超特急のリョウガとユーキ、DISH//の橘柊生が、5月30日に東京・一ツ橋ホールで行われたゲームイベント「ハイドアウト 404 Vol.5」に出演した。
3人が爆弾処理班に?「完全爆弾解除マニュアル」
「ハイドアウト 404」は、スターダストプロモーションとAOI Pro.が手がけるゲームイベントプロジェクト。スターダストの所属タレントとAOI Pro.の映像制作技術をかけ合わせ、ゲームにフォーカスした新たなエンタテインメントの創出を目指すもので、昨年6月にプロジェクトが本格始動した。プロジェクト始動が発表された「ハイドアウト 404 Vol.0」、そして9月に東京・ヒューリックホール東京で行われた「ハイドアウト 404 Vol.1」の出演メンバーであるリョウガ、ユーキ、橘が同イベントに登場するのは約8カ月ぶり。昼夜2部にわたって行われた今回はそれぞれ「協力」「対決」をテーマに、各2タイトルのゲームがプレイされた。
「おい、この会場に“爆弾”が仕掛けられたらしいぞ!」。第1部は、リョウガの物々しいセリフで幕を開けた。役に入り切っているリョウガに橘が「あ、そういう設定でーす」とユルく返したところで、3人はさっそく最初のゲーム「完全爆弾解除マニュアル」をプレイすることに。「完全爆弾解除マニュアル」は処理担当と分析担当に分かれて爆弾の時限装置を解除するゲーム。分析担当は爆弾処理の画面を見ることができないため、お互いをつなぐ会話が時限装置解除の大きなカギとなる。分析担当・橘が手にする爆弾処理のマニュアルブックを横目に、処理担当のユーキは「面白いね、テレビゲームとボードゲームが混ざったような感じ」と初見のゲームに興味津々。しかし、いざデモプレイがスタートすると、マニュアルの解読が想像以上に難しかったのか、橘は焦りをあらわに。彼の様子を見たリョウガは「あー、遺言考えよ」と早くも諦めモードのセリフをつぶやいて観客の笑いを誘う。
その後リョウガとユーキも順に分析担当となってデモプレイを行ったが、3人は1度も爆弾処理に成功できず、「マジでムズい!」と声をそろえた。そんな中で迎えた制限時間10分の本番では橘が分析を担当。映画の登場人物のように“爆弾処理班”を演じながらゲームを進めていく3人は四苦八苦しながらもなんとか1つめのモジュールを攻略したが、ユーキが誤ってワイヤーを切ってしまったことで事態は一変。「何やってんだよお前~!」と焦りを演じるリョウガ、「ワイヤーが赤いでツートン、ツートン、ツートントン……」と突如モールス信号のような呪文を唱え出す橘、「ごめん~」とつぶやきながら必死に処理できそうなモジュールを探すユーキ……と三者三様のカオスが繰り広げられる中迎えた残り30秒、赤いランプの明滅とアラーム音が焦燥を掻き立てる中、リョウガは「PCのデータは全部消しといてください!」と言い残して“爆発”を迎えた。
「PICO PARK2」の熱狂再び
役割分担を取っ払った、ルール無視の総力戦チャレンジも失敗に終わった3人は「難しすぎる。無理ゲーだ!」と悔しがりつつ次のゲームへ。続いてプレイされたのは「ハイドアウト 404 Vol.1」で大きな盛り上がりを見せた「PICO PARK2」だ。協力必須のアクションパズルゲームということで、3人は前回と同様、抽選で選ばれた観客との協力プレイでこのゲームを楽しむことに。ステージ2「DISTANCE」の攻略を目標にゲームをスタートさせた3人は、ファン5名に細やかに声をかけ、攻略法をレクチャーしながらステージクリアを目指していく。
ファンとの協力プレイは3回にわたって行われたが、どのチームともフランクなやりとりでコミュニケーションを楽しんだリョウガ、ユーキ、橘の3人。前回のチャレンジでは難関だった“衝突厳禁”のステージ2-2も「大丈夫だよ」「少しずつね!」という細やかな声掛けでファンを励ましながら無事攻略し、初挑戦となるステージ3へと進んでいく。「FORMATION」と銘打たれたステージ3は、コースに応じたプレイヤーたちのフォーメーション形成が攻略のカギ。最初のコースでは橘が「上に重なっていけばいいのか?」と正解のフォーメーションに気付いたのをきっかけに、8人は4人が縦に連なる2つの陣形を作ってクリアを目指す。操作を担うのは一番下のプレイヤーのみとあって、ファンの頭上に乗ったリョウガとユーキがコントローラを置いて楽をするという、ホストらしからぬ行動を見せるひと幕も。そんな彼らにやり返すように、続くチャレンジでファンのプレイヤーたちが早々にリョウガとユーキの頭上に乗った連携プレイには、会場中が拍手と歓声を送って一番の盛り上がりを生み出していた。
