アイドルフェス「@JAM EXPO 2025 supported by UP-T」が8月30、31日に神奈川・横浜アリーナで開催された。この記事では初日公演の模様をレポートする。
ポップカルチャーを国内外へ広く紹介する「@JAM」シリーズ最大規模のイベントとして2014年にスタートし、アイドルシーンにおける夏の風物詩となっている「@JAM EXPO」。今年は計6つのステージを舞台に、220組以上のアイドルが熱いパフォーマンスを繰り広げた。
「@JAM EXPO」の親善大使は、3年連続で須田亜香里が担当。有岡ちひろ(かすみ草とステラ)、栗原舞優(虹のコンキスタドール)、吉澤悠華(マジカル・パンチライン)からなる「@JAM EXPO」ナビゲーターユニット・name:CMHとともに開会式を行い、今年の公演の幕を開けた。8年ぶりにアリーナに“横仕様”で設置されたメインステージのストロベリーステージには、2024年に結成されたハロー!プロジェクトのグループ・ロージークロニクルを皮切りに、12月をもって解散する#2i2や8月にメジャーデビューを果たしたINUWASIら人気グループが続々登場した。
#2i2は2023年に初めてストロベリーステージに立ったが、このときは急遽欠席となったBEYOOOOONDSの代打という大きなプレッシャーを感じながらの出演だった。今回は堂々たるパフォーマンスで場内を沸かせ、その存在感を存分にアピールした。アニメのキャラクター5人でステージに立ったキミとアイドルプリキュア♪は、キレのあるダンスで観客の視線を釘付けに。幼少時から「プリキュア」シリーズに憧れていた現役アイドルは多く、舞台袖でも多数のアイドルが5人に声援を送っていた。
その後は指原莉乃がプロデュースする第3のグループ≒JOYや、秋元康が総合プロデュースを手がけるWHITE SCORPIONが出演した。2010年に解散したものの、デビュー25周年を記念して柴田あゆみ、斉藤瞳、村田めぐみの3人により期間限定で復活しているメロン記念日は、このタイミングで「@JAM EXPO」に初登場。「赤いフリージア」や「お願い魅惑のターゲット」などの人気曲を凝縮したステージで現役時代と変わらぬパワフルなパフォーマンスを展開し、最後は2000年代前半のアイドルシーンでクラウドサーフを巻き起こした伝説のキラーチューン「This is 運命」を披露した。
公演終盤はTask have Funやファントムシータ、きゅるりんってしてみてが気迫のこもったパフォーマンスを展開。ストロベリーステージ初日のトリを飾ったAKB48は、結成20周年を記念してリリースした最新シングル「Oh my pumpkin!」から、初期曲「君のことが好きだから」「言い訳Maybe」に至るまで、新旧の多彩な楽曲を織り交ぜたセットリストでライブを繰り広げ、横浜アリーナを大きな高揚感で満たした。
