#2i2、満員のLIQUIDROOMで大暴走！始まりと未来をつなぐツアーファイナル

#2i2のライブツアー「#2i2 presents 春1番大暴走ツアー」の最終公演が、7月31日に東京・LIQUIDROOMで開催された。#2i2は昨年のツアー「北斗七星～見えるのか死兆星～」でもLIQUIDROOMで最終公演を行ったが、このときはチケット完売ならず。今回は目標だった「LIQUIDROOM完売」を実現し、満員のフロアを盛大に沸かせた。

熱気に満ちたLIQUIDROOMにノースリーブ衣装で登場した十味、森嶋あんり、奥ゆい、天羽希純は「MONSTER LIVE, put your hands up!!」と声を合わせてライブの開始を告げる。オーディエンスは4人が熱唱する「MONSTER LIVE!!!」に合わせてペンライトを握った手を高く掲げた。「だってさ。」「Live and let live」「善人悪人」「Don't beぞんびー」と楽曲が続くに連れ、#2i2と観客、双方の熱量は相乗効果でぐんぐん高まっていく。#2i2のステージ前方にはグループのロゴがあしらわれたお立ち台が4台用意されているのが恒例で、4人は時折お立ち台に登ってはフロアの隅々まで視線を送った。

昨年12月のLIQUIDROOM公演と異なるのは動員数だけではない。このツアーでは観客の声出しも可能となっており、メンバーはあまりに大きな声援に驚いた様子。序盤ですでに汗だくの4人は水分を補給しつつツアーの行程を振り返り、森嶋は初の地元凱旋が実現した群馬でのライブに触れ、「まずメンバーが群馬にいるのがびっくり（笑）。群馬でライブをするのがずっとずっと夢だったので、今回のツアーで夢が叶って。おばあちゃんにも近くでライブを観てもらうこともできたし、また群馬で家族にみんなの声を聞かせてあげたい。私もみんなのことを群馬に連れていくし、みんなも私たちを群馬に連れていってください！」とうれしそうに話した。十味は「前回のツアーは全公演ことごとく雨だったんですけど……今回は全部晴れてる！」と大喜び。すると天羽は「それってさ、私たちが……ひとン～味、違うってことなんじゃな～いの？」となぜかセクシーにアピールし、なぜか奥にも同じことをやるよう要求。奥は照れながらセクシーアピールに挑戦して黄色い歓声を浴びた。そして4人はチケット完売の喜びと感謝を改めて観客に伝えた。

「私たちが立っているこの場所は、みんなが私たちと一緒に作り上げてきてくれた場所です。今日はその大切な場所と時間を目一杯使わせていただいて、みんなに“最高”を届けることを約束します！」という十味の宣言でライブを再開させた#2i2は「ポチ」「醜形の心臓」「shutter speed」と3曲を連続でパフォーマンス。さらにここで初披露の新曲「アドマイア」を届け、最後に4人で向き合って小指を重ねる振付で満面の笑顔を見せた。レッスン中の4人を追った幕間映像を挟み、不意に流れた音楽に観客が沸き立つ。#2i2が活動初期に使っていたライブのオープニングSEだ。暗転ののち、ステージにはデビュー当時の1着目の衣装をリメイクした新衣装に着替えたメンバーの姿が。「この曲は#2i2の始まりの歌です。みんなと出会えたこの運命に感謝を込めて歌います！」という天羽の言葉に続いて歌われたのは、#2i2の最初のオリジナルナンバー「FATE」。十味は「私たち#2i2の居場所をみんなが作ってくれました。これからも一緒にいてください。大好き！」と思いの丈を叫んだ。

汗だくのパフォーマンスは後半戦も落ち着く様子はなく、#2i2は「SAYONARA」「独り占め」「せめて月のように」「SCAR」と熱量の高いナンバーを畳みかける。4人の気迫に負けじと観客も大きな声で声援を送り、LIQUIDROOMに大きな渦を作り上げていく。「最高だー！」「楽しいー！」と4人は口々につぶやきながらひと息つき、中盤に披露した新曲「アドマイア」と新衣装について触れる。デビュー直後に体調を崩して入院し、初期の衣装に袖を通す機会がほとんどなかった天羽は「こうしてみんなと一緒にアレンジして着れて、とってもとっても、実はとってもとってもうれしいです!!」と満面の笑顔を見せた。そして4人はここで、9月28日に東京・Zepp Shinjukuにてワンマンライブの開催が決定したことを報告。この公演は#2i2初の全編バンドセットによるライブになるという。観客と喜びを分かち合った#2i2は最後に1曲、前回のLIQUIDROOMで初披露したナンバー「BURN BURN BURN」を熱唱してステージをあとにした。

徐々に湧き上がる「#2i2！」コールを受けて再度登場した#2i2は、妖艶なジャイブ「USO」と笑顔あふれるポジティブなナンバー「どうでもいいじゃんか」を披露。森嶋が「思えば#2i2はコロナ禍の真っ只中にデビューして……みんなの声も聞いたことがなくて、会場には1人ずつのマス目がある中で『ここから動かないでください』という状態でライブをしたけど、今どんどんできることが増えているのが、すっごくうれしくて。ツアーファイナルでみんなの声をドン！と聞くことができて、心がフワーッと震えました」と感慨深そうに語り、「これからもどんどんいろんな夢を見ていきたいから、ずっとずっと一緒にいてくれますか？」と呼びかけると、観客はひときわ大きな声援でそれに応えた。観客との記念撮影を行った4人は、ライブの冒頭に披露した「MONSTER LIVE!!!」をもう一度歌い、ツアータイトルの“大暴走”を表現するかのような激しいパフォーマンスで熱狂の一夜を締めくくった。

なおこの日の模様はミクチャ、ニコニコ生放送、YouTubeの3メディアで同時に生配信されており、#2i2のYouTube公式チャンネルではライブ全編のアーカイブ映像が楽しめる。

「#2i2 presents 春1番大暴走ツアー」最終公演 2023年7月31日 LIQUIDROOM セットリスト

01. MONSTER LIVE!!!
02. だってさ。
03. Live and let live
04. 善人悪人
05. Don't be ぞんびー
06. ポチ
07. 醜形の心臓
08. shutter speed
09. アドマイア
10. FATE
11. SAYONARA
12. 独り占め
13. せめて月のように
14. SCAR
15. BURN BURN BURN
＜アンコール＞
16. USO
17. どうでもいいじゃんか
18. MONSTER LIVE!!!

#2i2 Zepp Shinjuku Full band set ONEMAN LIVE

2023年9月28日（木）東京都 Zepp Shinjuku