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メロン記念日、青い不死鳥に!25周年の限定復活期間を締めくくるZeppワンマンで完全燃焼

「メロン記念日'25 PHOENIX STAGE ~完熟メロン~」の様子。
13分前2026年02月19日 12:04

デビュー25周年を記念して期間限定の再結成を果たしたメロン記念日が、2月14日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行ったワンマンライブ「メロン記念日'25 PHOENIX STAGE ~完熟メロン~」をもってアニバーサリーイヤーの一連の活動に終止符を打った。昼夜2公演のうち、この記事では夜公演の模様をレポートする。

不死鳥・メロン記念日の青い炎

2025年元旦、SNS上で突然の活動再開を発表しファンを驚かせたメロン記念日。そこから1年あまり、斉藤瞳、柴田あゆみ、村田めぐみの3人は現役時代さながらの精力的な活動を繰り広げてきた。大谷雅恵を欠いた3人での復活とはなったが、全国ツアーや大型イベントへの出演を通して変わらぬ独自の魅力をアピールした彼女たち。その総決算となる「完熟メロン」公演は文字通り、さまざまな人生経験を経て“完熟”したメロン記念日のポテンシャルが存分に発揮されたステージとなった。

ライブのオープニングを飾ったのは、解散前のメロン記念日にとって最後のオリジナル曲となった「メロンティー」。さまざまなロックアーティストとコラボする「メロン記念日ロック化計画」の締めくくりとして松本素生(GOING UNDER GROUND)が書き下ろした軽快なロックナンバーだ。この曲はリリース後ほどなくグループが解散となったため、現役当時にライブで披露される機会は限られていたが、この再結成期間にたびたび歌われるうち、メロンのライブに欠かせない定番曲としてのポジションを確立した。冒頭からガツンと盛り上げた3人の衣装は、夏ツアーの赤い衣装から一転、濃いブルーで統一されていた。これは「燃える炎は赤よりも青のほうが熱い」ことから選ばれたもの。3人はここからおよそ2時間半にわたって熱いステージを繰り広げていく。

「今日が一番若い日ですから!」

斉藤は「始まっちゃったね……確かにちょっとさびしいけど、泣いても笑っても最後だ。悔いなく楽しくいきましょう!」とこのライブに懸ける意気込みを語り、柴田は「涙、我慢しないでください。そして記憶、一生分持って帰ってね」とフロアで沸くヲタモダチ(メロン記念日が指すファンの呼称)に呼びかける。村田は「25周年だけれども、これからのメロン記念日、これからの皆さんの人生を考えると、今日が一番若い日ですから! 若さみなぎるライブにしましょう!」と哲学的なメッセージでヲタモダチをさらに沸かせた。前半は「電話待っています」「赤いフリージア」といったシングル曲から「キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ」「サクラ色の約束」などのアルバム収録曲やシングルB面曲まで幅広く披露されたが、シングル23枚、オリジナルアルバム3枚、さらにミニアルバムやベストアルバムとメロン記念日は10年ほどの活動期間で数多くの作品をリリースしているため、1回のライブに盛り込めるセットリストには限りがある。極力多くの楽曲を詰め込むべく、3人は前半にメドレーパートを用意して、「ラストシーン」「ほとんどがあなたです。」「刹那さ Ranking」「愛だ!今すぐROCK ON!」「さぁ!恋人になろう」と一気に5曲を駆け足で披露した。

2005年リリースのシングル「肉体は正直なEROS」は当時20代前半だった彼女たちには少々大人びたムードだったが、40代になった3人は存分に大人の色気を放ちながら歌う。かと思えば、2002年夏のソウルナンバー「夏の夜はデインジャー!」でははつらつとした無邪気な笑顔を輝かせた。メドレーを含めて13曲を歌ったところで、3人は一度ステージ袖へ。すると入れ替わるようにバンドメンバーのイチローこと稲田一朗(Dr)、ちゃっきーこと伊藤千明(B)、よてぃこと芳賀義彦(G)、くわっちこと桑原康輔(Key)がステージに上がり、ヲタモダチの高揚感を高めるライブのオープニングナンバー「メロン記念日のテーマ」をロックバージョンで演奏。バンドを背に再び登場したメロン記念日は、自らの気分を表明するような8ビートナンバー「さあ、早速盛り上げて 行こか~!!」でバンドの生演奏によるライブ後半戦をスタートさせた。

すべてが愛おしい、最高で最高で幸せな日々

今では珍しくなくなった「アイドルのロックフェス出演」を2000年代に実現させていたメロン記念日の楽曲はドライブ感のあるロックバンド編成と好相性だが、当時は生演奏でライブをする機会がほとんどなく、バックバンドを従えてのワンマンはメンバーにとっての念願だった。それはヲタモダチにとっても同様で、フロアの熱気は青い炎のようにさらに上がっていく。一方で、柴田がメインボーカルをとる「香水」などのバラード曲はしっとりと、ラテンナンバー「MI DA RA 摩天楼」ではガットギターの音色に合わせてクールに表現。さまざまな表情を見せつつも、「ここからはバンドの皆さんと、メロンの得意な……ロックな感じ行くけど、いい?」という斉藤の宣言から、メロンとバンドの共演はさらに熱を帯び、スカナンバー「遠慮はなしよ!」、ニューロティカとのコラボ曲「ピンチはチャンス バカになろうぜ!」、中山加奈子(プリンセス プリンセス)作詞の「ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~」と、生演奏によって持ち味が増大する楽曲が次々と披露された。「ピンチはチャンス バカになろうぜ!」では村田がタオルをほっかむりにして大暴れ。「ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~」では安田大サーカスを彷彿とさせる3人のトリオ芸も炸裂した。そして極めつけは、2001年のシングルで「メロン記念日=ロック」を印象付けるきっかけとなった代表曲「This is 運命」。ヲタモダチのコールも一層大きくなり、フロアは爆発せんばかりの熱気に満ちた。

