藤井風が3月22日に公開される映画「四月になれば彼女は」の主題歌を担当する。
「四月になれば彼女は」は川村元気のベストセラー恋愛小説「四月になれば彼女は」を原作とし、米津玄師「Lemon」、藤井風「青春病」、宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」など多くのミュージックビデオを手がける山田智和が映画監督に初挑戦した作品。婚約者との結婚を控えた精神科医の主人公・藤代俊を佐藤健、結婚を直前に控えて謎の失踪を遂げる藤代の婚約者・坂本弥生を長澤まさみ、藤代が10年前に交際していた初恋の女性で世界中を旅しながら藤代に手紙を送る伊予田春を森七菜が演じる。撮影監督は「新聞記者」「余命10年」などを手がけた今村圭佑、音楽は「スワロウテイル」「ラストレター」など岩井俊二監督作品の映画音楽でも名作を生み出してきた小林武史が担当する。
藤井が本作のために書き下ろした新曲のタイトルは「満ちてゆく」。藤井が劇映画の主題歌を担当するのはこれが初となる。藤井の世界観に感銘を受け、オファーした原作者の川村は「藤井風さんの曲には、われわれが心の底に隠していた気持ちに光を当てて、さらけ出してしまうような力があると、いつも感じていました。それは『四月になれば彼女は』で描きたいこと、そのものでもあります」とコメント。「ラストシーンの先にある愛の様を、これから生きていく登場人物たちの未来を、やさしく照らす素晴らしい曲をいただきました」と語っている。YouTubeでは主題歌「満ちてゆく」を使用した最新予告映像が公開された。
川村元気 コメント
生きること、死ぬこと、誰かを愛すること。
藤井風さんの曲には、われわれが心の底に隠していた気持ちに光を当てて、さらけ出してしまうような力があ
ると、いつも感じていました。それは『四月になれば彼女は』で描きたいこと、そのものでもあります。
このたび、原作小説を読んでいただき、映画も観ていただき、丁寧に話し合いながら曲が生まれていく時間を
共にできたことを本当に光栄に思います。
主題歌「満ちてゆく」は、小さな教会で、映画を観た後に一気に書き下ろされたと聞きました。
『四月になれば彼女は』のラストシーンの先にある愛の様を、これから生きていく登場人物たちの未来を、
やさしく照らす素晴らしい曲をいただきました。