」では目の前のファン1人ひとりに向けて語りかけるように歌を紡ぎ、ライブハウスをアットホームな空間へと変えていく。
Tani Yuukiとのデュエットが話題となった「ゆらりふたり」で穏やかな余韻が広がったのも束の間。足立は凛とした表情で、アルバム「Seeker」や憧れの人をモチーフに書いたという表題曲に込めた思いを明かす。そして「みんなにとっての憧れになれるよう走ってる最中です」という言葉に続き「Seeker」をエネルギッシュに熱唱。さらに観客とのコール&レスポンスを繰り広げながら「Good day」「4321」を連続でパフォーマンスして、会場に一体感を作り出した。ハッピーな空気はアンコールでも引き継がれ、足立とバックバンドのメンバーは、ツアーの完走をファンと祝うように「カンパイ」を笑顔を弾けさせながらパフォーマンス。ライブハウスが熱気で満たされる中、最後は主役である足立の「僕らの未来に今日もカンパイ!」の声が高らかに響いた。
なお足立はアンコールで、デビュー記念日の8月30日に単独公演「ADACHI KANA 6th Anniversary Live - I got your six -」を東京・WWW Xで開催することをアナウンス。足立のモバイルファンクラブ「あだっちーず」では、会員を対象に4月26日までチケットの先行予約を受け付けている。
足立佳奈「ADACHI KANA LIVE TOUR 2023 -Seeker-」2023年4月16日 Spotify O-WEST セットリスト
01. Life Goes On
02. Me
03. オーマイガール
04. DATE
05. WALK
06. 話がある
07. 面影
08. 私今あなたに恋をしています
09. Film
10. 今が一番ここちいい
11. いまだけ
12. リミット
13. ゆらりふたり
14. Seeker
15. Good day
16. 4321
<アンコール>
17. カンパイ
ADACHI KANA 6th Anniversary Live - I got your six -
2023年8月30日(水)東京都 WWW X