ZARDの名曲「揺れる想い」のリリース30周年を記念し、5月19日にミュージックビデオのフルバージョンがYouTubeでプレミア公開される。
「揺れる想い」は1993年5月19日に発売されたZARDの8thシングル。本作は「ポカリスエット」CMソングとしてオンエアされ、ミリオンヒットを記録し、長年にわたって夏を彩ってきたポップチューンだ。ZARDのYouTube公式チャンネルでは2007年に行われた坂井泉水の追悼ライブ「What a beautiful memory 2007」から「揺れる想い」の映像がアップされているが、ファンから「MVも観たい」と熱望されていることを受けて、フルバージョンの公開が決まった。
また5月19日にはZARDトリビュートバンド・SARD UNDERGROUNDによる「揺れる想い」のカバーが配信リリースされる。デビューから約4年が経ち、一層深まったSARD UNDERGROUNDメンバーからZARDへのリスペクトが込められたカバーもZARDファンはチェックしておこう。過去にも「揺れる想い」をカバーしてきたSARD UNDERGROUNDだが、今回のカバーはよりオリジナルに近いアレンジになっている。神野友亜(Vo)は「『揺れる想い』のリリース30周年という記念の年に、原曲により近いアレンジ、テンポ感で、再びこのZARDさんの名曲を歌えたことが非常に嬉しいです」とコメントしている。
神野友亜(SARD UNDERGROUND)コメント
デビューアルバム「ZARD tribute」で、「揺れる想い」を歌わせていただいた当時、私は18歳で、SARD UNDERGROUNDのボーカルとしての歌い方というのが、まだ明確に定まっていなかったなと思っています。
「ZARD tribute」では原曲を大切にというのはもちろんあったのですが、新しい世代の方に届けるというコンセプトの元、ほとんどの収録曲のテンポやキーが上がっていたり、アレンジもかなり変わっていました。
当時の自分なりに精一杯歌ったので、「ZARD tribute」は変わらず大切に思っているのですが、レコーディングを重ね、ライブやイベントを経験して、自分の歌をより客観的に見つめることが出来るようになり、トリビュートII、トリビュートIIIと、キーやアレンジが少しずつ原曲に近づいてきている中、あの頃歌った楽曲を今歌い直したらどんな感じになるんだろう……?と密かに考えることもありました。
それだけに、今回、「揺れる想い」のリリース30周年という記念の年に、原曲により近いアレンジ、テンポ感で、再びこのZARDさんの名曲を歌えたことが非常に嬉しいです。