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a flood of circle×ストレイテナーが渋谷で激突 「KILLER TUNE」カバーにフロア沸騰

佐々木亮介(Vo, G / a flood of circle)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])
4か月前2023年10月30日 3:01

a flood of circleが最新シングル「ゴールド・ディガーズ」を携えてのツアー「a flood of circle "HAPPY YAPPY BLOOD HUNT"」の東京公演を、10月25日と26日に渋谷CLUB QUATTROで開催。初日公演には「ゴールド・ディガーズ」のプロデュースを務めたホリエアツシ(Vo, G, Piano)が所属するストレイテナーをゲストに迎えて対バンを繰り広げた。

先攻テナーが奏でた“いい夜”

先攻を務めるのは10月15日に東京・日本武道館公演を終え、脂が乗りまくった状態のストレイテナー。満員の観客が打ち鳴らす手拍子を浴びながら現れた彼らは、会場がある渋谷を走る国道246号をモチーフにした「246」でライブの口火を切る。日向秀和(B)が生み出すうねるようなグルーヴと、ナカヤマシンペイ(Dr)に刻む心を弾ませるようなビート、美しい旋律を紡ぐ大山純(G)のギター、ホリエの清涼感のあるまっすぐなボーカル。これらが有機的に絡み合い、フロアに高揚感をもたらしていく。そんな中、4人が次なる曲として放ったのはライブの鉄板曲「KILLER TUNE」。イントロが鳴った瞬間、フロアの熱気が弾けるように上昇した。

この日のストレイテナーのセットリストは、自分たちのファンだけでなくa flood of circleのファンも楽しませる25年のバンドの歴史を60分に凝縮したかのような内容に。ホリエは自らが放った「いい夜にしましょう」という言葉を体現するように、音楽をオーディエンスと共有できる喜びを全身からにじませ、みずみずしい歌声でライブハウスを満たす。中盤戦に差しかかったタイミングでは「次にやる曲は佐々木(亮介)くんが衝撃を受けたと言ってくれた曲です」と紹介すると「Lightning」を歌い始め、内なる深淵に沈み込むような、哀しくも穏やかな音世界にオーディエンスを誘った。

またMCではホリエが、10月19日に急逝したBUCK-TICKの櫻井敦司(Vo)を追悼。「一番ボーカリストとして影響を受けて、自分の声を作ってくれた人」「BUCK-TICKと同じ35周年まであと10年。死ぬまでバンドを続けられたらすごいと思います」と敬愛する櫻井に想いを馳せる場面も。そんな言葉から、a flood of circleの「ゴールド・ディガーズ」と対になるようなタイトルの最新曲「Silver Lining」が続く。最後に4人は、何回もライブハウスに響かせてきたであろう2007年リリースの「TRAIN」を、清々しい表情を浮かべながら磐石のアンサンブルで鳴らした。

AFOC、先輩への愛とリスペクトを音に

ストレイテナーの作り出した熱気が少し落ち着いた頃、Beck, Bogert & Appiceの「Superstition」とともにa flood of circleの4人がステージへ。佐々木亮介(Vo, G)は片手に持った缶ビールを傾け、自らにアルコールというガソリンを入れると、フロアをまっすぐに見据える。それを合図に渡邊一丘(Dr)、HISAYO(B)、アオキテツ(G)もグッとアクセルを踏み込み、狼煙を上げるように「Blood Red Shoes」を爆音でフロアに叩き付けた。

その後もストレイテナーに負けじと情熱をほとばしらせながら楽器を繰るa flood of circleの4人。野生味のある渡邊が叩くビート、クールな表情を浮かべながらも獰猛なグルーヴを生み出すHISAYOのベース、年齢にそぐわない貫禄をにじませるアオキのギター、佐々木の野心に満ちたギラギラとしたボーカルと、ノイジーなギターの音色が一体となり、弾丸のような鋭さをもってオーディエンスを圧倒していった。またホリエのMCを受けて、佐々木はライブの中盤で「Lightning」と出会ったときのエピソードを回顧。バイト中に不意に耳にしたこの曲を聴くために作業を中断していたこと、一度ならず何度もストレイテナーの音楽に衝撃を受けていたこと、舞台袖でのメンバーの和気あいあいとした様子などをうれしそうに語った。

4人は「月面のプール」で束の間のチルアウトタイムを提供したのち、再びギアをトップに入れ「プシケ」「シーガル」を猛るようにパフォーマンスする。いよいよライブもクライマックスというとき、佐々木が着用している黄色い革ジャンにライトが当たり、“ゴールド(金色)”の光が放たれる中で「ゴールド・ディガーズ」を投下。武道館のステージに立ったばかりの“先輩”に誓うように、轟音に乗せて佐々木は「武道館 取んだ3年後 赤でも恥でもやんぞ」と力強く宣言した。

今回の対バンでストレイテナーへの愛とリスペクトを込めたパフォーマンスを展開していたa flood of circleが、その思いを爆発させたのはアンコールだった。ラストナンバーの「如何様師のバラード」を演奏中、メンバーは「KILLER TUNE」をカバー。佐々木はフロアに飛び込むと、観客に支えられながら絶唱を繰り返し、この日一番の熱狂を作り出す。そして、爆音の余韻の中で再びステージに戻ると、おいしそうに缶ビールを煽った。

セットリスト

「a flood of circle "HAPPY YAPPY BLOOD HUNT"」2023年10月25日 渋谷CLUB QUATTRO

ストレイテナー

01. 246
02. KILLER TUNE
03. SPEEDGUN
04. From Noon Till Dawn
05. 宇宙の夜 二人の朝
06. SAD AND BEAUTIFUL WORLD
07. Lightning
08. 群像劇
09. 彩雲
10. Silver Lining
11. TRAVELING GARGOYLE
12. シーグラス
13. TRAIN

a flood of circle

01. Blood Red Shoes
02. 美しい悪夢
03. Dancing Zombiez
04. 狂乱天国
05. Sweet Home Battle Field
06. くたばれマイダーリン
07. 月面のプール
08. 世界は君のもの
09. Boy
10. プシケ
11. シーガル
12. ゴールド・ディガーズ
13. 月夜の道を俺が行く
<アンコール>
14. HAPPY YAPPY BLOOD HUNT
15. 如何様師のバラード~KILLER TUNE~如何様師のバラード

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