超特急の番組「超特急のふじびじスクール!」の公開収録が、4月7日に東京・フジテレビで行われた。
新調した学ランで登場、新たなトリオ名決定
「超特急のふじびじスクール!」は、超特急が生徒役、お笑いトリオ安田大サーカスの団長安田が先生役となって、話題の商品やサービスを楽しく、深く学んでいくという体験型バラエティ。2014年にWeb番組としてスタートし、2016年4月から2017年4月までフジテレビでオンエアされた。昨年8月には「超特急のふじびじスクール!inお台場冒険王2023」として「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!」の中で公開収録が行われ、6年ぶりの番組復活を果たしていた。今回の公開収録はフジテレビのスタジオで実施され、昼夜2部の模様はPIA LIVE STREAMで生配信も行われるという盛況ぶり。メンバーカラーを取り入れた学ランをまとった超特急の9人は、にぎやかに授業を盛り上げて8号車(超特急ファンの呼称)とのひとときを楽しんだ。
昼の部のオープニングでは、この日のために新調された制服を8号車に紹介した9人。彼らの学ランはそれぞれの個性に合わせたアレンジが施されているが、その中で“短ラン”を着用しているリョウガ、シューヤ、マサヒロに「短ランズ」なるトリオ名が授けられた。9人の中で唯一長ランをまとい、背中にはガムテープで「ワイキキ」という文字を刻んだのはアロハ。得意の“横跳び”ダンスを披露し、その“陽キャノリ”を買われた彼は過去の「ふじびじ」の中でユーキ、タカシがカテゴライズされていた“おバカキャラ”の仲間入りをすることになってしまい、この3人は「シン3バカ」というトリオ名に決まった。
場内騒然、タカシの新幹線
「短ランズ」でも「シン3バカ」でもないカイ、タクヤ、ハルのトリオ名を配信視聴組に募ったところで、授業は本題へ。昼の部では絵本アプリ「NANIRO」とヤマザキビスケットのスナック菓子「エアリアル」を題材にした授業が展開された。中でもハイライトとなったのが、「NANIRO」の授業で子供の気持ちを理解するために行われたチャレンジ企画。ステージに登場した子供たち3名の心を制限時間1分以内でつかむコーナーで、9人は頭をひねりながらそれぞれの方法で子供たちと向き合う姿を見せる。トップバッターのタクヤが「みんなも大好きなはず」と「ひき肉です!」のポーズを連発すると、続くユーキはギャグマシーンと化して一発ギャグを連発。カイはポケモンやドラゴンボールのキャラのモノマネを器用に披露してみせる。仰向けの姿でステージ上を高速移動する“新幹線”なる一発芸をその場で生み出したタカシのガッツに会場が騒然とする中、リョウガは子供たちに現金を握らせようとするアウト行為でメンバーから総ツッコミを受けていた。
「エアリアル」の授業を終えると、メンバーはリアルタイムでSNSをチェック。配信視聴組の書き込みをもとにカイ、タクヤ、ハルのトリオ名候補を挙げていき、壇上での協議の結果、3人のトリオ名は「青空にんじんズ」というメンバーカラーにちなんだ名前に決まった。会場の外からイベントを楽しむファンを対象とした企画のあとには、メンバーが会場に集まった8号車とコミュニケーションを図る企画も。“レア度”が求められるお題に最も当てはまる8号車をメンバーが客席から探し出す「現場~ズ対抗!一番◯◯な人バトル」では、3チームに分かれたメンバーが3つに分けられた客席ブロックを歩き回って“レアな人”探し。「今までに会った一番レアな有名人」「意外な二刀流を持っている人」というお題の答えを8号車に聞いて回り、超至近距離でのコミュニケーションで会場を盛り上げていた。
ツッコミどころ満載、メンバーの休日の過ごし方
第2部では、セブンイレブン「出来立てスムージー」と第一三共ヘルスケア「クリーンデンタル」を教材にした授業を受けた超特急。スムージーが健康にいい飲み物であることにちなみ、メンバーが健康的な1日を過ごしているかを確かめる「メンバーの1日チェック」では、9人の休みの日のタイムスケジュールが発表された。午後帯がほとんど「パーティータイム!」なカイ、23時から25時の2時間に「チル」とだけ書き込んだリョウガなどツッコミどころ満載のスケジュールが次々と発表されていく中、ハルは「シューヤからの誘いを断る時間」をしっかりと書き込んでメンバーと8号車を笑わせていた。
ハミガキ粉「クリーンデンタル」の授業では、メンバーが「口元きらり!輪ゴムリレーゲーム」と題した企画に挑戦。口にくわえたストローを使って輪ゴムをリレーし、そのスピードを2チームで競うこのレースは1桁号車チーム対2桁号車チームという形で行われ、メンバーは真剣に顔を寄せ合いながら輪ゴムをリレーしていく姿で客席をヒートアップさせた。
リバイバル企画・女心クイズの勝者は
配信視聴組、現場組それぞれとの交流企画ののち、この部の最後に用意されていたのは「超特急・女心クイズ」。これはレギュラー放送時代に行われ盛り上がった企画のリバイバルで、メンバーが女心を理解しているかのジャッジを下す先生として、団長先生の妻でフリーアナウンサーの安田さちがステージに迎え入れられた。ここで9人に投げかけられたのは、「付き合っている彼女に『私のどこが好き?』と聞かれたらなんと答えますか?」という質問。アロハが「広背筋」、ハルが「ゴリラみたいにかわいいところだよ♡」という笑い優先の回答を見せた年下組に対し、タクヤが「そうやって聞くところだよ♡」、リョウガが「不安にさせちゃって……ごめぇんね♡」と書き込むなど、年長組は相手の心情を理解していることを伝える回答で高評価を得る。そんな中で安田さち先生の心をつかんだのは、シューヤの「俺にだけ見せる笑顔♡」という回答。この答えは客席の8号車にも大好評で、シューヤは“顎ピース”で勝利を喜んでいた。
盛りだくさんの内容で届けられた各回2時間の授業は盛況のうちにエンディングへ。団長先生はメンバーの成長を口にし「(レギュラー放送)当時はボケてもスルーやったけど(笑)、今はみんなツッコんでくれるから安心。2桁号車(シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハル)もしゃべりかけてくれる。裏でも礼儀正しいしね」と感慨深げな表情を浮かべた。イベントの模様は、4月21日までアーカイブ配信中。