テレビ東京の開局60周年を記念した連続ドラマ「95」の制作発表イベントが本日4月2日に東京・テレビ東京本社で行われ、主演の高橋海人(King & Prince)、キャストの中川大志、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディー(EXILE、GENERATIONS)が出席した。
4月8日23:06にスタートする「95」は早見和真による同名の青春小説をもとにしたドラマ。阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年を舞台に、社会の仕組みに抗って大切なものを守りながら、がむしゃらに駆け抜ける高校生たちの姿が描かれる。主演の高橋はKing & Princeとして主題歌も担当し、「moooove!!」を歌唱する。
登壇者たちは劇中の制服姿でステージに登場。高橋は通称Qと呼ばれる高校生・広重秋久役で、「お話をいただいたときに攻めた作品だなと思って、僕もそういった作品が大好きなので『ぜひやらせてください』とお返事しました。キャスト陣の皆さんを見たときに『この中で主演をやるのはハードルが高いな』と思って、どうやって立ち振る舞えるだろうかというのを考えました」と主演としてのプレッシャーを吐露する。さらに、役との向き合い方について「みんなと過ごす青春時代の中でどれだけ変化できるだろうかってことと、秋久の芯がブレないでいられるかというのを大事にしました」と語った。中川は「海人くんのことは学生時代から知ってて、いつか一緒にお仕事したいなという思いがあって。海人くんが主演ということが大きかったですね」と出演の決め手を明かした。
関口が演じるのは広重と同じ高校に通うドヨンこと新川道永で、「きれいごとなんですけど、僕の人生のテーマが青春なので、この作品に巡り合えたことがうれしいし、撮影期間も青春できたなと思います」と声を弾ませる。そして、実年齢とかけ離れた高校生役を演じるにあたって「この中で最年長の33歳で、とにかく高校生になることを意識しました。33歳で制服を着た人っているんですかね? もしかしたら最年長記録を更新したんじゃないかなって淡い期待があります……メンディー調べになっちゃうんですけど」とおどけつつ、「ケンカが強い役なので、アクションシーンもけっこうあって、かなり練習して臨みました。ケンカは小学4年生のときに同級生の“シタラくん”として以来してないんですよ」と語った。
1995年という時代を表現するうえで意識したことについては、松本が「そのとき流行った曲を歌うシーンがあるんですけど『愛し愛されて生きるのさ』とかを聴いたりしました」と話す。関口は「ドヨンは本を読むんですよ。ガンジーの思想が好きなんですけど、メンディーなのにガンジーのことを調べたことがなかったんです。本を読んでみたんですけど内容が難しくて。ただ1つ、ガンジーが着てるカーテンみたいな服、あれがオーダーメイドだってことがわかりました」と豆知識を披露。すると高橋が「分厚い本1冊読んで? オーダーメイドってことだけ?」とツッコミを入れた。
続いては登壇者たちが協力してドラマの魅力を伝える「『95』の見どころを95個言えるまで終われません」のコーナーへ。高橋は「音楽の数々」「秋久のここ(髪型)、聖子ちゃんを意識してます」「ドヨンの肉体美」、関口は「衣装がめちゃくちゃおしゃれ」「カラオケのシーンが最高」「中川くんの差し入れがすごかった」などそれぞれが見どころを絞り出し、95個挙げることに成功した。ここで中川が舞台の稽古を理由に退席したものの、サプライズでバースデーケーキを運びながら再登場した。明日4月3日は高橋の25歳の誕生日。キャストたちはバースデーソングを歌って高橋をお祝いし、関口は「おメンディー!」と声を張り上げた。イベントの締めくくりには高橋が「いろんなことが起きた95年なんですけど、若者たちがカッコいい大人になるために必死にもがいたりぶつかり合ったりします。そんな登場人物のみんなが最後にどんな顔で立っているのかっていうのを見届けていただきたいし、自分たちの熱量を受け取っていただけたらと思います」と作品への熱い思いを口にした。
テレビ東京系「95」
初回放送:2024年4月8日(月)23:06~
※以降毎週月曜日23:06~放送。