2022年秋クールのテレビドラマ「silent」に出演した目黒蓮(Snow Man)が「東京ドラマアウォード2023」にて助演男優賞を受賞。本日10月24日に東京・東京プリンスホテル 2F プロビデンスホールにて行われた「東京ドラマアウォード2023」授賞式に登壇した。
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2008年にスタートした「東京ドラマアウォード」は放送番組の海外発信を見据え、それまで着目されていた“芸術性”や“良質な番組”といった基準とは異なる“市場性”や“商業性”を重視したアワード。今回も「世界に見せたい日本のドラマ」というコンセプトのもと、各賞が選出された。
「silent」は主演の川口春奈演じる青羽紬が本気で愛した人と音のない世界で“出会い直す”切なくも温かいラブストーリー。目黒は若年発症型両側性感音難聴を発症し、聴力をほとんど失った青年・佐倉想という高い表現力を求められる役を演じきり、その繊細な演技で多くの視聴者を魅了した。司会者から絶賛の言葉を受けた目黒は照れ笑いを浮かべつつ「佐倉想くんという役と僕の気持ちは、重なる部分がすごくありました」と演じた役について語った。
「東京ドラマアウォード2023」では、「silent」の主題歌でOfficial髭男dismの楽曲「Subtitle」が主題歌賞に輝いた。さらに「silent」は作品賞 連続ドラマ部門の優秀賞を受賞し、同ドラマのキャスト・川口が主演女優賞、夏帆が助演女優賞、風間太樹が演出賞に選出され、「silent」は計6部門を受賞。Official髭男dismが「東京ドラマアウォード」で主題歌賞を受賞したのは、2020年以来、3年ぶり2度目となった。川口は目黒の芝居について「パワフルだし、受け取るものが大きくて。対役者さんがいてこそ、紬という役の魅力を引き出してくれたなと思います」と語った。
Official髭男dismはスケジュールの都合上登壇できなかったものの、受賞に際して「このたびは素晴らしい賞をいただき大変光栄に思っております。『Subtitle』を制作してから1年経ち、自分たちも大切に歌ってきましたが、この曲に思いを重ねてくださっている方がたくさんいらっしゃることに感謝があふれるばかりです。また『silent』という素晴らしいドラマにこの曲を書き下ろさせていただいたことも、大きな思い出、そして誇りになりました」というコメントを寄せた。
なお「東京ドラマアウォード2023」には小栗旬、夏帆、バカリズム、木南晴夏、永尾柚乃、上坂樹里らも出席した。
東京ドラマアウォード2023 受賞作品・受賞者
作品賞 連続ドラマ部門
グランプリ:「ブラッシュアップライフ」日本テレビ放送網
優秀賞:「鎌倉殿の13人」日本放送協会
優秀賞:「星降る夜に」テレビ朝日
優秀賞:「silent」フジテレビジョン
優秀賞:「エルピス―希望、あるいは災い―」関西テレビ放送
優秀賞:「フェンス」WOWOW
作品賞 単発ドラマ部門
グランプリ:「TOKYOMER~走る緊急救命室「隅田川ミッション」」TBSテレビ
優秀賞:「未解決事件 File.09 松本清張と『小説 帝銀事件』」日本放送協会
優秀賞:「生理のおじさんとその娘」日本放送協会
優秀賞:「神の手」テレビ東京
優秀賞:「監察医 朝顔2022スペシャル」フジテレビジョン
ローカル・ドラマ賞
「弁当屋さんのおもてなし」北海道テレビ放送
個人賞
主演男優賞:小栗旬「鎌倉殿の13人」
主演女優賞:川口春奈「silent」
助演男優賞:目黒蓮(Snow Man)「silent」
助演女優賞:夏帆「silent」
脚本賞:バカリズム「ブラッシュアップライフ」
演出賞:風間太樹「silent」
主題歌賞
Official髭男dism「Subtitle」(「silent」主題歌)