楽曲のリズムやノリを作り出すうえでの屋台骨として非常に重要なドラムだけど、ひと叩きで楽曲の世界観に引き込むイントロや、サビ前にアクセントを付けるフィルインも聴きどころの1つ。そこで、この連載ではドラマーとして活躍するミュージシャンに、「この部分のドラムをぜひ聴いてほしい!」と思う曲を教えてもらいます。第12回はEXILE SHOKICHI(EXILE、EXILE THE SECOND)さんが登場。ソロアーティストとしても活躍し、ライブではドラムの腕前を披露するSHOKICHIさんが神と崇めるドラマーは。
構成 / 丸澤嘉明
ドラムフレーズが好きな曲とその理由
クエスト・ラブ&ディアンジェロ「Tell me if you still care」(※The S.O.S. Bandカバー)
とにかくこのコンビが大好きです!
特に派手なことをやっているわけではないが、スネアのリズムポケットが絶妙で最高に気持ちいい。
それをキープする技術はハンパじゃない!
トラヴィス・バーカー(Blink-182)
(YouTubeに「Drum Compilation」というまとめ動画が上がっていますが)圧倒的なスピードと音のアタックの正確さ、そしていつもエネルギッシュな演奏スタイルが本当に魅力的です!
YOSHIKI(X JAPAN)「VANISHING LOVE」
あの頃はツーバスこそ正義だったので本当に憧れでした。脇の閉め方、首の振り方とかめちゃくちゃ真似してました。コルセットさえカッコよくて神。
バン・アレクサンダー(JAY-Z)「Show me what you got」
もうフィルがやばすぎる。
手数、パワーが震えるほど最高です。
FUYU(Silver Kidd)「Die Pretty」
この人のオールジャンル感がすごすぎて、自分の理想のドラマー像です。
本当にカッコよくてリスペクトしてます。
今回はあえて新曲をチョイスしましたが、サウンドチェック映像なども最高なので観てみてください。
自身でドラムフレーズをプレイする際に意識していること
全力感が見えるように思いきり両腕を上げてクラシッュを叩きます。
自身のプレイスタイルに影響を与えたドラマーや最近気になるドラマー
YOSHIKIさんです。
なので必ずツーバス、チャイナです。
EXILE SHOKICHI
2007年に二代目 J Soul Brothersのメンバーに抜擢され、2009年にEXILEにボーカル&パフォーマーとして加入。2012年よりEXILE THE SECONDとしても活動している。2014年にシングル「BACK TO THE FUTURE」でソロデビュー。自ら作詞・作曲を手がけながらコンスタントにシングルやアルバムの発表を続け、2023年にSHO HENDRIX名義での活動もスタート。7月にデジタルシングル「草花と火山の物語」、11月にデジタルアルバム「DOZEN ROSES」をリリースした。「DOZEN ROSES」は2024年3月13日にCDリリースされる。趣味は楽器演奏で、「EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017 "WILD WILD WARRIORS"」「EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019 UNDERDOGG」などでドラムパフォーマンスを披露している。
EXILE SHOKICHI
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