舞台「HiGH&LOW THE 戦国」が本日1月29日に東京・THEATER MILANO-Zaで開幕する。これを前にした公開ゲネプロおよび取材会が昨日28日に行われ、キャストの片寄涼太(GENERATIONS)、水美舞斗(宝塚歌劇団)、RIKU(THE RAMPAGE)、瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)、藤原樹(THE RAMPAGE)、浦川翔平(THE RAMPAGE)が登壇した。
「HiGH&LOW THE 戦国」はエンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の最新作。戦乱の世を舞台に、内乱によって砂漠と化した須和国、河口に栄えた水の都・乃伎国、生まれながらに戦う戦闘族が集まる火の国・尊武国をはじめとした5つの国の戦いが描かれる。
ゲネプロ前の取材会で「HiGH&LOW」シリーズ初出演、かつ今回が初舞台となる片寄は「すごく大きなプロジェクトであった『HiGH&LOW』が舞台になるということで期待感も感じつつ“戦国”というテーマでどういう作品になるのかに、ワクワクしながら不安もありました」と出演が決まった当時を振り返り、舞台経験のあるTHE RAMPAGEの3人や水美、瀬央からの支えを「すごく温かくサポートしていただいて今日を迎えることができました」と語る。同じくシリーズ初出演のRIKUは「まさか自分が『HiGH&LOW』の世界に身を投じるとは。すごくうれしかったです」と驚きを明かしながら「自分は普段歌手として活動しているので、宝塚のお二人の歌唱や声の出し方から、すごく学べることがありました」と稽古期間を振り返った。
2022年公開の映画「HiGH&LOW THE WORST X」でシリーズ初出演を果たしている藤原は、過去のさまざまなメディアミックスから「いつか舞台はあるだろうな」と予想していたとのこと。その舞台への出演が叶ったことを「すごく光栄な気持ちです」と喜び、稽古の日々を「僕ももっともっと役と向き合って、成長していかないとという強い思いを持ちました」と語る。一方、その藤原が「HiGH&LOW THE WORST X」に出演した際に「すごくジェラシーを感じていた(笑)」という浦川は「やっと関わることができて、うれしく光栄です。たくさん未熟な部分がある中で、キャストの皆さんが親身になって考えてくださって、とても温かいカンパニーでした」と自身3回目となる舞台出演への思いを話した。
宝塚歌劇団から参加した水美はオファーを受けたとき「『男性の中で男役として挑むのか? 何の役をさせていただくんだろう』とワクワクしていました(笑)」と感じたと話し「カンパニー全員が教え合って、楽しいお稽古期間でした」とジャンルを超えて舞台を作り上げた過程を語る。瀬央も「ストイックにお稽古に臨まれる姿を見て、私もまだまだがんばらないとなと刺激をいただきました」とLDHメンバーとの共演から得たものを語るが、宝塚歌劇団の有村淳が手がけた本作の衣装に話が及ぶと「皆さんの衣装を見て『リアルな男性が着るとこんなにも布の量が少ないのか』と驚いて……(笑)」と本音を漏らす。その傍らで浦川は「少なすぎる!(笑)」と自らの身体を手で隠し、さらなる笑いを誘った。
「HiGH&LOW」シリーズの魅力や本作の見どころを問われると、片寄は「多くの出演者それぞれが主役級の思いと覚悟を背負って役を生きている世界は見どころかなと。1つひとつのセリフに意味合いが込められているのも『HiGH&LOW』らしくて、今回の舞台にも反映されています」、RIKUは「今までの映画やドラマの作品を観ていただければわかる通り、(各チームが)敵対していても最後には……というところ。それが今回、戦国という時代でどう昇華されるのか」と期待を高める。藤原は「世界基準のアクション。今回初めての舞台でのアクションを通じて、『HiGH&LOW』の魅力をつなげていきたい」、浦川は「それぞれの正義を持っているからこそぶつかり合うけれど、力を合わせて悪に立ち向かう物語です。あとはLDHのエンタテインメントなので、いいシーンとかで楽曲が流れてくるところもですね」とアピールした。
舞台本編ではそれぞれの国のリーダーやその参謀に扮した片寄、水美、RIKU、瀬央、藤原、浦川が、休憩なしで2時間半近くにわたり各キャラクターを熱演。キャスト陣は何度も客席と舞台を行き来し、臨場感あふれるパフォーマンスとダイナミックな殺陣で観客の心を惹きつける一方、戦いだけでなく仲間同士の友情、自らの国の民に寄せる思いも繊細に表現してみせた。また小野塚勇人(劇団EXILE)、うえきやサトシ、阿部亮平といったシリーズおなじみの俳優陣は、多彩な演技で「HiGH&LOW」らしい世界観の構築に貢献。シリーズのファンにはたまらない演出やセリフも多数盛り込まれている。
なお2月25日に行われる千秋楽公演の模様は全国の映画館でライブビューイング中継されることが決定。ローソンチケットでは2月4日23:59までチケットのプレリクエストを受け付けている。
戦国時代活劇「HiGH&LOW THE 戦国」
2024年1月29日(月)~2月25日(日)東京都 THEATER MILANO-Za
企画・プロデュース:EXILE HIRO
演出:THE GENESIS
脚本:平沼紀久 / 渡辺啓
衣裳:有村淳(宝塚歌劇団)
出演:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE) / 水美舞斗(宝塚歌劇団) / RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) / 瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団) / 藤原樹(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) / 浦川翔平(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) / 小野塚勇人(劇団EXILE) / うえきやサトシ / 櫻井佑樹(劇団EXILE) / 阿部亮平 / 久保田創 / 冨田昌則
<KADOKAWA DREAMS>※日替わりキャスト
MINAMI / 颯希(SATSUKI) / Ryo / AIRA / RAIZYU / syuichi / MIZUHO
<RAG POUND>
SHUN(Baby Twiggz) / SHOOT(Soulja Twiggz) / KC(General Twiggz)