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「バズリズムLIVE」でNiziU、女王蜂、乃木坂46、ちゃんみな、ano、UNLAMEによる多彩なライブ

NiziU(撮影:山内洋枝)
約1年前2023年11月05日 4:07

日本テレビ系の音楽番組「バズリズム02」発のライブイベント「バズリズムLIVE 2023」の2日目公演が、昨日11月4日に神奈川・横浜アリーナで行われた。

「バズリズム LIVE」は“今絶対見ておくべきアーティスト”が参加するイベントとして2015年にスタートし、今年が9回目の開催。2日目の公演ではUNLAME、ano、女王蜂、ちゃんみな、NiziU、乃木坂46といったジャンルの異なるアーティストがそれぞれ熱いライブを披露する、まるで異種格闘技戦のような多彩なライブが繰り広げられた。

UNLAME

この日、オープニングアクトとして登場したのは、AKB48の現役メンバーと一般応募者が参加したオーディション「OUT OF 48」発の7人組ガールズグループUNLAME。彼女たちは9月に配信リリースしたプレデビューシングルの収録曲「I am I」「Prismatic…」を披露し、結成されたばかりのグループながら、キレとしなやかさのあるダンスで観客の視線を惹き付ける。さらにラップや英語詞のパートも交えた新曲「真夜中の微熱」もパフォーマンスし、オープニングアクトとしてイベントにしっかりと爪痕を残した。

ano

オープニングアクトの出番が終わると、「バズリズム02」MCのバカリズムと市來玲奈アナウンサーがステージへ登場する。バカリズムの「今年は声出しが解禁になったから、皆さん盛り上がりがすごいですね!」という言葉を受け、色とりどりのペンライトの光とともに大きな歓声で満たされる横浜アリーナ。その熱気をさらに高めたのがトップバッターのanoだ。彼女はギターとドラムの生演奏をバックに、アバンギャルドなソロデビュー曲「デリート」や、ポップチューン「涙くん、今日もおはようっ」で客席を沸かせていった。

「スマイルあげない」ではダンサーを率いて歌唱し、「絶対小悪魔コーデ」では観客を力強く煽るなど、アグレッシブなパフォーマンスで曲ごとに盛り上がりを生み出していくano。ライブの終盤、彼女はキラーチューンの「ちゅ、多様性」「F Wonderful World」を畳みかけ、2日目の「バズリズム02」を見事に好発進させた。

ちゃんみな

続くちゃんみなのライブは、観客によるスマートフォンを使っての撮影がOKに。ちゃんみなはステージに向けられた無数のスマホに向かって、ドラマ「ハヤブサ消防団」の主題歌に使用された「命日」、代表曲の1つ「ハレンチ」などを堂々と披露し、バックバンドやダンサーとともにスケールの大きいライブを届けていく。「みんなってお尻振れるタイプ?」と観客に尋ねたあとは、お尻を振るダンスが強烈なインパクトを放つ「B級」のパフォーマンスへ。美の概念に対する疑問や違和感をアイロニックなリリックでつづった「美人」では、より一層パワフルな歌声が響きわたった。

事前にX(Twitter)で「明日のバズリズムライブにて大事な発表があります」と告知していたちゃんみなは、ここでSKY-HIをステージに呼び込み、オーディエンスを驚かせる。そしてSKY-HIが代表を務めるマネジメント / レーベル・BMSGと、ちゃんみなによるガールズグループのオーディションプロジェクト「No No Girls」が始動することが発表されると、一段と大きな歓声が。ちゃんみなは「自分の自己プロデュース力をいろんな場面で見せてきたと思うんですけど、その経験を生かして自分ができることをしっかりやっていきたいと思っています」とプロジェクトに対する思いをコメント。最後はマイクスタンドを握って「She's Gone」を披露し、決して平坦ではなかったこれまでの人生と音楽への思いを歌に乗せた。

乃木坂46

次に出番を迎えた乃木坂46は、鮮やかな赤の衣装を身にまとって登場。「ガールズルール」でパフォーマンスがスタートすると、客席から盛大なコールが沸き起こり、会場に集まったファンの多さと存在感が示される。「好きというのはロックだぜ!」ではメンバーがステージ前方に扇形に広がり、観客を巻き込みながら一斉に頭上で拳を回した。

