セガのゲームシリーズ「龍が如く」の最新作となる「龍が如く8」の発売日が2024年1月26日に決定。本作の発表会が本日9月20日に東京都内で行われ、新キャラクターのキャストを務める井口理(King Gnu)らが登壇した。
「龍が如く8」は横浜・伊勢佐木異人町とハワイを舞台に、どん底から再び這い上がる男・春日一番と人生最期の戦いに挑む男・桐生一馬の2人の主人公が、さまざまな仲間と出会いパーティを組んで繰り広げるドラマを描いたRPG作。過去作に引き続き春日を中谷一博、桐生を黒田崇矢が演じるほか、堤真一、安田顕、成田凌、中井貴一、長谷川博己、大塚明夫、上坂すみれ、伊波杏樹ら豪華キャストが出演する。
井口が演じるのはハワイを訪れた春日をどん底に陥れるものの、のちに彼の仲間となっていく“悪徳タクシードライバー”エリック・トミザワ。本日の会見には井口のほか中谷、黒田、安田、大塚、上坂、伊波と龍が如くスタジオ代表の横山昌義氏が登壇した。
発表会冒頭で上映されたトレイラーについて、中谷は「圧倒されて、面白い予感しかしないです。ツッコミどころもあるんですけど(笑)、ここから先どんどん明らかになっていくこともあると思います」とファンの期待を煽り、黒田も自身が演じた桐生という男について「死生観とか覚悟とか、生きているうえで独特の価値観が生きています」と話す。桐生は本作である危機に立たされていることがトレイラーでも明かされたが、黒田はその運命について「覚悟をして戦っていくのかな、と思いながら観ていました」と話した。
井口は「悪徳タクシードライバー役なんですけど、普段は安全運転を心がけてます(笑)。よろしくお願いします」と挨拶。学生時代に「龍が如く」シリーズをプレイしていたという井口はオファーを「まさか自分がこういう機会をいただけるとは」と喜んだと話すが、収録時のエピソードを尋ねられると「作品が作品だからなのかもしれませんけど、タバコ休憩をたくさんいただけて(笑)。非常にありがたかったです」と回答。1週間ほどの収録の間、セガに通い詰めていた井口が喫煙所に何度も足を運ぶうちに“そこそこ偉い方”に顔を覚えられ「ところであなたは最近入った中途社員の人?」と聞かれたという裏話も横山氏から明かされた。
ともに「龍が如く」シリーズの大ファンという上坂と伊波。前作に続き向田紗栄子役を演じる上坂は「台本を読んだとき、1ページめくるごとにネタバレを食らうようで……ユーザーとしては最高なんですけど『えっ、サッちゃん、えっ?』みたいな感じでした。早く遊びたいです(笑)」と収録を振り返り、ほかの登壇者たちから「ファンミーティングみたい(笑)」とツッコまれる。また、本作から登場する新キャラクターの不二宮千歳役を演じた伊波はすでに一部をプレイしたとのことで、「RPGとアクションをうまいこと融合して、面白みがぐっと上がっています。1つのコマンドだけで開けるのがとてもスムーズで……」とユーザー視点で丁寧にレビューし、横山氏を「下打ち合わせなしでこのコメントですからね」と感心させていた。
また本日の発表会では、11月9日発売の「龍が如く7外伝 名を消した男」のテーマ曲が、野田洋次郎(RADWIMPS)とアメリカのラッパーJ.I.Dのコラボ曲「片時」に決定したことも発表。会場では野田とJ.I.Dからのコメント映像も上映され、野田は楽曲について「普段自分のバンド、RADWIMPSではなかなか表現してこなかったような音像を目指そうと、僕の中でとても大きな部分を占めるジャズのようなエッセンスを中心に添えて作りました」と語った。