90分超を勢いよく駆け抜け、メロン記念日はステージを去ったが、フロアではほどなく盛大な「メロン!」コールが上がる。斉藤、柴田、村田はバンドメンバーとともに再び現れ、2007年のシングル「アンフォゲッタブル」でアンコールに突入。切ないバラード「初雪」をじっくりと届け、THE COLLECTORSとのコラボによる甘酸っぱい青春ソング「青春・オン・ザ・ロード」を横並びで歌う3人の姿に、思わず目頭を熱くするヲタモダチの姿も見られた。

「メロン記念日ロック化計画」の始まりの曲、BEAT CRUSADERSとのコラボナンバー「ALWAYS LOVE YOU」を熱唱しながらフロアを見つめる3人もまた、込み上げるものをグッと堪えるような表情に。村田は「なんだか……終わりたくないですね」と名残惜しそうにつぶやきつつ、「25周年で私はもっともっとライブが好きになりました。歌う場所があるって素敵ですね。今日は一緒にひとつになってくれてありがとうございます」と笑顔を輝かせ、「みんながメロンを好きでいてくれたら、また会えるかもしれないから、これからもずっとずっと好きでいてください」と付け加えた。

柴田は「駆け抜けた10代、20代。結婚して、家庭そして子育てに奮闘した30代。ちょっと自分の時間ができまして、何かやりたいな、またキラキラしたステージに立ちたいな、という夢が40代になって叶いました。こういう景色を……40代だよ? 40代になってまた見られるなんて思いませんでした」と最高だった1年間を振り返り、「周りのみんなにも『やりたいときにやればいいじゃん』ってありがたい言葉をいただけるんですけど……ヲタモダチがいなければ。この景色を見せてくれないとできない! なのでまた見せてください! また会える日まで楽しみにしています」とヲタモダチとの約束を交わす。

斉藤は「解散から15年も経って、こんな一生懸命メロン記念日をやる日が来るとは思ってもいなかったです。……なんで笑うのよ! みんなもそうでしょ? 体力大丈夫だった? 私たちはけっこうギリギリだった(笑)。しんどいよね。そりゃみんな15年分歳とったんだもん」と、ともに1年間を駆け抜けたヲタモダチを労り、「すべてが愛おしい、最高で最高で幸せな日々でした!」と感謝の思いを届けた。

4人で歌える日を願って

「本来であれば、ファイナルのステージだと次のお約束ができるんだけど、今日はできない。25周年を1年間やりきるって決めた、今日はそのファイナルとなります。でもね、またいつか、会えると私も信じてるので。“MELON'S NOT DEAD”です。だから『またね』と言ってステージを降りたいと思います。またね!」と笑顔を振り撒いた斉藤だったが、「また機会があれば、メロン記念日、ライブがしたいです! そして、マーシーとも歌える日が来たらうれしいです!」と、今回の再結成では叶わなかった4人全員での復活を希望し、ヲタモダチの熱い歓声に涙ぐむ。そして「最後はメロン記念日らしく、ロックに、拳を突き上げて! 大きな声を出して!」と、「This is 運命」に比肩する代表曲の1つ「お願い魅惑のターゲット」になだれ込み、3人は声を振り絞るように熱唱した。それでも「メロン!」コールは収まらず、3人はもう一度ステージへと戻り「もうちょっとがんばれるってこと?」とダブルアンコールに突入。2度目の「This is 運命」で盛大に締めくくり、3人は涙を流しながら抱き合った。

メロン記念日は本日2月19日、デビューシングル「甘いあなたの味」のリリースから26周年を迎えた。

セットリスト

「メロン記念日'25 PHOENIX STAGE ~完熟メロン~」2026年2月14日 Zepp DiverCity(TOKYO)2公演目

01. メロンティー
02. 電話待っています
03. キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ
04. サクラ色の約束
05. 赤いフリージア
06. ラストシーン
07. ほとんどがあなたです。
08. 刹那さ Ranking
09. 愛だ!今すぐROCK ON!
10. さぁ!恋人になろう
11. 肉体は正直なEROS
12. 愛してはいけない…
13. 夏の夜はデインジャー!
14. メロン記念日のテーマ - Rock Ver.~さあ、早速盛り上げて 行こか~!!
15. かわいい彼
16. 香水
17. MI DA RA 摩天楼
18. 遠慮はなしよ!
19. ピンチはチャンス バカになろうぜ!
20. ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~
21. This is 運命
<アンコール>
22. アンフォゲッタブル
23. 初雪
24. 青春・オン・ザ・ロード
25. ALWAYS LOVE YOU
26. お願い魅惑のターゲット
<Wアンコール>
27. This is 運命

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