YOSHIKI(X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS)が所属する音楽事務所ジャパンミュージックエージェンシー(JMA)が、週刊誌「女性セブン」等に掲載された内容が名誉毀損にあたるとして、小学館に謝罪広告などを求める訴訟を起こした。
JMAは、週刊誌「女性セブン」およびWebサイト「NEWSポストセブン」において2018年から現在まで5年以上にわたり、繰り返し複数の記事について「当社がロックバンド『X Japan』の各メンバーとの契約においてその報酬の支払いをしていない旨の記事を掲載しております」とし、その内容によって活動を阻害されたと主張。またX JAPANのベーシスト・HEATHの死去に際し、「葬儀が終わるまで公表を控えてほしい」という遺族の意向を知ったうえで、その内容を「女性セブン」11月23日号において記事化したこと、そして「X JapanのリーダーでもあるYOSHIKIを攻撃する内容の記事」について、「故人及びそのご遺族の感情をも蔑ろにするものであり、もはや見逃せないものと判断しました」と訴訟の理由を説明している。
JMAは「当社に関する記事は、事実無根」と主張しており、JMAおよびYOSHIKIの名誉、信用を著しく毀損したとして、本日12月28日、小学館に対して1億1000万円の損害賠償の支払い、記事の削除と謝罪広告の掲載を求めて東京地方裁判所に訴訟を提起した。またYOSHIKIの海外活動にも支障が生じているとして、海外におけるYOSHIKIのマネジメントを行う米国法人においても、法的措置の検討を開始したと報告。さらに「YOSHIKI本人もこれまでの繰り返し掲載された記事によって多大なる精神的苦痛を受けている」とし、「本人としても訴訟を検討していること」も告知されている。本件の訴訟代理人弁護士は4名で、問い合わせ先の代表弁護士は紀藤正樹氏。