JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

tofubeats、長瀬有花、Daoko、電音部が次元の枠を超えて集結した新イベント「DOUBLE:」

「DOUBLE: vol.1」tofubeatsのパフォーマンスの様子。(Photo by Kenichi Inagaki)
10か月前2024年01月30日 10:02

KDDIの音楽ライブ配信サービス「αU live」が企画する新たなライブイベント「DOUBLE: vol.1」が、1月26日に東京・池袋のライブ劇場harevutaiで開催された。イベントには電音部 港白金女学院、Daoko、長瀬有花、tofubeatsの4組が出演。次元の枠を超えたパフォーマンスを繰り広げた。

「DOUBLE:」は最新鋭の透過LED、XR、3DCG、モーションキャプチャーなどのデジタル技術を活用し、リアルとバーチャルの世界を交差させるハイブリッドな音楽フェスとして誕生したイベント。記念すべき初回公演には、キャラクタープロジェクト「電音部」の港白金女学院、リアルとバーチャルの双方で活動する長瀬有花、そしてDaokoとtofubeatsというバラエティ豊かな4組が集った。ライブの模様はαU liveで生配信され、観客もまたリアルとオンラインの双方で4組のステージを楽しんだ。

電音部 港白金女学院

トップバッターの電音部 港白金女学院は、ステージ前方に設置された透過LEDビジョン上に登場。学院長の娘で部長の白金煌 (CV:小宮有紗)、白金の専属メイド・黒鉄たま(CV:秋奈)の2人でステージに並ぶと、「探す獣」でライブをスタートさせた。ステージ背面は巨大なスクリーンとなっており、背面スクリーンの映像と透過LEDビジョンの映像がシンクロして、ステージ空間は曲ごとにめまぐるしく変化していく。白金は「MUSIC IS MAGIC」、黒鉄は「いただきバベル」とそれぞれソロ楽曲を披露。白金はソロで歌った「MUSIC IS MAGIC」がtofubeatsの提供曲であることに触れ、「このたびは一緒のイベントで競演することができて、誠に光栄ですわ」とお嬢様口調で喜びを伝えた。最後は2人で「Resist」を歌い、笑顔で手を振りながら透過LEDビジョンから姿を消した。

Daoko

続くDaokoのステージは、小袋成彬プロデュースのリリカルなナンバー「御伽の街」で幕開け。Daokoは背面スクリーンと透過LEDビジョンの狭間で揺れるように歌う。「月の花」では月と星が瞬く宇宙空間、「Allure of the Dark」では幻想的な森の風景と、前後で展開するグラフィックと照明によって舞台上の空間は次々と変化し、ライブハウスのステージ規模を大きく超える無限のイマジネーションが広がった。米津玄師とのコラボレーションで大ヒットした「打上花火」ではイントロが流れた瞬間に歓声が上がる。終盤、「素敵な時間をありがとう」と観客に感謝を伝えたDaokoは、「高校生のときに小田急線に揺られながらリミックスさせていただきました」と、リスペクトするtofubeatsの「水星」をパフォーマンス。そのまま透過LEDビジョンの手前に飛び出して「ぼくらのネットワーク」を歌い、観客との一体感を楽しんだ。

長瀬有花

“2.5次元アーティスト”長瀬有花はVtuberの姿で透過LEDビジョン上に登場し、まずは「fake news」を披露。歌う長瀬の周りに歌詞が浮かぶ。続く「アフターユ」でLEDビジョンがホワイトアウトしたかと思うと、そこにはリアルな長瀬の姿が。観客が驚きの声を上げる中、長瀬は「近くて、遠くて」「宙でおやすみ」でアンニュイな歌声を響かせた。「風が強くてねー、寒かったよねー。このライブでいっぱい温まってください」とほんわかした口調で話す長瀬だったが、「ここからはリアルとバーチャルが交差する新しい音楽体験をお届けします。ここだけのとっておきの演出を入れていきます」と宣言すると、Vtuberの長瀬と3次元の長瀬が立ち並ぶスペシャルなパフォーマンスで観客の視線を釘付けに。「DOUBLE:」というイベントの醍醐味を1人で体現し、最後に「ブランクルームは夢の中」を歌うと「またどこかの次元でお会いしましょうねー」と手を振りステージを去った。

tofubeats

この日のトリを務めたtofubeatは「ここからはリアルtofubeatsがやっていきますので、楽しんでいってください」と、CDJ2台を駆使したDJスタイルでライブパフォーマンスを展開。「陰謀論」「PEAK TIME」「STAKEHOLDER」「I CAN FEEL IT」「CAND¥¥¥LAND」「EMOTION」「REFLECTION」と自身の楽曲をギミックたっぷりにノンストップでつないでいく。harevutaiがクラブと化したところで、tofubeatsはやおらマイクを握り「てなわけで、ちょっと歌ってみたりもしようかなと」と、昨年5月にリリースされた「自由」で自身のボーカルを披露。さらにもう1曲、この日の締めくくりとして代表曲「水星」を歌い、ミラーボールがまばゆい光を反射イベントを大団円に導いた。

セットリスト

「DOUBLE: vol.1」2024年1月26日 harevutai

電音部 港白金女学院

01. 探す獣
02. MUSIC IS MAGIC
03. いただきバベル
04. Resist

Daoko

01. 御伽の街
02. MAD
03. spoopy
04. 月の花
05. Allure of the Dark
06. 打上花火
07. 水星
08. ぼくらのネットワーク

長瀬有花

01. fake news
02. アフターユ
03. 近くて、遠くて
04. 宙でおやすみ(feat. 長瀬有花)
05. 駆ける、止まる
06. 宇宙遊泳
07. ブランクルームは夢の中

tofubeats

01. 陰謀論
02. PEAK TIME
03. STAKEHOLDER
04. I CAN FEEL IT
05. CAND¥¥¥LAND
06. EMOTION
07. REFLECTION
08. 自由
09. 水星

関連記事

Aqours「永久hours」ジャケット (c)2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

Aqours最後のワンマンライブはベルーナドーム2DAYS

約14時間
パソコン音楽クラブ「“Love Flutter” Release Party」の様子。

パソコン音楽クラブ、O-EASTライブ映像を5週連続で公開

3日
tofubeats

tofubeats、自身最大規模の単独公演をZepp Hanedaで開催

6日
uku kasai

uku kasaiが2年ぶりのソロアルバム「Lula」発表、tofubeats参加曲も

8日
AKIO KUMAGAI「Sweet Sea Love」ジャケット

J-POP DJのAKIO KUMAGAIが歌うシングルに掟ポルシェ、connie、tofubeats、寺沢大介ら参加

13日
KEIJU「Money Baby feat. Awich」ライブ映像より。

KEIJU初のライブ映像作品発売決定、Awichとのコラボ曲映像公開

17日
ばってん少女隊

ばってん少女隊ニューアルバムにコール必須曲や渡邊忍の提供曲、「でんでらりゅーば!」続編

約1か月
「FRICTION」キービジュアル

Jinmenusagi、ピーナッツくん、Daoko、ASOBOiSM、長瀬有花ら出演「FRICTION」開催

約1か月
パソコン音楽クラブ「Love Flutter」リリースパーティフライヤー

パソコン音楽クラブが大阪と京都でリリパ、tofubeatsや柴田聡子らゲストも駆け付ける

約1か月
菅原圭

菅原圭の2nd EP「sanagi」に長瀬有花&yuigot参加、新アーティストビジュアルも公開

約2か月