本日5月21日に“開催”スタートした「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」<DAY 2>の初日舞台挨拶が同日に東京・丸の内 TOEIで行われ、声優キャストの小野賢章らが登壇した。
この映画は、スマートフォン向けアプリを原作とするメディアミックスプロジェクト「アイドリッシュセブン」初の劇場ライブとして制作されたアニメーション。全国の劇場にて、セットリストが一部異なる<DAY 1><DAY 2>の2バージョンが“開催”されている。監督は錦織博、山本健介が担当。MCの脚本は都志見文太、キャラクター原案および衣装デザインは種村有菜、制作はオレンジが手がけた。
舞台挨拶は上映後に行われ、ステージには七瀬陸役の小野をはじめ、和泉一織役の増田俊樹、二階堂大和役の白井悠介、和泉三月役の代永翼、逢坂壮五役の阿部敦、六弥ナギ役の江口拓也、百役の保志総一朗、亥清悠役の広瀬裕也、狗丸トウマ役の木村昴、棗巳波役の西山宏太朗が登壇。本作について、小野は「<DAY1>と<DAY2>で、MCやセットリストなどの違いを楽しんでいただきたいです。僕は目と耳が足りないなっていう感想を抱きました。<DAY1>で16回、<DAY2>で16回の計32回は観なきゃいけないかなと思います!」とアピールする。
増田は「リアルライブさながらの興奮を感じました。疲れを感じさせないパフォーマンスにやっぱり本物のアイドルってすごいなと」とアイドルたちに感嘆。白井は「どこを切り取ってもカッコいいんですよ。それが僕らとは違うところ……」と謙遜すると、代永が「いや、比べんな!」とツッコむ。続けて代永は「何回も観ていただいて、アイドルたちのいろんな表情を見ていただけたらありがたいなと思います」とマネージャー(「アイドリッシュセブン」ファンの呼称)へ語りかけた。
IDOLiSH7の始まりの曲「MONSTER GENERATiON」について語ったのは阿部。「傘を使った振付は『へえ!』と思いました。あの振付いったい誰が作ったのかな、もしかして……(腕に付けたIDOLiSH7の四葉環のリストバンドを示して)なのかなとか、いろいろ想像させられました」と感想を述べた。江口は「朝から開催ということですが、みんなホント朝から声出てましたね。控え室でもリアルタイムで彼らがライブしている様子が流れていて、よりリアルに感じました」と待機中の出来事を振り返った。
保志は、Re:valeの千役を務める立花慎之介が不在なことから「フルメンバーじゃないから誰に支えてもらえばいいのか……」と不安げな表情を浮かべるも、この日登壇したキャストたちによるフォローを受けて安堵する。そしてRe:valeのパフォーマンスについて「Re:valeの絆がより深くなってるぞと思いました」とコメント。木村が「上手にしゃべれてましたよ」と優しく言うと、保志は「ありがとう!」と喜んだ。
木村は「日頃から感じていることなんですけども、この『アイドリッシュセブン』って作品に携わってらっしゃる方々のね、愛情が深いんですよ。だからこそ僕らもそれに応えなきゃと思います。MCの台本もあるんですけど、けっこうアドリブで入れてる部分も多いんですよ。それがすごく楽しかったです。あとは16人全員で歌う曲が少なかったので、みんなで一緒に歌えたのもすごく思い出深いです」と笑顔を見せた。広瀬は「ZOOLの4人の表情がすごく柔らかくなってて、声色も温かくなってて。ZOOLがメンバーのことも信じられたし、ほかのグループにも少しずつ心を許していっているのを感じられました」とZOOLの成長ぶりにグッときた様子。西山は「ステージを見ていて、彼らに血が通っている感じがしたというか、血肉って言うんですかね。こう……かじったら歯形がつきそうだなと」と独特のコメントをすると、キャストたちから「アイドルを表すのに血肉って言葉あんまり使わない」「最後の最後に怖いな」と一斉にツッコミが入った。
今年8月にアプリのリリースから8周年を迎える「アイドリッシュセブン」。司会者から今後「アイドリッシュセブン」でやってみたいことを問われると、小野は「ライブをやりたいです。キャストもスタッフももう1回やりたいなという思いが強くなっていて。あとこれまでやってないことで言うと日本を飛び出したいなと思います!」と意気込む。木村は「えっと……運動会。大玉転がし、玉入れとか。だって皆さん、保志さんの全力疾走みたいでしょ?」と問いかけ、当の本人である保志も「どのくらい出るかやってみたいね」とまんざらではない様子を見せた。そんな保志は「劇場ライブをレギュラー化したい」とアイデアを出す。その案に木村も「専用劇場を作っちゃいましょう。そして僕らもそこでバイトして」とうれしそうに乗っかった。
最後に小野が「このライブを観ているといろんなことがあったなという気持ちになります。かけ合いのセリフはほぼアドリブなんですけど、なぜそれができたかって、彼らと一緒に歩んできた時間があったからだと思います。あともう1つ思ったのが、変わらないものももちろんあるんだけど、どんどん変わっていってるなと。その瞬間瞬間を楽しめたらいいなとすごく思いました。 このライブの開催期間、皆さん思いっきり楽しんで、思いっきり応援していただけたらうれしいです」と語って舞台挨拶を締めくくった。
※「ZOOL」のZはアキュートアクセント付き、Lはセディーユ付きが正式表記。
(c)BNOI/劇場版アイナナ製作委員会