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KAT-TUN上田竜也、14年ぶりソロコンで魅せた多彩な世界 中丸雄一も駆けつけ最終日を祝福

上田竜也
2か月前2024年02月06日 19:02

上田竜也(KAT-TUN)のソロツアー「MOUSE PEACE 2024~我龍転生~」が、昨日2月6日の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて終幕した。この記事では最終日6日の昼公演の模様をレポートする。

会場をドラゴンが舞うオープニング

上田にとって約14年ぶりのソロコンサートとなった今回のツアーは、全国5都市のZeppにて計15公演を開催。これまで発表したソロ曲やKAT-TUNの楽曲、本日2月7日リリースのEP「ギリスト!」に収録される新曲まで多彩なセットリストを展開し、自身のキャリアを総括するパフォーマンスでファンを楽しませた。

6日昼公演は開演直前にZepp DiverCityが入るダイバーシティ東京プラザの施設全体が一時停電するというアクシデントに見舞われたが、予定時刻から約20分を経てライブは無事開幕。壮大な世界観を表現したオープニング映像には大きなドラゴンが登場するが、途中からフロア上方に全長6.5mのドラゴンを模したバルーンが現れた。ドラゴンは観客の頭上を悠々と飛行し、ステージへと姿を消していった。

そのドラゴンの化身であるかのように、金色の龍をあしらった衣装に身を包んだ上田がポップアップでステージに登場。「待たせたな! 最高に盛り上がっていこうか!」とフロアに呼びかけ、「ヤンキー片想い中」をアグレッシブに歌い上げた。続く「~again」で哀切な雰囲気を漂わせたかと思いきや、「BUTTERFLY」ではギターを奏でつつパワフルなボーカルとラップを轟かせるなど、上田の表現力の幅広さを序盤からアピールしていった。

「皆さん、お待たせしました! 僕の焦らしプレイではございません(笑)」と開演の遅れを詫びた上田は、今回のツアーをともにしたバンドメンバーの河合英嗣(G)、TOKIE(B)、城戸紘志(Dr)、翔馬-Shoma-(Key)、真巳(G)を順番に紹介。各メンバーとの関係性やエピソードもうれしそうに話し、ツアーの充実ぶりをうかがわせた。

MV再現で沸かせた「MONSTER NIGHT」

「Lollipop」では男女4名のダンサーが登場。上田と女性ダンサーの絡みで妖艶なムードを作り上げた。「MONSTER NIGHT」では上田がリリース当時のミュージックビデオを再現したメイクと衣装で登場し、フロアからすさまじい悲鳴が沸き起こる。曲中にはチョコレートの香りを施したスモークが場内に充満し、会場をさまざまな方向から楽曲の世界に染めていった。

中盤のMCで上田は「MONSTER NIGHT」での香りの演出に対する反応を「この機材、すごくお金がかかっているので(笑)。皆さんに感じていただけて何よりです」と喜ぶ。そして開演前のアナウンスでもあった通り、この日は収録用のカメラが場内に入っていることに触れ「皆さんの声次第ですが、現実味を帯びてきましたね……?」と映像化の可能性を示唆してファンを喜ばせた。

「濃厚な1カ月で楽しい思い出を作って、東京に戻ってきました」とツアーを振り返った上田は、真巳と和やかなトークを繰り広げつつ次のパートへ移る。ここで披露されたのはバンドメンバーの演奏に上田がピアノで加わった「カンタービレ」。「めちゃくちゃ豪華なバンカラだと思ってください」という上田の言葉にリードされ、観客たちは美しいアンサンブルに乗せて大合唱を繰り広げた。その後、上田はライブ後半に向けて櫻井翔(嵐)と共作した最新曲「ギリスト!」のコール&レスポンス部分もレクチャー。会場の一体感を急上昇させた。

「いいタイミングで雪が降ってくれました」と上田が紹介した次の楽曲は、自身が初めて作詞作曲したという楽曲「Love in snow」。翔馬-Shoma-が奏でるピアノの優しい音色に乗せて、上田はロマンチックな歌声を届ける。大サビではステージ上方から雪が降り注ぎ、曲の世界を鮮やかに彩った。

サプライズゲスト中丸雄一「ようがんばってるよ!」

ライブ後半戦ではKAT-TUNの楽曲を連投するコーナーも。KAT-TUNの衣装で登場した上田は「Keep the faith」を熱唱したのち、紫のライトとミラーボールがきらめく中で中丸雄一のソロ曲「WHITE WORLD」を歌い上げる。柔らかな表情を浮かべて歌う上田に観客がうっとりしたのもつかの間、続いて披露した亀梨和也のソロ曲「1582」では和風の衣装で登場し再びすさまじい歓声を浴びた。上田は刀や和傘、扇を手に取りつつ、艷やかな歌詞の世界を丁寧に表現してみせた。

KAT-TUNパートの最後を飾った「RESCUE」ではサプライズゲストとして中丸がステージに登場し、この日一番の大歓声が沸き起こる。背中合わせでボイスパーカッションを披露した中丸に「ずっと2階で拝見してましたけど、エモい! ようがんばってるよ!(笑)」と熱演を褒め称えられた上田は「上から目線ですけど、ありがとうございます」と苦笑い。そんな中丸はこの日、自身のYouTubeチャンネル「中丸銀河ちゃんねる」の撮影のために会場を訪れたと明かす。上田は「『だったらボイパやってくれよ』って話で。今日カメラは回さないでくださいって皆さん言われてると思いますけど、こいつ回してますよ!(笑)」とツッコんだ。

仲間のエールを受けて再びライブに戻った上田は、新作EPにも収録される櫻井との共作曲「ギリスト!」をパフォーマンス。中盤でのレクチャー通りにフロアからも大きなコールが響き渡った。そんなの熱量に応えるように、上田は同じく櫻井との共作曲でファンとの関係性を表した新曲「光射す方へ」、さらに「俺メロディ」を高らかに歌唱。最後に「愛の華」をしっとりと歌い、本編を締めくくった。

アンコールでは「花の舞う街」と「カンタービレ」を披露。充実した表情を浮かべた上田は「何度やってもいいものですね。同じ熱量と一体感で過ごせるのは宝物だと思います。1回1回が名残惜しいです」とツアーの終了を惜しむ。最後はフロアと一体となり、「俺たちが、MOUSE PEACE!」というコールでライブの幕を閉じた。

セットリスト

上田竜也「MOUSE PEACE 2024~我龍転生~」2024年2月6日 Zepp DiverCity(TOKYO)昼公演

01. ヤンキー片想い中
02. ~again
03. BUTTERFLY
04. 百花繚乱
05. Lollipop
06. Lost
07. ユダ
08. MONSTER NIGHT
09. RABBIT OR WOLF?
10. Love in snow
11. Keep the faith
12. WHITE WORLD
13. 1582
14. RESCUE
15. ギリスト!
16. 光射す方へ
17. 俺メロディ
18. 愛の華
<アンコール>
19. 花の舞う街
20. カンタービレ

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