5月3日公開の映画「青春18×2 君へと続く道」の主題歌がMr.Childrenの新曲「記憶の旅人」に決定した。
「青春18×2 君へと続く道」は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」をもとに台湾出身の俳優チャン・チェンが映画化を企画し、藤井道人が脚本・監督を務めた日台合作映画。シュー・グァンハン(許光漢)演じる高校生のジミーと、清原果耶演じる日本から台湾にやって来たバックパッカー・アミの淡い恋愛模様が描かれる。
主題歌「記憶の旅人」は、藤井監督のラブコールを受けたMr.Childrenが脚本段階で書き下ろした楽曲。10代の頃からMr.Childrenを愛聴しているという藤井監督は今作の主題歌は「Mr.Childrenしかいない」と熱望しており、完成した楽曲は「作品づくりのぶれない芯になった」とコメントしている。
また映画の追加キャストとして道枝駿佑(なにわ男子)、黒木華、松重豊、黒木瞳が出演することも発表された。道枝は、36歳になったジミーが長野県飯山線の電車の中で出会うバックパッカーの青年・幸次を演じる。
桜井和寿(Mr.Children)コメント
かつて自分の中に「確かにあったもの」
そして今も自分の中に「あって欲しいと強く願うもの」が
この映画の冒頭から終わりまで、ずっと流れていて
その懐かしさ 奥ゆかしさ 温かさは
すぐ近くにあるのに、もう手が届かないようで
もどかしくて もどかしくて
たまらなく人恋しくなる
この映画に関わる上で
不純なものは極力取り除いて音楽として抽出したつもりです。
それだけが私たちに出来ることでした。
2024年に、
こんな素敵な映画が生まれてくれたこと、
そして、この映画に関われたことが、
有り難くて、嬉しくて
今はただ感謝でいっぱいです。
ありがとう
道枝駿佑(なにわ男子)コメント
藤井監督の作品、また監督にとって初の国際プロジェクトに参加させていただけることは大変光栄でした。海外に向けた作品に出演することが夢だったので、率直にすごく嬉しかったです。
電車に乗りながら、駅から駅までの移動中に撮れるシーンを撮っていく、ホームに止まっている間に撮れるカットを撮るなど、時間に制限がある中で、できることをやっていく感じが僕にとっては初めての挑戦で、すごく新鮮でした。試行錯誤しながら、楽しくお芝居させて頂くことができました。
この作品は、人が人と交わり出会うことによってどう成長するのか、そして人の温かさ・人情を、スクリーンを通して感じていただける映画だと思います。是非劇場に足を運んで頂けたらと思います。
黒木華 コメント
監督にお話をいただいた時、私が演じる由紀子のビジュアルは決まっており、今まであまりやった事のない役柄と髪型だったので、とても楽しみでした。撮影は、ランタンを飛ばすシーンが本当に美しくて、実際に台湾に観に行きたいと思った程、印象に残っています。
藤井監督との撮影では、いつも刺激的な出会いや経験が出来るので、本当にありがたい限りです。 ジミーが、アミと過ごした18年前の想いを胸に、現在の日本での様々な出会いを経て変わっていく姿を楽しんでいただければ幸いです。
黒木瞳 コメント
最初に脚本を読んだとき、台湾と日本の国境を越えた愛の物語と、時間を味方にして愛がどのように浄化されていくのかという深いテーマに泣いてしまいました。藤井監督の作品はとても好きで全て拝見しており、いつかご一緒できたらいいなと思っていましたので、夢が叶い大変嬉しかったです。演出もものすごく繊細で、刺激的でした。
ジミーが愛する人が育った国、日本の旅を通して、心の傷をどのように雪解けさせていくのかを美しい日本の風景とともにお楽しみいただけたらと思います。ジミーとアミ、二人の愛の行く末を、切なく、清らかな気持ちでご覧になって頂きたいです。