ミニゲーム&すごろくでデッドヒート「Party Panic」
第2部がスタートすると、3人は手始めに「Party Panic」をプレイ。「Party Panic」はすごろくの各所に用意されたミニゲームで得点を稼ぎながらコマを進めトロフィー獲得を目指すマルチプレイヤーパーティゲームで、ユーキや橘は「あんまりなじみがないけど、とにかくやってみよう」とコントローラを握った。ミニゲームは連打系、バトル系、作業系と多種多様なステージが用意されているが、ここで強さを発揮したのはリョウガ。それぞれのゲームのコツをすぐにつかんで勝利を欲しいままにしたが、リョウガが勝つステージは軒並み獲得賞金が低いという不運が3人のデッドヒートを誘う。また、ゲーム中盤でトロフィーが隠されたコマのヒントに気付いたリョウガと観客たちが、己の勘のみでコマを進めるユーキをニヤニヤと眺める“密かなやりとり”もあり、観覧イベントならではの熱気がホール内に充満していた。
すべてのターンを終え、移動範囲の広さなども含めた総合ポイントでユーキが勝利を収めると、ユーキには景品としてゲーミングイヤホンが贈られた。「100ターンやりたい!」と興奮気味に語る橘に、リョウガは「いや、(連打しすぎで)腕がもたないから!(笑)」とひと言。そして、協力プレイが鍵を握っていた第1部に対し第2部は“対決”がテーマであることを観客に伝えた3人は、続いてプレイするタイトル「スーパーボンバーマン R2」をコールした。
「ボンバーマン」でファンとガチバトル
第1部の「PICO PARK2」と同様、「スーパーボンバーマン R2」も来場者参加型で行われ、リョウガ、ユーキ、橘は抽選に当たって挑戦権を獲得したファンとの“ガチバトル”を楽しんだ。抽選時に定員より1人分多くクジを引いてしまったことから、橘は自身のキャラ・黒ボンのコントローラをファンに託して黒ボンを応援。その後もユーキ、リョウガが順番にコントローラをファンに預ける流れが生まれ、ステージ上からアドバイスを送りながら戦況を見守った。
ファンが見せたファインプレーに「今のうまい! ブチ上がり!」と席を立ち上がったりと、終始白熱した様子を見せた「スーパーボンバーマン R2」の対決。「マジで勝ちに行くから」と本気で勝負に挑む橘が圧倒する空気感が生まれると、リョウガはスタッフに話しかけるふりをして立ち上がり、橘の視界を妨害してファンをサポートする。全力でファンにぶつかってバトルを楽しむ橘&ユーキと、立ち回りを計算してファンに花を持たせようとするリョウガ。戦いの進め方にそれぞれの優しさが垣間見えた対決は橘とユーキの圧勝に終わり、3人は「最初はボンバー!」で始まるじゃんけんで勝利の景品である特製クリアファイルをファンにプレゼントしていた。
すべての対決を終え、リョウガが「皆さんとゲームするの、楽しいですね」と言うと、ユーキは「普段見れない姿が見られるからね」と返答。続けてユーキは橘の容赦のなさを「ある意味ボンバーマンだよ」と表現し、「空気ボンバーマン? 絶対に付けられたくないあだ名!(笑)」と橘をタジタジにさせていた。そして「ただ楽しいだけ」とイベントを振り返った3人。橘が「1年に3回ペースでやってるから、倍くらいのペースにしたいね」と言うと、リョウガも「わかるよ。めちゃくちゃ定期的にやりたい!」と即答。「(ゲームに)当たらなかった皆さんも楽しめました?」というユーキの声に客席から温かい拍手が返ってくると、橘は「会場全員で遊べるようなゲームも模索していきたいね」と今後の大きな展望を語っていた。
