スタジオジブリの初のトリビュートアルバム「ジブリをうたう」が11月1日にリリースされる。
「ジブリをうたう」のプロデュースは、映画「コクリコ坂から」「アーヤと魔女」で音楽を担当するなどスタジオジブリ作品と縁の深い武部聡志が担当。参加アーティストとして、家入レオ、幾田りら(YOASOBI)、岸田繁(くるり)、木村カエラ、GReeeeN、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、角野隼斗(Penthouse)、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、松下洸平、満島ひかり、Little Glee Monster、Wakanaといった面々が名を連ねている。収録曲などの詳細は後日発表。どのアーティストもスタジオジブリ作品の楽曲に対して独自の解釈で楽曲制作を行なっているとのことなので、続報を楽しみにしておこう。
今回の発表と併せて、アルバムの特設サイトもオープン。「ジブリをうたう」の題字は宮崎吾朗が手がけた。
武部聡志 コメント
僕の周りにはジブリファンのアーティストやミュージシャンがたくさんいる。
誰もが必ずは通るスタジオジブリ作品、国民的に親しまれている数々の映画には単なるファンタジーやストーリーだけでなく、送り手のメッセージや思想、哲学が詰め込まれている。
そんな憧れのジブリ作品の音楽に携わる事が出来たのは偶然だったのか? 必然だったのか?「コクリコ坂から」「アーヤと魔女」これまで2つの長編アニメーション映画を担当させて頂いた。そんな僕が密かに思っていた夢が今回のトリビュートアルバムだ。
誰もが一度は耳にした事のある、そして映画のシーンを思い浮かべることの出来る珠玉のナンバーを、今日本の音楽シーンで輝いているアーティスト達がそれぞれの解釈でカバーする、そんな贅沢なアルバムを作りたかった。
スタジオジブリ作品の映像だけではなく、音楽の素晴らしさにも光を当てたかった。
しかし、いざ作業に取り掛かり、今迄の作品を聴き直して改めてその完成度の高さに驚いた。
このアルバムはオリジナルを超えようとして作ってもダメだなと思い直し、ジブリ愛に溢れるアーティスト達によるジブリの創り出してきた世界への敬意と感謝の詰まったアルバムになればいい、と心から思っている。
全てのアーティストが最高のパフォーマンスをしてくれているこのアルバムを聴いて、改めてジブリの「音楽」を共に感じることが出来たら嬉しいです。