福山雅治が10月6日公開の映画「アントニオ猪木をさがして」の主題歌およびナレーションを担当することが発表された。
「アントニオ猪木をさがして」は、アントニオ猪木に影響を受けたさまざまな人物が“旅人”として、それぞれの視点から“人間・アントニオ猪木”を語るドキュメンタリー映画。主題歌には、猪木の入場テーマであった「炎のファイター」を福山が新たにプロデュースした「炎のファイター~Carry on the fighting sprit~」が採用された。猪木に対しリスペクトを抱く福山は主題歌について「いつも以上に気合いが入り、予定していたスケジュールを大幅に超えるほど夢中になって演奏やサウンドディレクションをしていました。結果、心揺さぶるサウンドに仕上がったと自負しております」と力強くコメントしている。
また、かねてよりプロレスファンの福山が故郷・長崎から上京した18歳当時、初めて遭遇した著名人が猪木であったことが明らかに。当時福山がアルバイトをしていたピザ店で撮影された猪木との記念写真も公開された。
福山雅治 コメント
この度、映画「アントニオ猪木をさがして」のナレーションおよび主題歌のオファーをいただいたことは、30年以上にわたる僕の活動の中でも、とても大きな驚きであり大きな喜びでした。
僕にとって猪木さんは、物心ついた頃から現在そして未来に至るまで、いつの時代においても最強のスーパーヒーローです。
今作では猪木さんの入場テーマ曲である「炎のファイター」をプロデュースするという大役をいただいたことに、誠に勝手ながらご縁を感じております。
というのも、僕が「音楽で食べていくんだ」という、周りからしてみれば馬鹿げた夢を持って18歳で長崎から上京した直後、東京で初めて出会った著名人が猪木さんだったのです。
当時、新宿区百人町でアルバイトをしていたピザ屋さんのオープン記念に猪木さんがいらっしゃったんです。
その時、集合写真の撮影では図々しくも猪木さんの隣に立たせていただきました。
その写真は僕にとって一生の宝物となっています。
2023年の今「炎のファイター」という楽曲を、54歳の自分がプロデュースし演奏できるということに深い感慨を抱いております。
その喜びと猪木さんへのリスペクトから、今回のレコーディングはいつも以上に気合いが入り、予定していたスケジュールを大幅に超えるほど夢中になって演奏やサウンドディレクションをしていました。
結果、心揺さぶるサウンドに仕上がったと自負しております。
「アントニオ猪木をさがして」。
つまりそれは「自身に受け継がれた闘魂の現在地、そして道行をさがす」ということと解釈しています。
プロレス、ビジネス、発明、政治。
猪木さんの闘魂を源泉とした数々の表現は、これからも僕の心を焚き付け続けることでしょう。