JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

THE SPELLBOUNDとBOOM BOOM SATELLITES、2つのバンドがひとつになった夜

THE SPELLBOUND「BIG LOVE TOUR -BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-」東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)公演の様子。(撮影:oyaming、タカギユウスケ)
7か月前2023年11月02日 3:04

THE SPELLBOUNDのワンマンツアー「BIG LOVE TOUR -BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-」のファイナル公演が10月29日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)にて開催された。

BOOM BOOM SATELLITESのデビュー25周年イヤーを記念し、今年5月から同バンドをさまざまな形で再現する“BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Set”体制でライブを行ってきたTHE SPELLBOUND。「BIG LOVE TOUR」では全公演この体制でパフォーマンスが披露された。

まずライブ冒頭に用意されたのは、2013年発表のアルバム「EMBRACE」にも収められたThe Beatles「HELTER SKELTER」のカバー。原曲の激しいサウンドはそのままに、四つ打ちをより強調させたダンサブルなアレンジでさっそくフロアを沸かせた。BOOM BOOM SATELLITESの楽曲で構成された前半パートでは、小林祐介(Vo, G)のボーカルには深いエコーやリバーブがかけられ、THE SPELLBOUNDとはまた異なる音像が示された。またTHE SPELLBOUND始動後のライブでは黙々と演奏することが多かった中野雅之(Programming, B)は、盛んにステージ前方へと繰り出し、幾度もオーディエンスを扇動するアクティブなパフォーマンスを展開した。

サポートドラマーの福田洋子と大井一彌(yahyel、DATS)が叩き鳴らす重厚なリズムが特徴的な「Dive For You」、イントロから大勢の観客がハンドクラップでレスポンスした「MORNING AFTER」とアッパーな楽曲でオーディエンスのテンションが高まっていく一方、ミドルチューン「LAY YOUR HANDS ON ME」では小林の伸びやかな歌声が響き渡ると、フロアのムードは一変して厳かに。中盤にはBOOM BOOM SATELLITESのデビューシングル曲「Push Eject」が届けられるという、往年のファンを楽しませるサプライズもあった。

過去のTHE SPELLBOUNDのライブでも複数回披露されてきた「KICK IT OUT」の演奏が終わると、中野は熱気に満ちたフロアを見渡しながら「むちゃくちゃ楽しそうですね。胸がいっぱいです」とほほえむ。彼が「今日はBOOM BOOM SATELLITESとTHE SPELLBOUND、2つのバンドがひとつになる夜です」と宣言すると、ステージ後方に設置された幕がBOOM BOOM SATELLITESロゴからTHE SPELLBOUNDロゴへと瞬時に変わる。そのまま「名前を呼んで」の演奏へと入り、後半のTHE SPELLBOUNDパートへと移行した。「すべてがそこにありますように。」からは近年のライブではおなじみとなったゲストボーカル・XAIも舞台に登場。小林の力強い歌声を、透明感あふれるコーラスでサポートした。

8月に発表された最新曲「LOTUS」、THE SPELLBOUNDの活動開始を告げる1曲となった「はじまり」と選りすぐりのナンバーが届けられる中、「FOGBOUND」の冒頭では一旦小林が退場。中野の奏でるシンセに合わせて福田と大井による激しいドラムセッションが繰り広げられ、終盤へと畳みかけていった。その後本編ラストナンバー「FLOWER」でTHE SPELLBOUNDは、勢いを爆発させるように、疾走感に満ちた音色を轟音で鳴り響かせた。

本編の全楽曲の演奏を終えると、中野は「川島(道行)くんが早くに亡くなってしまったので、その分長く生きようといつも考えているんです。昔から僕たちの音楽を聴いて支えてくれた人たちと一緒に年を重ねてきましたが、ともに幸せな時間を過ごしていけたらいいなと思います」「僕はみんなより長生きして、みんなの人生を送り出す音楽を作っていきたい」と心情を語る。さらに小林との活動について「彼はさまざまな音楽表現で僕の欲望に応えてくれて、みんなを楽しませてくれています。小林くんのことをこれからも応援してください」と感謝の思いを告げた。小林は今回のツアーでは、川島が生前愛用していたフライングVのギターを使っていたことを報告。そして「このギターは存在し続けるし、BOOM BOOM SATELLITESの音楽も存在し続けます。みんなで鳴らし、大切にしていきましょう」とオーディエンスに誓い、BOOM BOOM SATELLITESの25周年イヤーにピリオドを打った。

THE SPELLBOUNDは2024年1月27日に大阪・Yogibo META VALLEY、2月1日に東京・LIQUIDROOMで自主企画「BIG LOVE」を開催。大阪公演にはyahyel、東京公演にはMAN WITH A MISSIONを競演者に迎える。バンドのオフィシャルファンクラブでは会員を対象に、11月5日23:59までチケットの先行予約を受け付けている。

セットリスト

THE SPELLBOUND「BIG LOVE TOUR -BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-」2023年10月29日 Zepp Shinjuku(TOKYO)

01. HELTER SKELTER
02. Moment I Count
03. Dive For You
04. MORNING AFTER
05. LAY YOUR HANDS ON ME
06. EASY ACTION
07. Push Eject
08. KICK IT OUT
09. 名前を呼んで
10. すべてがそこにありますように。
11. LOTUS
12. はじまり
13. なにもかも
14. A DANCER ON THE PAINTED DESERT
15. FOGBOUND
16. FLOWER
<アンコール>
17. BACK ON MY FEET
18. DRESS LIKE AN ANGEL
19. Sayonara

BIG LOVE Vol.2

2024年1月27日(土)大阪府 Yogibo META VALLEY
<出演者>
THE SPELLBOUND / yahyel

BIG LOVE Vol.3

2024年2月1日(木)東京都 LIQUIDROOM
<出演者>
THE SPELLBOUND / MAN WITH A MISSION

関連記事

Dos Monos

Dos Monos3年ぶりのアルバム「Dos Atomos」本日配信、リリースライブのアフターパーティ決定

1日
左から小林祐介、川谷絵音、関根史織。(c)テレビ朝日

The Novembers小林祐介、川谷絵音、ベボベ関根史織がどうしても語りたい4人の天才

2日
ACE COOL

ACE COOLが「幸福とは何か」という問いに答えたアルバム配信、プロデュースでJJJら参加

3日
「MAN WITH A MISSION UK & Europe Tour 2024 "Kizuna no Kiseki" Powered by Crunchyroll」告知ビジュアル

MAN WITH A MISSION、北米に続きUK&ヨーロッパツアーも決定

4日
MAN WITH A MISSION「I'll be there」ジャケット

MAN WITH A MISSION、木村拓哉主演ドラマの主題歌MV公開

9日
「[ kei ] LIVE 2024『0』」ビジュアル(撮影:尾形隆夫)

[ kei ]がアーティスト人生賭けたワンマンライブを誕生日に、そのタイトルは「0」

15日
「FUJI ROCK FESTIVAL '24」出演アーティスト

フジロックにgroup_inou、ラッキリ、KEN ISHII追加 Gypsy Avalonなど6ステージの出演者も

15日
TAIL「Toxic」ミュージックビデオより。

TAIL新曲MVに“少年TAIL”、舞台は笹塚ボウル

18日
Petit Brabancon

Petit Brabanconの新作EP詳細、“エクストリーム”突き詰めた7曲をデリバリーピザでお届け

21日
「バズリズム LIVE -10th Anniversary-」ロゴ

4DAYS開催「バズリズム LIVE」にイエモン、櫻坂46、INI、MAN WITH A MISSION、龍宮城ら登場

約1か月