明日8月4日に東京・新橋演舞場で開幕するミュージカル「ビートルジュース」の囲み取材が行われ、主演のジェシー(SixTONES)をはじめ、キャストの勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗、吉野圭吾、瀬奈じゅん、演出の福田雄一が出席した。
「ビートルジュース」はティム・バートン監督によるホラーコメディ映画を原作とした、日本初上陸のブロードウェイミュージカル。幽霊となったアダム&バーバラ夫妻は自宅に引っ越してきたチャールズ一家を追い出すべく、死後の世界の厄介者である“バイオエクソシスト”ビートルジュースの力を借りる。
プレスコールを前に行われた囲み取材ではジェシーが「ビートル役をやらせていただくジュースです!」とジョークを交えて自己紹介。これに刺激されたのか、勝地も「勝地役をやらせていただくアダムです。逆だね!」とジェシーの持ちギャグを踏襲しつつ挨拶した。作品通り、コミカルな幕開けとなったこの取材でジェシーは「ずっとふざけております。テンション高めでどこで笑わせられるかっていうのを考えています」と役との向き合い方を話す。すると福田は「ブロードウェイよりふざけられていると思います」と自信をのぞかせる。さらに、「素晴らしいキャストの皆さんがそろいましたので、できるかぎりオリジナリティを出せればというのが目標ですね」と語り、中でも主演のジェシーに対して「スタンドアップコメディの役者さんみたいなんですよ。全編にわたってジェシーの色が出ているミュージカルだと思います。(主演は)ジェシーじゃないと絶対ありえない」と言葉を送った。
その後も登壇者たちは仲睦まじげな様子でトークを展開。勝地は「ずっと俺の楽屋にいるんですよ。この人」とジェシーを指差す。勝地の印象についてジェシーは「最初、怖い人なのかなと思いました。いろんな人に連絡をとって『勝地くんってどんな人ですか?』って聞いて。そうやって福田さんのことも聞きました。みんな優しいです。いいカンパニーです」と居心地よさそうに語った。
清水が演じるのは、幽霊が見えるチャールズ一家の娘・リディア。このキャラクターについて清水は「一番真面目な役だと思います」と言いつつ、「ジェシーさんにずっと笑わされて、本番でも笑いそうなので、もう少し抑えてほしいです」とジェシーに求めるが、ジェシー本人は「それはねー。僕は仕事でやらせてもらってるんでね!」と濁した。
ミュージカル初挑戦のジェシーは「歌が難しくてね。車の中でもお風呂場でも聴いてます。歌とふざける部分のギャップを楽しんでもらいたいですね」とコメント。自信なさげなジェシーに向けて福田は「踊りと歌がホントにカッコいいですよ」と太鼓判を押した。同じくミュージカル経験に乏しいと言う清水は「セリフの言い方とかが難しくて苦労してるんですけど、周りの方々からすごく刺激をもらっています。私の役はこの中で一番真面目だと思うので、面白くしないほうがいいのかなと思って、皆さんとバランスがをとるのが大変でした」と明かした。
SixTONESのメンバーは観に来るかどうか聞かれたジェシーは「観に来てくれると思いますよ。スケジュールに入ってたので」と回答。「特にどこを観てもらいたいです?」という質問には、「ここですかね」と右腕を指差してとぼける。その後、真面目な顔つきに変わり、「歌もそうですけど、普段言わないようなことを言ったりするので、とにかく全体を観ていただきたいですね」と本作をアピールした。俳優業の話題になると、ジェシーは「いやー、役者じゃないのでね。ミュージカルは最初で最後じゃないですか? やるとしたら再演で。その話は焼肉に行くときにしましょう」と登壇者たちに呼びかけた。
最後に登壇者たちはひと言ずつ締めの挨拶を行っていく。福田はミュージカル全体の出来栄えについて「満点だと思います。僕が一番楽しんでます。極上のエンタテインメントになっています」とコメント。ジェシーは「目と耳と……体全体で感じていただけたらうれしいです。どのシーンも素晴らしくて、いくらマネーがかかってるんだろうって。細かくいろいろと作り上げていただいてます。あとは個性あふれる皆さんが素晴らしいお芝居をされていますので、何も考えず、ぱっと観てぱっと帰って寝てください」と期待を込めて語った。
「ビートルジュース」は明日8月4日から27日まで東京・新橋演舞場、9月2日から8日まで愛知・御園座、13日から27日まで大阪・大阪松竹座で上演される。
ビートルジュース
2023年8月4日(金)~8月27日(日)東京都 新橋演舞場
2023年9月2日(土)~9月8日(金)愛知県 御園座
2023年9月13日(水)~9月27日(水)大阪府 大阪松竹座