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七海うらら、初ワンマンで“パラレルシンガー”を体現「悔いのない日々を送りたい」

七海うらら(撮影:小川遼)
約3年前2023年08月08日 8:02

七海うららが8月4日に東京・Spotify O-WESTにてワンマンライブ「Parallel Show」を開催した。

「Parallel Show」は、七海にとって初のワンマンライブ。“リアルとバーチャルを行き来するパラレルシンガー”を名乗る彼女が、オフラインで歌声を届ける場となった。

開演時刻を迎え、生身でステージに現れた七海はKIKORI(G)、兼子拓真(B)、柴崎洋輔(Key / PENGUIN RESEARCH)、佐治宣英(Dr / FLOWER FLOWER)とともに「Luv Rendezvous」でライブの幕を開ける。うらんちゅ(七海うららファンの呼称)が手に持つペンライトが場内を水色に染める中、七海はロックチューン「赤い風船」を披露。「今日も全員優勝でいきましょう!」と観客を鼓舞したのち「あいまいみーらいふ♡」を届けた。

昨年12月に酔シグレがリリースした、12曲で1つの物語になる“劇場型フルアルバム”「吟遊詩人の置き手紙」にて、甘也ルナ役を演じた七海。バックスクリーンに甘也が映し出され、同アルバムの登場人物・時雨と会話を繰り広げる。甘也は「私ね、体が弱くて、入院していた期間も長かったから、思うように好きなことができなくて。でも、この街に来てからはすごく元気! 大声で歌っても大丈夫になったんだよ! 健康って一番大切なのに、一番忘れがちな幸せ。元気で好きなことができるうちに、いろんなことをしたいんだ!」と七海自身の過去を連想させるような台詞を口にする。同アルバムで七海がゲストボーカルを務めた楽曲「Desire Designer」が演奏されると、うらんちゅの大歓声がフロアに響き渡った。

柴崎の奏でる叙情的なピアノで始まったのは、夏代孝明による提供曲「ダイヤノカガヤキ」。メジャーデビューシングルであるこの曲を七海は高らかに歌い上げ、自身の闘病生活を振り返る。「普通に大学を卒業して、普通に会社員になって、毎日電話で罵声を浴びて。この生活をずっと続けていくのか……みたいな気持ちになっていたときに、私は癌になりました。闘病生活を送る中で、自分の価値観や考え方も変わって。限られた人生の中で、本当に悔いのない日々を送りたいなと思うようになりました」と彼女の決意が語られたのち、ライブはカバー曲ゾーンに突入。夏代孝明「パラレルラルラ」、UNISON SQUARE GARDEN「オリオンをなぞる」、FAKE TYPE.「FAKE LAND」、wowaka「アンノウン・マザーグース」が立て続けに歌われ、楽曲提供を受けたアーティストや“歌ってみた”動画で曲を使用したアーティストに対する七海の感謝が表現された。後半2曲はバックスクリーンに映し出された2次元の七海によって披露され、続く「ガールズストラテジー」「Trigger」では2次元の七海と生身の七海がシンクロしてパフォーマンス。“パラレルシンガー”という活動スタンスが改めて提示された。

七海が「めちゃめちゃ早いんですけれども……次の曲が最後の曲になります(笑)」と告げると、うらんちゅの「えー!」という野太い声が響く。「わかる、全然体感なかったもんね?」という七海の問いかけには「2秒!」「0コンマ1秒!」「まだ始まってない!」「まだ朝!」などの声が飛び交い、会場は笑いで包まれた。本編最後に選ばれたのは七海の最新曲「Seventh Heaven」。田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN、THE KEBABS、Q-MHz)が作詞作曲を手がけたこの曲について彼女は「私のこれまでの挫折をたくさんお伝えさせていただいて、そこから膨れ上がったものを歌詞にしていただきました」と語る。続けて「私の歌や言葉で、プラスのパワーを受け取ってくださる方がいらっしゃると思うんです。私の配信を観て癌の検査に行きましたとか、それで病気が発覚して闘病をがんばってますとか、いろんなメッセージをいただいて。一緒にがんばってるという気持ちで、私も常に皆さんのことを見ています」とファンに寄り添い、「Seventh Heaven」を情感たっぷりに歌い上げた。

アンコールの声に応えてステージに戻ってきた七海。「ナナイロ」でライブを再開させた彼女は曲中の語りパートをライブ仕様に変更し、観客に「ありがとう」と告げる。演奏が終わるとバックスクリーンに映像が流れ、今冬のメジャー1st EPリリースと、来春の東阪ワンマンライブ開催が発表された。フロアに歓喜の声が鳴り響く中、ラストナンバー「あたしワールド」が届けられる。七海は客席の隅々にまで手を振りながら歌い、ライブは和やかな空気に包まれながら閉幕した。

七海うらら コメント

3Dとリアルが融合した新しい形のライブ、“Parallel Show”お楽しみ頂けましたでしょうか? 今までの苦難や想いも込めて、人生をひっさげて出来る限りのパフォーマンスをお届けしました。

皆さんの熱い盛り上がりもあって、今後の夢への第一歩のステージになったと思います。本当にありがとうございました。

本日ライブに来て、楽しんでいただけた方は、その幸せパワーをまた別の方にも伝えていただきたいですし、ポジティブな発信の輪を広げて、笑顔で溢れる世界にしていきたいです。
自分自身、音楽やエンターテインメントに救われてきた身なので、今度は私が皆さんを救う番になりたいです。

冬には1st EP、来春には東京大阪での2ndワンマンも決定致しました。
更に大きなステージで、元気な姿で皆さんとまた会えるように日々精進していきます。
改めて携わったくださった関係者の皆さん、スタッフさん、クリエイターさん、そして足を運んでくださった皆様。
本当にありがとうございました。

※「柴崎洋輔」の崎は立つ崎が正式表記。

七海うらら「Nanami Urara 1st ONE-MAN LIVE "Parallel Show"」2023年8月4日 Spotify O-WEST セットリスト

01. Luv Rendezvous
02. 赤い風船
03. あいまいみーらいふ♡
04. Desire Designer
05. ダイヤノカガヤキ
06. パラレルラルラ
07. オリオンをなぞる
08. FAKE LAND
09. アンノウン・マザーグース
10. ガールズストラテジー
11. Trigger
12. Seventh Heaven
<アンコール>
13. ナナイロ
14. あたしワールド

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