YOSHIKI(X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS)が東京・グランドハイアット東京で開催したディナーショー「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」が昨日8月20日に最終日を迎えた。
このディナーショーではYOSHIKIによる客席の練り歩きやカーテンコールでのファンとの触れ合いが4年ぶりに復活。観客の中には興奮のあまりYOSHIKIの手を強く握ってしまう人もおり、YOSHIKIはショーの開催中、2度にわたって手を負傷した。「客席を歩いている時に、少し怪我しちゃった。。手は強くつかまないでね」とSNSで注意することがありつつも、「なんとか、大丈夫だよ」とし、ディナーショーを駆け抜けた。
8月4日に始まった本ディナーショーはチケット1枚あたり8万8000円の「BREAKFAST SHOW」、11万円の「DINNER SHOW」が計16公演行われ、のべ8000人を動員した。最終日にはX JAPANのベーシスト・HEATHが特別ゲストとして参加し、YOSHIKIとともに「Rusty Nail」を披露して観客から喝采を浴びた。またショーの初日公演にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演を終えたばかりのTHE LAST ROCKSTARSのメンバーがサプライズ出演し、「PSYCHO LOVE」「SHINE」を演奏。さらに全公演のゲストとしてYOSHIKIプロデュースによるボーイズバンド・XYの選抜メンバーが登場し、デビュー曲「Crazy Love」をYOSHIKIとパフォーマンスした。
本ディナーショーでYOSHIKIが披露した曲は日替わりで、X JAPANの代表曲である「Say Anything」「ENDLESS RAIN」、ソロ曲「Anniversary」、HYDE(L'Arc-en-Ciel、VAMPS、THE LAST ROCKSTARS)とのコラボ曲「Red Swan」、そして亡き母に捧げる「Requiem」などを披露。公演の後半日程ではX JAPANが約8年ぶりにリリースした楽曲「Angel」を演奏する場面もあった。さらにYOSHIKIはレーザーやLEDライトを使った派手な演出に彩られたドラムソロコーナーでパワフルなドラムプレイを見せた。また牧阿佐美バレエ団とのコラボレーション、ストリングスやシンガーとの共演などもあり、YOSHIKIが手がけてきた楽曲に華を添えた。ファッションショーでは世界トップレベルのモデルがYOSHIKIMONOに身を包んで会場を歩き、観客を魅了。ピアノのバックには大型LEDビジョンが設置され、壮大な映像演出で観客たちを驚かせた。
毎年恒例となるチャリティオークションでは、私物ジャケットやストールなど21点が落札された。このうち、THE LAST ROCKSTARSのアーティスト写真でYOSHIKIが着用している私物ジャケットは、1000万円で落札されるという、かつてない盛り上がりを見せた。オークションの売上はYOSHIKI運営による米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、全額が寄付に使われる。
なおYOSHIKIは8月26、26日放送の日本テレビ系「24時間テレビ46」に出演することが決定。会場となる東京・両国国技館で一夜限りのスペシャルステージを披露する。9月には自身による初監督映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」の公開、自身が手がけるブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のパリコレクション出演、10月にソロでのワールドツアー開催、11月にTHE LAST ROCKSTARSの日米ツアー開催と、多忙な日々が続きそうだ。