JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

TOMOO、ファンと“光”を送り合った「TWO MOON」ツアー最終公演

TOMOO(Photo by Kana Tarumi)
1年以上前2024年02月06日 10:02

TOMOOのライブツアー「TOMOO LIVE TOUR 2023-2024 "TWO MOON"」が、1月30日に東京・TOKYO DOME CITY HALLでファイナルを迎えた。

ストリングス隊も迎えた特別編成のツアーファイナル

「TOMOO LIVE TOUR 2023-2024"TWO MOON"」は、昨年9月にメジャー1stアルバム「TWO MOON」がリリースされたことを記念して企画されたもの。TOMOOは昨年11月に東京・EX THEATER ROPPONGIで行われた弾き語りスタイルでのツアー初日を経て、以降は大月文太(G)、伊吹文裕(Dr)、勝矢匠(B)、幡宮航太(Key)という腕利のメンバーとともにバンド編成で全国6都市を回ってきた。ツアーファイナルとなったTOKYO DOME CITY HALL公演には上記のメンバーに加えて、横山ともこ(Sax)、小松悠人(Tp)、前田大輔(Tb)、永田こーせー(B)、中島優紀(1st Violin)、須原杏(2nd Violin)、河村泉(Viola)、林田順平(Chello)からなるストリングス隊も参加。TOMOOはバンドメンバーが紡ぐ重厚なサウンドの中、その演奏にも負けないパワフルなステージングで全21曲を駆け抜けた。

グランドピアノが置かれた円形舞台にスポットライトが当たり、SEとしてザラついたアナログな音色の「MOON RIVER」が流れると、この日を待ちわびたオーディエンスから大きな拍手が沸き起こる。TOMOOはステージ前方に設置された電子ピアノの前に立つと、「夢はさめても」で軽やかにライブをスタート。ハンドマイクを手に取った次曲「恋する10秒」では、ステージを練り歩きながら笑顔で客席のファンに視線を送り、その伸びやなボーカルを会場いっぱいに響かせた。彼女は3階まで満員となった客席を眺めながら「ファイナルですけど今日しかない日と言うことで、一緒にいい時間を作りたいと思います! 最後までよろしくお願いします!」と力強くひと言。スローナンバー「17」でしっとりとライブを再開すると、グルーヴィなサウンドがアーティストとしての新機軸を感じさせる「Grapefruit Moon」を繰り出して観客の体をゆったりと揺らした。

TOMOOとファンにとっての“光”

MCでは、TOMOOが「『TWO MOON』はたくさんの楽器の音でいっぱいのアルバム。人の手の温度や空気感がぎゅうぎゅうに詰まっている作品なんです。だからこの編成でお届けできてすごくうれしい」とアルバムの制作期間を振り返る。そして「その中には私のピアノと声だけの曲もあって、その両極端なところも『TWO MOON』なのかなと思います」と告げると、1人きりで「Mellow」を演奏。繊細なボーカルと温かなピアノの音色、彼女を照らす美しいライティングがマッチして場内は神秘的なムードに包まれた。TOMOOはその後、日替わりのピアノ弾き語りコーナーとして「雨粒をつけたまま」「What's Up?」、ピアノに3本のアコースティックギターという特殊な編成で「窓」を披露。ツアーで各地をともに回ったメンバーの紹介を交えた「ベーコンエピ」を経て、再びストリングス隊を交えたフル編成で披露された「Cinderella」では、躍動感のあるサウンドに力強いボーカルを乗せて観客を魅了した。

ライブ終盤、TOMOOは「そろそろ座り疲れたんじゃない?(笑)」とオーディエンスを煽ると「Friday」の演奏を開始。そのままキラーチューン「オセロ」で会場のテンションを上昇させると、続く「POP'N ROLL MUSIC」ではサビで観客とともにタオルを振り回すなど一体感のあるステージが繰り広げられた。TOMOOは最後に「10年くらい活動しているけど、今が一番私が届けたいことを受け取ってもらえている実感があります。星の光と一緒で受け取ってもらえて初めてそこにあることがわかるし、自分の音楽や心の状況がわかるんだと改めて思っている毎日です。月は太陽からもらった光を反射して光っているわけでしょう? 私も皆さんも光を受け取り合うし、照らし合うんだろうな」と、ファンとの関係性についての思いをひと言。そして「私の音楽にふと触れたときに、音の向こうに『生きている人がいる。生きている心があるな』と思ってもらえるような曲をこれからも作っていきたいなと思っています」と呼びかけると、「夜明けの君へ」「Super Ball」の2曲を届けてステージをあとにした。

TOMOOは鳴り止まないアンコールに応えて再び姿を見せると、「スーパースター」と「Ginger」を披露。ピースフルなムードが会場を包む中、彼女は「実は最後の最後にもう1曲用意してきました!」と2月14日リリースの新曲「Present」をサプライズで届け、充実した表情でツアー最終公演を終えた。

セットリスト

TOMOO「TOMOO LIVE TOUR 2023-2024 "TWO MOON"」2024年1月30日 TOKYO DOME CITY HALL

01. 夢はさめても
02. 恋する10秒
03. HONEY BOY
04. 酔ひもせす
05. 17
06. Grapefruit Moon
07. Mellow
08. 雨粒をつけたまま
09. What's UP?
10. 窓
11. レモン
12. ベーコンエピ
13. Cinderella
14. Friday
15. オセロ
16. POP'N ROLL MUSIC
17. 夜明けの君へ
18. Super Ball
<アンコール>
19. スーパースター
20. Ginger
21. Present

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

TOMOO「LUCKY」MVより。

TOMOOのダンスシーンも必見、京アニ新作アニメ「CITY」のエンディング主題歌MV公開

4日
Mrs. GREEN APPLE

ミセスの新エンタメショー開幕!“グリーンカーペット”にATEEZ、ルセラ、日向坂46ら登場

18日
TVアニメ「CITY THE ANIMATION」キービジュアル第2弾 ©あらゐけいいち・講談社/ CITY THE ANIMATION 製作委員会

京アニ新作アニメ「CITY」Furui Rihoが歌うOP、TOMOOが歌うED主題歌のリリース日決定

28日
スピッツ

スピッツが9月に東京、大阪、宮城で恒例イベント ラインナップも一挙公開

約1か月
「TOMOO Live at 日本武道館」の様子。(Photo by Kana Tarumi)

TOMOOが初武道館公演で作り出した“透明な器”「曲の向こうには人がいますから」

約1か月
「YouTube Music Weekend celebrating the MUSIC AWARDS JAPAN」告知画像

「MUSIC AWARDS JAPAN」ノミネートアーティストの映像をYouTubeで続々配信、タイムテーブル公開中

約2か月
「Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』」ロゴ

ミセスがエンタテインメントショー「CEREMONY」開催!ATEEZ、日向坂46、ルセラ、マイヘアら出演

3か月
「MUSIC AWARDS JAPAN」ロゴ

「MUSIC AWARDS JAPAN」ノミネート発表 最優秀アーティスト賞はCreepy Nuts、ミセス 、Vaundy、YOASOBI、藤井風

3か月
TOMOO

TOMOOのライブ5タイトルをパッケージ、ボックスは100Pブックレット付き

3か月
「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025」配信告知ビジュアル

HANA、YOASOBI、結束バンド、乃木坂46ら出演「CENTRAL」期間限定アーカイブ配信

3か月