本日11月15日に東京・新宿バルト9で映画「メカバース:少年とロボット」の完成披露上映会が行われ、超ときめき♡宣伝部、小野賢章、花江夏樹、宅見将典、監督のリッチ・ホー、エグゼクティブプロデューサーの中臺孝樹が登壇した。
映画「メカバース」とは
「メカバース:少年とロボット」は、11月17日に公開されるシンガポール発のロボットバトル映画。中華圏を代表する映画賞「金馬奨」に20代でノミネートされるなど、シンガポールの映画界で活躍するリッチ・ホーが、資金繰りを含めた企画プロデュース、監督、脚本、撮影、音楽、美術、衣装、VFX監修を自ら担当し、11年かけて作り上げた。
幼い頃に父親を宇宙戦争で亡くした過去を持ち、両親と同じく前線で戦うメカパイロットの道を志す主人公・カイの吹き替えを小野が担当。喘息持ちで体力がないため「メカコープアカデミー」で落ちこぼれてしまうが、相棒のAI搭載ロボット・リトルドラゴンと心を通わすひたむきな青年を演じている。そんなカイの相棒かつ親友であるリトルドラゴンの吹き替えを花江が務める。超とき宣は本作のグローバル主題歌として、「第65回グラミー賞」で最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した宅見が作曲し、中臺が作詞を手がけた「Sora」を歌唱している。
困難に直面したとき、とき宣ならどうする?
「メカバース:少年とロボット」の公開は日本が最初となるため、ワールドプレミアとして行われた本日の完成披露上映会。「困難なことに直面したとき、どうやって乗り越えますか?」という、映画の内容にちなんだ質問に対し、超とき宣の辻野かなみが「私自身も夢に向かってがんばっている途中で、悩むことや、うまくいかないなと思うことがあるんですけど、そういうときはメンバーの笑顔だったり、応援してくれているファンの皆さんにいつも支えてもらっています」と答えると、ほかのメンバーや客席の宣伝部員(超とき宣ファンの呼称)は顔をほころばせた。
超とき宣の杏ジュリアは世界中のスクリーンで流れることになる「Sora」について、「グローバル主題歌を歌うと聞いたときはびっくりして、『どういうことなんだろう……!?』と実感が湧かなかったです。でも、すごくワクワクして、私たちの力で映画に輝きを添えられたらと思いました」とコメント。「私たちの曲の中でここまでのバラードはなかったのでかなりの挑戦で、『大丈夫かな?』と不安だったんですけど、宅見さんが私たち1人ひとりの個性を大切にしてくださって。みんな自分が歌いたいように全力で思いを込めてレコーディングしました」と宅見自らディレクションしたレコーディングを振り返った。
「宅見さんととき宣を混ぜたら面白そう」
中臺から作曲の話を受け、その後リッチ・ホーと会って曲のイメージを聞いたという宅見は「壮大なバラードで、泣けるような力強い曲がいいということで。超ときめき♡宣伝部の歌を聴いて、曲ととき宣のイメージをどう融合させるかということを考えました。そして、この映画をより感動的なものにすることを意識しました」と作曲時のこだわりを語る。また、中臺は「去年、宅見さんがグラミー賞を獲ったときに、たまたま別件で真後ろの席にいたんですよ。受賞する瞬間をその場で見てすごく感動して。とき宣は何回かライブを観させていただいて、ものすごくパフォーマンス力と表現力があるなと感じたので、宅見さんととき宣を混ぜたら面白そうだなと思いました」と今回のタッグを実現させた思いを明かした。
花江は「Sora」を聴いたときの感想を聞かれると、「ときめきましたね。(超とき宣メンバーと)目を合わせられないですね、ときめきすぎちゃって」と笑いつつ、「作品を観終わったときに感じているものが歌詞になっていて、それがスッと入ってくるのですごく余韻に浸れる曲だなと思いました」とコメント。小野も「すごく壮大で、大きな世界観にすごくマッチしていて。聴いたあとに明るい気持ちになれるというか。バラードなんですけど、明るい未来が待っていることを感じられる曲だなと思いました」と映画と楽曲の親和性を語った。
舞台挨拶の最後にはリッチ・ホーが観客に向けて挨拶。「この映画を観たら、不可能と思うことが11年かけてでもできたという証拠として、お友達や家族に広めていただけたらと思います。そして皆さん自身も、あきらめなければ夢が叶うという強い思いを持って劇場を出ていたければうれしいです」と力強く呼びかけた。