山下美月が以前「バズリズム LIVE」に観客として来場した経験があることを明かすなど、このイベントに出演できた喜びを口々に語るメンバーたち。その思いを昇華するように、彼女たちは代表曲である「シンクロニシティ」「インフルエンサー」などを惜しみなく披露し、場内に強固な一体感を生み出していく。ラストは五期生・井上和がセンターを務める最新シングルの表題曲「おひとりさま天国」で、はつらつとした歌とダンスを届けた。

女王蜂

メンバー全員真っ赤な衣装を着用し、SEが流れる中、ゆっくりとステージ中央へ歩みを進めた女王蜂は、和楽器やラップを取り入れた「火炎」などを熱量高く演奏。ペンライトの光を赤で統一し、食い入るようにステージを見つめるオーディエンスを、唯一無二の表現力で圧倒していった。

MCはアヴちゃん(Vo)が「どうもこんばんは、女王蜂です」と短く挨拶したのみ。その後は2015年発表の1stシングル曲であるダンスチューン「ヴィーナス」や、テレビアニメ「【推しの子】」のエンディングテーマに使用された「メフィスト」が鬼気迫るような迫力をもって次々に畳みかけられた。「バイオレンス」の冒頭では、アヴちゃんが大きな歓声を浴びながら、アカペラで持ち前の声量の大きさを見せつける。そしてラスト、女王蜂はテレビアニメ「アンデッドアンラック」のオープニングテーマで、11月15日にCDリリースする新曲「01」をライブ初披露。演奏を終えると、さっそうとステージから立ち去った。

NiziU

「バズリズムLIVE 2023」2日目のトリを務めたのはNiziU。メンバーがステージに姿を現すやいなや、横浜アリーナが大きな歓声で包まれた。9人は10月30日にリリースした韓国デビューシングル「Press Play」の収録曲「HEARTRIS」でライブをスタートさせ、一糸乱れぬダンスを披露。軽快なリズムのナンバー「Love & Like」では、NINAの伸びやかな高音がスタンド席の後方まで突き抜けていく。マイクスタンドを携えて歌う「All right」でもメンバーの高い歌唱力が発揮され、9人は歌とダンスどちらでも観客を虜にした。

さらにNiziUは「CLAP CLAP」「Chopstick」「LOOK AT ME」を立て続けにパフォーマンス。温かなナンバー「Paradise」を歌唱したところで一旦ステージをあとにするも、アンコールに応えて再び観客の前へ。客席のギリギリまで近くへ行くと、笑顔で手を振りながらデビュー曲「Step and a step」を届け、「バズリズムLIVE 2023」2日目公演を締めくくった。

なお「バズリズム02」では11月24日放送回で「バズリズムLIVE 2023」DAY1、12月1日にDAY2、12月8日にDAY3の様子をオンエア。日テレプラスでは12月23日16:00から3日間の模様を一挙7時間にわたって放送する。さらにHuluでは12月15日、16、17日にライブ映像が順次配信される。

セットリスト

「バズリズム LIVE 2023」2023年11月4日 横浜アリーナ

UNLAME

01. I am I
02. Prismatic…
03. 真夜中の微熱

ano

01. デリート
02. 涙くん、今日もおはようっ
03. 普変
04. AIDA
05. スマイルあげない
06. 絶対小悪魔コーデ
07. ちゅ、多様性
08. F Wonderful World

ちゃんみな

01. 命日
02. ハレンチ
03. Picky
04. B級
05. CHOCOLATE
06. Never Grow Up
07. 美人
08. She's Gone

乃木坂46

01. ガールズルール
02. ジコチューで行こう!
03. 好きというのはロックだぜ!
04. 僕は僕を好きになる
05. ごめんねFingers crossed
06. シンクロニシティ
07. インフルエンサー
08. おひとりさま天国

女王蜂

01. 火炎
02. BL
03. ヴィーナス
04. 催眠術
05. メフィスト
06. HALF
07. バイオレンス
08. 01

NiziU

01. HEARTRIS
02. Love & Like
03. All right
04. CLAP CLAP
05. Chopstick
06. LOOK AT ME
07. Paradise
<アンコール>
08. Step and a step

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